本日は日曜ですが、ときの忘れものは開廊しています。
毎度恐縮ですが亭主の自慢話です。
亭主は行商時代、日本全県を歩いていますが、中でも足しげく通ったのが、一に盛岡、二に勝山(福井県)、三に大曲(秋田県)でしょうか。
先日、福井県勝山の荒井由泰さんが上京された。
ブログでのコレクション物語は大好評でしたが、相変わらず蒐集熱は下がらず(39度くらいか)恩地孝四郎などあちこちの画廊や古書店で掘り出したお宝を見せびらかしに来て、亭主を悔しがらせる。
そこへ久しぶりに師匠・植田実先生が相棒の編集者Nさんと来廊。もちろん荒井さんと植田先生は旧知の仲。
植田先生、すっかりやつれている。聞けばどこかで転んだらしく、それがもとですっかり体調を崩してしまわれたようです。
「老人の敵は転倒です。お元気だった●●先生も転倒がもとで亡くなりました。植田先生ももう若くないんだから気をつけてくださいよ。」と日ごろ植田先生の若さに嫉妬している亭主はここぞとばかり責め立てる。植田先生苦笑い。
荒井さん、植田先生、Nさんと連れ立って近くの蕎麦屋さんで一献。
福井の代表的産業である繊維関連の会社の経営者でもある荒井さんが自然と文化的伝統に恵まれた福井の素晴らしさを語ってくれたのですが、福井(というより勝山)のこととなると亭主も黙ってはいられない。
おろし蕎麦から始まって、瑛九とコレクターたち、悪評ばかり先行してしまった越前大仏の素晴らしさ、黒川紀章の福井県立恐竜博物館と磯崎新の中上邸イソザキホール、亭主が日本一美しい墓地と喧伝する平泉寺の共同墓地、冬の左義長まつり、ブータンとの交流、荒井さんの会社がつくった全国にも珍しい定時制高校、etc.,
荒井さんが「ワタヌキさんはフクイの宣伝部長さんです」とおだててくれるからなおのこと、北陸福井のそれも人口3万に満たない勝山市の魅力はいくらしゃべっても尽きない。
まあお酒もお蕎麦もうまかったし、ゴキゲンな一夜でした。
それから数日後、福井県のアンテナショップであるふくい南青山291から案内状が届いた。
荒井さんのご配慮かしらと思ったらどうも違う、見知らぬ人の添え書きがある。
「いぜん福井の美術館で、カードホルダー買ってもらったものです。高島敏昭」
福井県で活動中の陶器、染、和紙、漆、ステンドグラスの作り手5人に、福井で生まれた文房流のお花、お茶をコラボレーションした展示販売会の案内でした。
福時~ふくどき~
2013年4月20日~22日
会場:ふくい南青山291


確かに何年か前、福井県立美術館のミュージアムショップで社長がカードホルダーを買い、画廊の記帳台の上においていつも案内状をさしている。

ふくい南青山291は表参道駅から近くにあります。ときの忘れものの帰途、どうぞみなさんお立ち寄りください。
毎度恐縮ですが亭主の自慢話です。
亭主は行商時代、日本全県を歩いていますが、中でも足しげく通ったのが、一に盛岡、二に勝山(福井県)、三に大曲(秋田県)でしょうか。
先日、福井県勝山の荒井由泰さんが上京された。
ブログでのコレクション物語は大好評でしたが、相変わらず蒐集熱は下がらず(39度くらいか)恩地孝四郎などあちこちの画廊や古書店で掘り出したお宝を見せびらかしに来て、亭主を悔しがらせる。
そこへ久しぶりに師匠・植田実先生が相棒の編集者Nさんと来廊。もちろん荒井さんと植田先生は旧知の仲。
植田先生、すっかりやつれている。聞けばどこかで転んだらしく、それがもとですっかり体調を崩してしまわれたようです。
「老人の敵は転倒です。お元気だった●●先生も転倒がもとで亡くなりました。植田先生ももう若くないんだから気をつけてくださいよ。」と日ごろ植田先生の若さに嫉妬している亭主はここぞとばかり責め立てる。植田先生苦笑い。
荒井さん、植田先生、Nさんと連れ立って近くの蕎麦屋さんで一献。
福井の代表的産業である繊維関連の会社の経営者でもある荒井さんが自然と文化的伝統に恵まれた福井の素晴らしさを語ってくれたのですが、福井(というより勝山)のこととなると亭主も黙ってはいられない。
おろし蕎麦から始まって、瑛九とコレクターたち、悪評ばかり先行してしまった越前大仏の素晴らしさ、黒川紀章の福井県立恐竜博物館と磯崎新の中上邸イソザキホール、亭主が日本一美しい墓地と喧伝する平泉寺の共同墓地、冬の左義長まつり、ブータンとの交流、荒井さんの会社がつくった全国にも珍しい定時制高校、etc.,
荒井さんが「ワタヌキさんはフクイの宣伝部長さんです」とおだててくれるからなおのこと、北陸福井のそれも人口3万に満たない勝山市の魅力はいくらしゃべっても尽きない。
まあお酒もお蕎麦もうまかったし、ゴキゲンな一夜でした。
それから数日後、福井県のアンテナショップであるふくい南青山291から案内状が届いた。
荒井さんのご配慮かしらと思ったらどうも違う、見知らぬ人の添え書きがある。
「いぜん福井の美術館で、カードホルダー買ってもらったものです。高島敏昭」
福井県で活動中の陶器、染、和紙、漆、ステンドグラスの作り手5人に、福井で生まれた文房流のお花、お茶をコラボレーションした展示販売会の案内でした。
福時~ふくどき~
2013年4月20日~22日
会場:ふくい南青山291


確かに何年か前、福井県立美術館のミュージアムショップで社長がカードホルダーを買い、画廊の記帳台の上においていつも案内状をさしている。

ふくい南青山291は表参道駅から近くにあります。ときの忘れものの帰途、どうぞみなさんお立ち寄りください。
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