昨年のときの忘れものの大事件といえば5月の「光嶋裕介銅版画展―Landscape at Night」と、10月の「野口琢郎展」。
二人とも30代の若い作家で、いつもは「売れない」「人が来ない」展覧会ばかりなのに、このときは来場者は記録的、ともに完売に近い売れ行きでした。
若い才能のきらめきに久しぶりに心躍ったイベントでした。
光嶋裕介さんは建築家ですが、同時に寸暇を惜しんでスケッチをし、銅版画をつくり続けている。
昨年の個展をご覧になった大阪の若い画商新居さんが光嶋さんの個展を開いてくれることになり、先日光嶋さんから案内状が届きました。


光嶋裕介展
会期=2013年3月15日~31日
会期中無休
会場=Nii Fine Arts
全くの偶然ですが、光嶋さんの個展の会期と、光嶋さんの師匠石山修武先生が企画監修する『具体 Gコレクションより』の会期がモロ重複。期せずして師弟の東西対決(?)と相成りました。
何とか大阪にも行きたいのだけれど・・・
一方、野口琢郎さんも昨秋の個展をご覧になったニュートロンの石橋圭吾さんがユニークな作風を評価してくださったようで、石橋さん企画のグループ展「匠と侍」展に野口さんを誘ってくださり、その案内状も届きました(ただいま開催中)。

「匠と侍」現代の工芸と美術の新進気鋭作家展
会期=2013年2月27日~3月5日
会場=阪急うめだ本店アートステージ
野口さんは作品制作の様子を日々フェイスブックに掲載している。おかげで彼の作品の作り方、苦心のしどころが少し理解できました。京都の寒さに耐えて、新作をかなりのスピードで仕上げたらしい。グループ展なのに、毎日会場に通い、お客さまに応接しているようです。作品にも人にも真摯な姿勢が好ましいですね。
光嶋さん、野口さん、若い二人の展覧会が、同じ時期に大阪で開かれる。
関西方面の方、ぜひお出かけください。
◆ときの忘れものは2013年3月15日[金]―3月30日[土]「具体 Gコレクションより」展を開催します(※会期中無休)。

企画・監修=石山修武
出品:白髪一雄、吉原治良、松谷武判、上前智祐、堀尾貞治、高崎元尚、鷲見康夫
※3月16日(土)17時より、石山修武さんと河﨑晃一さんによるギャラリートークを開催します。
■河﨑晃一
造型作家、美術館学芸員。
1952年兵庫県芦屋市生まれ。甲南大学経済学部卒業。卒業後、染色家中野光雄氏に師事、80年から毎年植物染料で染めた布によるオブジェを発表。87年第4回吉原治良賞美術コンクール展優秀賞、第18回現代日本美術展大原美術館賞受賞。
『画・論長谷川三郎』の編集、甲南学園長谷川三郎ギャラリーや芦屋市立美術博物館の開設に携わり「小出楢重と芦屋展」「吉原治良展」「具体展」「阪神間モダニズム展」「震災と表現展」などを企画した。93年にはベネチアビエンナーレ「東洋への道」の具体の野外展再現、99年パリジュドポムの「具体展」など海外での具体の紹介に協力。06年よりは兵庫県立美術館に勤務されました。
(要予約/参加費1,000円)。
メールにてお申し込みください。
E-mail: info@tokinowasuremono.com
二人とも30代の若い作家で、いつもは「売れない」「人が来ない」展覧会ばかりなのに、このときは来場者は記録的、ともに完売に近い売れ行きでした。
若い才能のきらめきに久しぶりに心躍ったイベントでした。
光嶋裕介さんは建築家ですが、同時に寸暇を惜しんでスケッチをし、銅版画をつくり続けている。
昨年の個展をご覧になった大阪の若い画商新居さんが光嶋さんの個展を開いてくれることになり、先日光嶋さんから案内状が届きました。


光嶋裕介展
会期=2013年3月15日~31日
会期中無休
会場=Nii Fine Arts
全くの偶然ですが、光嶋さんの個展の会期と、光嶋さんの師匠石山修武先生が企画監修する『具体 Gコレクションより』の会期がモロ重複。期せずして師弟の東西対決(?)と相成りました。
何とか大阪にも行きたいのだけれど・・・
一方、野口琢郎さんも昨秋の個展をご覧になったニュートロンの石橋圭吾さんがユニークな作風を評価してくださったようで、石橋さん企画のグループ展「匠と侍」展に野口さんを誘ってくださり、その案内状も届きました(ただいま開催中)。

「匠と侍」現代の工芸と美術の新進気鋭作家展
会期=2013年2月27日~3月5日
会場=阪急うめだ本店アートステージ
野口さんは作品制作の様子を日々フェイスブックに掲載している。おかげで彼の作品の作り方、苦心のしどころが少し理解できました。京都の寒さに耐えて、新作をかなりのスピードで仕上げたらしい。グループ展なのに、毎日会場に通い、お客さまに応接しているようです。作品にも人にも真摯な姿勢が好ましいですね。
光嶋さん、野口さん、若い二人の展覧会が、同じ時期に大阪で開かれる。
関西方面の方、ぜひお出かけください。
◆ときの忘れものは2013年3月15日[金]―3月30日[土]「具体 Gコレクションより」展を開催します(※会期中無休)。

企画・監修=石山修武
出品:白髪一雄、吉原治良、松谷武判、上前智祐、堀尾貞治、高崎元尚、鷲見康夫
※3月16日(土)17時より、石山修武さんと河﨑晃一さんによるギャラリートークを開催します。
■河﨑晃一
造型作家、美術館学芸員。
1952年兵庫県芦屋市生まれ。甲南大学経済学部卒業。卒業後、染色家中野光雄氏に師事、80年から毎年植物染料で染めた布によるオブジェを発表。87年第4回吉原治良賞美術コンクール展優秀賞、第18回現代日本美術展大原美術館賞受賞。
『画・論長谷川三郎』の編集、甲南学園長谷川三郎ギャラリーや芦屋市立美術博物館の開設に携わり「小出楢重と芦屋展」「吉原治良展」「具体展」「阪神間モダニズム展」「震災と表現展」などを企画した。93年にはベネチアビエンナーレ「東洋への道」の具体の野外展再現、99年パリジュドポムの「具体展」など海外での具体の紹介に協力。06年よりは兵庫県立美術館に勤務されました。
(要予約/参加費1,000円)。
メールにてお申し込みください。
E-mail: info@tokinowasuremono.com
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