ART NAGOYA 2012 レポート1~新澤悠

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ART NAGOYA 2012、現地より第一信をお送りします。

開催前日、Book Gallery CAUTIONの浜田さんと共に一路名古屋へ。
額装作品を一点とマット付き作品を二点、手持ちで持って行ったのですが、今回も文句なしの晴天。
雨男の汚名もそろそろ返上できそうです。

名古屋に到着後は、荷物もあるのでタクシーに乗って会場であるウェスティンナゴヤキャッスルへ移動。
事務局の方から鍵を頂き、割り当てられた部屋に入ると窓のど真ん中に名古屋城の天守閣が。観光旅行なら素直に喜べたのですが、これに負けない展示をしなければならないとなると、少々複雑です。ともあれ、事前に届いていた荷物を開けて展示開始。浜田さんの的確な指示と作業の元、ホテルルームは見る間に展示室へと早変わり。自分では思いつかないレイアウト構成に、「これがプロか」と感心しきりでしたが、翌日それを合流した綿貫さんに言ったら「KIAFの後は君がやるんだよ」との死刑宣告が。何やら過ぎ行く日々が自動昇降式の十三階段に思えてきた今日この頃です。

明日にはそんなどん底に叩き落とされるとは露知らず、残るは微調整のみだから明日に片付けることにして、本日の作業は終了。移動+作業の疲れもあって、再びタクシーで宿泊先のホテルへ移動しました。チェックインして部屋に荷物を放り込んだら、徒歩でフロントお勧めの近所の居酒屋へ。飲み物で喉を潤した後は、名古屋名物の手羽先でお腹を満たしました。前情報だと甘みの強い味を想像していたのですが、自分が食べたものは程よく胡椒が効いており、数を食べても飽きが来ませんでした。他には「コーチン料理」というメニューがあったので、その中から卵焼きを頼んでみたのですが、出てきたのは鉄板に乗った普通の卵焼き、肉か野菜と混ぜ合わせたようなものを想像していた自分と浜田さんは思わず「?」と首をかしげてしまいました。後で調べて知りましたが、「名古屋コーチン」というのは愛知県特産である鶏の肉用品種のことでした。その肉と卵を使った料理、ということですね。

今回こそは平和に一日が終われそうで良かった。そんな風に満腹になった頭で考えていた自分ですが、そこで浜田さんから爆弾が。

「そういえば動画撮影用の三脚は?」

……今回の『ネタ』はこれかー!
宮脇愛子展に続いて、今回も展示会の様子は動画で撮影する予定です。手持ちではとにかく画像がブレるので、三脚を購入して使用する予定だったのですが…下調べをしたっきりですっかり意識から抜け落ちていました。幸い調べてみると名古屋駅前に某家電量販店があったので、翌日の朝に買いに行くことに。
……えーと、これはあれだよ。買っておいた物を東京に忘れてきた、という状況よりはマシだよ。
そう自分に言い訳しつつ、夜は更けて行くのでした。

(しんざわ ゆう)

以下の写真は木曜夜の時点での展示風景です。

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◆ときの忘れものは、「ART NAGOYA 2012」に出展しています。
名古屋・魔方陣
会期:2012年8月4日[土]―8月5日[日]
(プレビュー:8月3日[金]13:00 - 18:30)
会場:ウェスティンナゴヤキャッスル 9Fエグゼクティブフロア
出展作品:ロベール・ドアノー、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ジョナス・メカス、瑛九、草間彌生、光嶋裕介、永井桃子、ハ・ミョンウン

◆今月のWEB展は「宮脇愛子展」です。