KIAF 2012・ソウルより報告2~新澤悠

KIAF 2012、現地より第二信をお送りします。
とんでもない出だしで始まった今回のKIAFですが、そこは流石の綿貫さん、文字通り転んでもただでは起きません。「厄払いは済んだし、今回はジャンジャン売れるぞ!」と笑う姿は頼もしい限りです。とはいえ無理は禁物。公開初日は綿貫さんは念のためお休みでした。病院への付き添いのために別行動をしていた自分がときの忘れものブースに到着してみると、何やら昨日から結構な変化があり、ほぼ完成した展示が。流石は浜田さん、仕事が早い! 自分の合流後は壁に棚を取り付けてカタログ類を並べ、作家の野口琢郎さんと通訳のアンボラミさんも合流して準備完成、プレビューの始まりです。ちなみにこの時点で草間彌生の作品が既に数点売約済み。早速綿貫さんの言葉が現実に…!
以下が今回のときの忘れものブースの風景です。
ブース正面。
一番の目玉はやはり安藤忠雄の「中之島プロジェクト Ⅱ [アーバンエッグ1]」。
その左に同じく安藤作品と、右に磯崎新の「SHADOW 1」「MOCA #1」 のコラージュバージョン。その更に右に、先月展覧会を行った君島彩子の墨絵。
ブース正面左。
手前に来月個展を開催する野口琢郎の箔画三点と、その奥に宮脇愛子の「作品」。
ブース正面右。
手前から草間彌生の「靴」「朝が来たE」「夜に読む本A」「南瓜」。
ブース外側。
手前に根岸文子の作品五点と、奥に安藤忠雄の「大山崎山荘 I」
人の入りですが、社長曰く「今年はやや控えめかな?」とのこと。自分から見れば、端から端まで見渡せないサイズの会場に、183ものギャラリーが入っているのですし、十分人は多いように見えたのですが、まだまだ認識が甘いようで。
土曜日開場前のエントランス近辺。
来場者の多さに期待が募ります。
チケットカウンターにも長蛇の列。
午後になっても短くなっていませんでした。
会場入り口から伸びる正面通路。
人のいるいないに関わらず先が見えません。
ざっと見て回るだけでも一苦労です。
人が入るとこんな感じです。
ちなみにこれは土曜日の開場直後に撮った写真。
午後はもっとすごかったです。
ときの忘れものブースにて、作家の野口琢郎さんと自作品の記念撮影。
韓国では金は縁起が良いとされ、小さい子供に金のリングを送る習慣もあるそうです。そういった下地があるせいか、野口さんの箔画(木版の上に漆を塗り、そこに西陣織で使われる金/銀/白銀箔でイメージを作る)に興味を惹かれる来場者も多く、来月の個展のお知らせを受け取りたいという方も多数いらっしゃいました。
14日に合流された出展作家の君島彩子さんは、美術館での勤務経験があるそうで、首に掛けた関係者パスと、自分の作品に合わせたという白いジャケット姿もあり、どこから見ても展示会スタッフの貫禄。実際来場者の皆様にも色々と質問をされていました。
初日、一般公開開始の二日目、そして平日最後の三日目と、ボウズの日はなく、草間彌生以外にも、安藤忠雄と磯崎新の作品が売約となり、おおよそ順調に進んでいるなぁ、などと呑気に構えていたのが運の尽きだったのでしょうか、六月に自分一人で行ってきた釜山のイベントより、四ヶ月越しの刺客が! 詳細は書けませんし、結果も平穏に終わったのでまぁ良しと言えるのですが、事の推移中は秒単位で胃に穴が空きそうな気分でした。おかげで晩御飯に食べたサムゲタンが荒れた胃を労ってくれるようでとても美味しかったです。人間本当にどこで何が災い(幸い)するか分かりませんね!
次回のKIAFレポートは、恒例の新澤的お気に入り出展作品紹介を行いたいと思います。
ただ、今回は気に入った/気になった作品だけでも写真の枚数が100を超えてしまったため、記事を二回に分け、所感なしの画像尽くしの記事でお送りします。少しでも会場の雰囲気を感じてもらえれば幸いです。
どうぞお楽しみに。
なお私たち海外出張組は今日と明日がかきいれどきですが、東京の画廊は今日(日曜)と明日(月)はお休みですので、ご注意ください。
(しんざわ ゆう)
◆ときの忘れものは韓国・ソウルのアートフェア「KIAF 2012」に出展しています。
会期=9月13日[木]―9月17日[月]
会場:COEX Korea Exhibition Center ときの忘れものブースNo.A-43

出展作家:安藤忠雄、磯崎新、宮脇愛子、草間彌生、根岸文子、野口琢郎、君島彩子

KIAF 2012、現地より第二信をお送りします。
とんでもない出だしで始まった今回のKIAFですが、そこは流石の綿貫さん、文字通り転んでもただでは起きません。「厄払いは済んだし、今回はジャンジャン売れるぞ!」と笑う姿は頼もしい限りです。とはいえ無理は禁物。公開初日は綿貫さんは念のためお休みでした。病院への付き添いのために別行動をしていた自分がときの忘れものブースに到着してみると、何やら昨日から結構な変化があり、ほぼ完成した展示が。流石は浜田さん、仕事が早い! 自分の合流後は壁に棚を取り付けてカタログ類を並べ、作家の野口琢郎さんと通訳のアンボラミさんも合流して準備完成、プレビューの始まりです。ちなみにこの時点で草間彌生の作品が既に数点売約済み。早速綿貫さんの言葉が現実に…!
以下が今回のときの忘れものブースの風景です。
ブース正面。一番の目玉はやはり安藤忠雄の「中之島プロジェクト Ⅱ [アーバンエッグ1]」。
その左に同じく安藤作品と、右に磯崎新の「SHADOW 1」「MOCA #1」 のコラージュバージョン。その更に右に、先月展覧会を行った君島彩子の墨絵。
ブース正面左。手前に来月個展を開催する野口琢郎の箔画三点と、その奥に宮脇愛子の「作品」。
ブース正面右。手前から草間彌生の「靴」「朝が来たE」「夜に読む本A」「南瓜」。
ブース外側。手前に根岸文子の作品五点と、奥に安藤忠雄の「大山崎山荘 I」
人の入りですが、社長曰く「今年はやや控えめかな?」とのこと。自分から見れば、端から端まで見渡せないサイズの会場に、183ものギャラリーが入っているのですし、十分人は多いように見えたのですが、まだまだ認識が甘いようで。
土曜日開場前のエントランス近辺。来場者の多さに期待が募ります。
チケットカウンターにも長蛇の列。午後になっても短くなっていませんでした。
会場入り口から伸びる正面通路。人のいるいないに関わらず先が見えません。
ざっと見て回るだけでも一苦労です。
人が入るとこんな感じです。ちなみにこれは土曜日の開場直後に撮った写真。
午後はもっとすごかったです。
ときの忘れものブースにて、作家の野口琢郎さんと自作品の記念撮影。韓国では金は縁起が良いとされ、小さい子供に金のリングを送る習慣もあるそうです。そういった下地があるせいか、野口さんの箔画(木版の上に漆を塗り、そこに西陣織で使われる金/銀/白銀箔でイメージを作る)に興味を惹かれる来場者も多く、来月の個展のお知らせを受け取りたいという方も多数いらっしゃいました。
14日に合流された出展作家の君島彩子さんは、美術館での勤務経験があるそうで、首に掛けた関係者パスと、自分の作品に合わせたという白いジャケット姿もあり、どこから見ても展示会スタッフの貫禄。実際来場者の皆様にも色々と質問をされていました。
初日、一般公開開始の二日目、そして平日最後の三日目と、ボウズの日はなく、草間彌生以外にも、安藤忠雄と磯崎新の作品が売約となり、おおよそ順調に進んでいるなぁ、などと呑気に構えていたのが運の尽きだったのでしょうか、六月に自分一人で行ってきた釜山のイベントより、四ヶ月越しの刺客が! 詳細は書けませんし、結果も平穏に終わったのでまぁ良しと言えるのですが、事の推移中は秒単位で胃に穴が空きそうな気分でした。おかげで晩御飯に食べたサムゲタンが荒れた胃を労ってくれるようでとても美味しかったです。人間本当にどこで何が災い(幸い)するか分かりませんね!
次回のKIAFレポートは、恒例の新澤的お気に入り出展作品紹介を行いたいと思います。
ただ、今回は気に入った/気になった作品だけでも写真の枚数が100を超えてしまったため、記事を二回に分け、所感なしの画像尽くしの記事でお送りします。少しでも会場の雰囲気を感じてもらえれば幸いです。
どうぞお楽しみに。
なお私たち海外出張組は今日と明日がかきいれどきですが、東京の画廊は今日(日曜)と明日(月)はお休みですので、ご注意ください。
(しんざわ ゆう)
◆ときの忘れものは韓国・ソウルのアートフェア「KIAF 2012」に出展しています。
会期=9月13日[木]―9月17日[月]
会場:COEX Korea Exhibition Center ときの忘れものブースNo.A-43

出展作家:安藤忠雄、磯崎新、宮脇愛子、草間彌生、根岸文子、野口琢郎、君島彩子
コメント