明日から5月。
連休を皆さんいかがお過ごしでしょうか。
亭主と社長は久しぶりの2日連続休みを自宅でのんびり、このブログも自宅で書いています。
ときの忘れものは暦通りの営業です(日曜、月曜、祝日は休廊)。
短い会期ですが、5月1日(水)ー5月11日(土)に「五月の画廊コレクション~ベン・ニコルソン他」を開催しますので、都心におでかけの方、どうぞご来廊ください。
3,4,5,6日はお休みですのでご注意ください。
各地の皆さんから連休期間中の展覧会の案内をいただきました。
ありがとうございます。全部は行けませんが、いくつかご紹介しましょう。
◆青森県三沢で修司忌
寺山修司さんが47歳で亡くなって30年、義弟の森崎偏陸さんから三沢でのイベントのご案内をいただきました。
青森県三沢市の寺山修司記念館の5月4日のイベント。見逃したら、絶対後悔しますので、ここに、紹介します。
三上博史さんの寺山修司作品の朗読です。
寺山修司の誕生と、死に焦点を当てて、僕が、構成しました。
谷川俊太郎さんと、九條今日子さんのエッセイも朗読して貰います。
寺山修司が父親になろうとした時の、現実と、回想の嘘‼
バリの弘子ゴバースさんが保管していた、寺山修司の資料の中から新発見の歌詞「ブルトンヌのパリの夜に捧ぐる唄」を、三上さんが最後に歌います。
三上博史さんの声は、寺山修司の世界を、観客の目の前に見事にくっきりと、現出させるチカラが有ります。
5月4日.昼2時から、一時間とほんの少しの短い時間ですが、とてつもなく広大な寺山修司の世界と出会えるでしょう!!!
森崎偏陸


「寺山修司の原稿と本 ―寺山修司の直筆原稿と生前全著作―」
三沢市立寺山修司記念館
第一作品集『われに五月を』(1957年)から『ニーベルンゲンの指環・ラインの黄金』(1983年)まで、寺山修司生前の全著作187冊(編著/翻訳を含む)を展示。
●「修司忌/献花」寺山修司命日
2013年5月4日(土・祝)13時から
会場:寺山修司顕彰文学碑(屋外無料/館内有料)
●寺山修司へのオマージュ「懐かしのわが家」
2013年5月4日(土・祝)13時10分から
会場:寺山修司顕彰文学碑(屋外無料/館内有料)
朗読:佐々木英明(寺山修司記念館館長/詩人)、
青森大学演劇団「健康」、
青森大学文芸部「幸畑文学」
舞踏:福士正一(舞踏家/オドラデク道路劇場主宰)
●三上博史ライヴ「ロング・グッドバイ 寺山修司に捧ぐ」
2013年5月4日(土・祝)14時から
会場:屋外多目的スペース(屋外無料/館内有料)
出演:三上博史(俳優)、
エミ・エレオノーラ(ミュージシャン)
◆盛岡でシャガール版画展
先日盛岡に行ったことはこのブログでも書きました。
打ち合わせが終わったので岩手県立美術館に行き、ちょうど開催中だった「宇都宮美術館コレクションによる マルク・シャガール版画展」を社長と一緒に観てきました。
「宇都宮美術館コレクションによる
マルク・シャガール版画展」
会期:2013年4月6日(土)~5月6日(月・祝)
会場:岩手県立美術館
時間:9:30~18:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(ただし4/29、5/6は開館)

亭主はシャガールに関してはいささかうるさい。
1989年7月ニースの国立マルク・シャガール聖書のメッセージ美術館での「生誕100年記念展」のレセプションにも招かれ出席しました。
ちょっと生臭い話しになりますが、亭主が今までに売った最も高い作品もシャガールです。
それはともかく、盛岡でのマルク・シャガール版画展、初期の銅版画連作「我が生涯」は何度見ても見飽きない。シャガールの最高傑作であり、版画史上屈指の名作です。
同館二階で松本竣介、萬鉄五郎、舟越保武を堪能して一階企画室でシャガールを見る、きっと心休まるひと時になるでしょう。
◆浦和で「瑛九と山田光春ー葛藤の果てに」
凄いタイトルですねえ、埼玉県立近代美術館学芸員の梅津元さんから「たまもの 埼玉県立近代美術館大コレクション展」のご案内をいただきました。
埼玉では、4月4日~5月19日の会期で、「たまもの 埼玉県立近代美術館 大コレクション展」を開催します。
作品のみならず、資料、図書、映像、椅子など多様なコレクションを、約30ほどのテーマで構成する大規模なコレクション展です。
私は5つのテーマを担当していますが、そのうちのひとつが、「瑛九と山田光春―葛藤の果てに」です。
資料展示中心のささやかなコーナーですが、今後、瑛九と山田光春の関係を紹介していくための最初の一歩と位置付けています。
梅津元

たまもの
埼玉県立近代美術館大コレクション展
会期=2013年4月4日[木]-5月19日[日]
埼玉県立近代美術館
同館の案内によれば、<企画展示室・常設展示室の両方を使い、エントランスや図書室など、館内のさまざまなエリアも活用して、前代未聞の規模で当館の収蔵品を紹介する試みです。出品作品は目標1,000点!
時代やジャンルにとらわれない、32の多彩なテーマで構成された展示では、作品と作品との意外な出会いや、新たなつながりを発見できることでしょう。お馴染みの巨匠の作品から、普段はめったに展示されない資料や書籍まで、美術館がこれまでに授かった「たまもの」=「コレクション」の魅力をたっぷりとお楽しみください。>とのこと。
瑛九命の亭主にとっては見逃すわけには参りません。
山田光春先生についてはいずれきちんと書いておきたいのですが、瑛九の生涯の友人であり、画家であり、『瑛九 評伝と作品』(1976年・青龍洞刊)の著者として、瑛九研究の泰斗です。
その最大の功績は手弁当で全国のコレクターを訪ね歩き、たったひとりで四百数十点を収録した私家版写真アルバム『瑛九油絵作品写真集』(1977年刊、山田光春編)を編集製作してくれたことです。
3冊組よりなる同アルバムは、一点一点のカラー写真が貼られ、番号、タイトル、制作年、サイズ、所蔵者名、撮影場所と撮影年月日が記載されている油彩のカタログレゾネです。漏れや、誤記もありますが、今から30数年前に(まだ瑛九周辺の人がほとんどご存命だった)製作してくれたことはいくら感謝してもしきれない。
同アルバムは手作りで4組ほどが作られ、都夫人、久保貞次郎先生、瑛九の会の木水育男さん、そして山田家に遺されました。久保先生旧蔵のものが今は私どもときの忘れものにあります。
作家としても活躍した山田さんですが、やっと光があたってきたようです。「葛藤の果てに」とはおだやかじゃありませんが、先ずは連休中にかけつけて梅津先生の料理をじっくりと味わってきましょう。
以前、某美術館の写真展に関して出品リストすら用意しない怠慢をこのブログで怒りまくったことがありましたが、本展はちゃんと出品リストをウエブで公開してくれている。公立美術館はこうでなくちゃあね。
因みにときの忘れものも5月17日[金]―6月1日[土]の会期で第23回瑛九展を開催します。
5月31日(金)18時より、梅津元さん(埼玉県立近代美術館主任学芸員/芸術学)によるギャラリートークを開催します(要予約/参加費1,000円)ので、ぜひ皆さんご参加ください。
E-mail:info@tokinowasuremono.com
◆ときの忘れものは、2013年5月1日[水]―5月11日[土] 「五月のコレクション展~ベン・ニコルソン他」を開催します。※日・月・祝日休廊
画廊のゴールデン・ウィークは暦通りの営業です(日曜、月曜、祝日は休廊)ので、5月3日(金)、4日(土)、5日(日)、6日(月)はお休みですのでご注意ください。

「五月のコレクション展~ベン・ニコルソン他」
出品:ベン・ニコルソン、阿部金剛、オノサト・トシノブ、馬場彬、鷲見康夫、斎藤義重、難波田龍起、セルジュ・ポリアコフ、草間彌生
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連休を皆さんいかがお過ごしでしょうか。
亭主と社長は久しぶりの2日連続休みを自宅でのんびり、このブログも自宅で書いています。
ときの忘れものは暦通りの営業です(日曜、月曜、祝日は休廊)。
短い会期ですが、5月1日(水)ー5月11日(土)に「五月の画廊コレクション~ベン・ニコルソン他」を開催しますので、都心におでかけの方、どうぞご来廊ください。
3,4,5,6日はお休みですのでご注意ください。
各地の皆さんから連休期間中の展覧会の案内をいただきました。
ありがとうございます。全部は行けませんが、いくつかご紹介しましょう。
◆青森県三沢で修司忌
寺山修司さんが47歳で亡くなって30年、義弟の森崎偏陸さんから三沢でのイベントのご案内をいただきました。
青森県三沢市の寺山修司記念館の5月4日のイベント。見逃したら、絶対後悔しますので、ここに、紹介します。
三上博史さんの寺山修司作品の朗読です。
寺山修司の誕生と、死に焦点を当てて、僕が、構成しました。
谷川俊太郎さんと、九條今日子さんのエッセイも朗読して貰います。
寺山修司が父親になろうとした時の、現実と、回想の嘘‼
バリの弘子ゴバースさんが保管していた、寺山修司の資料の中から新発見の歌詞「ブルトンヌのパリの夜に捧ぐる唄」を、三上さんが最後に歌います。
三上博史さんの声は、寺山修司の世界を、観客の目の前に見事にくっきりと、現出させるチカラが有ります。
5月4日.昼2時から、一時間とほんの少しの短い時間ですが、とてつもなく広大な寺山修司の世界と出会えるでしょう!!!
森崎偏陸


「寺山修司の原稿と本 ―寺山修司の直筆原稿と生前全著作―」
三沢市立寺山修司記念館
第一作品集『われに五月を』(1957年)から『ニーベルンゲンの指環・ラインの黄金』(1983年)まで、寺山修司生前の全著作187冊(編著/翻訳を含む)を展示。
●「修司忌/献花」寺山修司命日
2013年5月4日(土・祝)13時から
会場:寺山修司顕彰文学碑(屋外無料/館内有料)
●寺山修司へのオマージュ「懐かしのわが家」
2013年5月4日(土・祝)13時10分から
会場:寺山修司顕彰文学碑(屋外無料/館内有料)
朗読:佐々木英明(寺山修司記念館館長/詩人)、
青森大学演劇団「健康」、
青森大学文芸部「幸畑文学」
舞踏:福士正一(舞踏家/オドラデク道路劇場主宰)
●三上博史ライヴ「ロング・グッドバイ 寺山修司に捧ぐ」
2013年5月4日(土・祝)14時から
会場:屋外多目的スペース(屋外無料/館内有料)
出演:三上博史(俳優)、
エミ・エレオノーラ(ミュージシャン)
◆盛岡でシャガール版画展
先日盛岡に行ったことはこのブログでも書きました。
打ち合わせが終わったので岩手県立美術館に行き、ちょうど開催中だった「宇都宮美術館コレクションによる マルク・シャガール版画展」を社長と一緒に観てきました。
「宇都宮美術館コレクションによるマルク・シャガール版画展」
会期:2013年4月6日(土)~5月6日(月・祝)
会場:岩手県立美術館
時間:9:30~18:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(ただし4/29、5/6は開館)

亭主はシャガールに関してはいささかうるさい。
1989年7月ニースの国立マルク・シャガール聖書のメッセージ美術館での「生誕100年記念展」のレセプションにも招かれ出席しました。
ちょっと生臭い話しになりますが、亭主が今までに売った最も高い作品もシャガールです。
それはともかく、盛岡でのマルク・シャガール版画展、初期の銅版画連作「我が生涯」は何度見ても見飽きない。シャガールの最高傑作であり、版画史上屈指の名作です。
同館二階で松本竣介、萬鉄五郎、舟越保武を堪能して一階企画室でシャガールを見る、きっと心休まるひと時になるでしょう。
◆浦和で「瑛九と山田光春ー葛藤の果てに」
凄いタイトルですねえ、埼玉県立近代美術館学芸員の梅津元さんから「たまもの 埼玉県立近代美術館大コレクション展」のご案内をいただきました。
埼玉では、4月4日~5月19日の会期で、「たまもの 埼玉県立近代美術館 大コレクション展」を開催します。
作品のみならず、資料、図書、映像、椅子など多様なコレクションを、約30ほどのテーマで構成する大規模なコレクション展です。
私は5つのテーマを担当していますが、そのうちのひとつが、「瑛九と山田光春―葛藤の果てに」です。
資料展示中心のささやかなコーナーですが、今後、瑛九と山田光春の関係を紹介していくための最初の一歩と位置付けています。
梅津元

たまもの
埼玉県立近代美術館大コレクション展
会期=2013年4月4日[木]-5月19日[日]
埼玉県立近代美術館
同館の案内によれば、<企画展示室・常設展示室の両方を使い、エントランスや図書室など、館内のさまざまなエリアも活用して、前代未聞の規模で当館の収蔵品を紹介する試みです。出品作品は目標1,000点!
時代やジャンルにとらわれない、32の多彩なテーマで構成された展示では、作品と作品との意外な出会いや、新たなつながりを発見できることでしょう。お馴染みの巨匠の作品から、普段はめったに展示されない資料や書籍まで、美術館がこれまでに授かった「たまもの」=「コレクション」の魅力をたっぷりとお楽しみください。>とのこと。
瑛九命の亭主にとっては見逃すわけには参りません。
山田光春先生についてはいずれきちんと書いておきたいのですが、瑛九の生涯の友人であり、画家であり、『瑛九 評伝と作品』(1976年・青龍洞刊)の著者として、瑛九研究の泰斗です。
その最大の功績は手弁当で全国のコレクターを訪ね歩き、たったひとりで四百数十点を収録した私家版写真アルバム『瑛九油絵作品写真集』(1977年刊、山田光春編)を編集製作してくれたことです。
3冊組よりなる同アルバムは、一点一点のカラー写真が貼られ、番号、タイトル、制作年、サイズ、所蔵者名、撮影場所と撮影年月日が記載されている油彩のカタログレゾネです。漏れや、誤記もありますが、今から30数年前に(まだ瑛九周辺の人がほとんどご存命だった)製作してくれたことはいくら感謝してもしきれない。
同アルバムは手作りで4組ほどが作られ、都夫人、久保貞次郎先生、瑛九の会の木水育男さん、そして山田家に遺されました。久保先生旧蔵のものが今は私どもときの忘れものにあります。
作家としても活躍した山田さんですが、やっと光があたってきたようです。「葛藤の果てに」とはおだやかじゃありませんが、先ずは連休中にかけつけて梅津先生の料理をじっくりと味わってきましょう。
以前、某美術館の写真展に関して出品リストすら用意しない怠慢をこのブログで怒りまくったことがありましたが、本展はちゃんと出品リストをウエブで公開してくれている。公立美術館はこうでなくちゃあね。
因みにときの忘れものも5月17日[金]―6月1日[土]の会期で第23回瑛九展を開催します。
5月31日(金)18時より、梅津元さん(埼玉県立近代美術館主任学芸員/芸術学)によるギャラリートークを開催します(要予約/参加費1,000円)ので、ぜひ皆さんご参加ください。
E-mail:info@tokinowasuremono.com
◆ときの忘れものは、2013年5月1日[水]―5月11日[土] 「五月のコレクション展~ベン・ニコルソン他」を開催します。※日・月・祝日休廊
画廊のゴールデン・ウィークは暦通りの営業です(日曜、月曜、祝日は休廊)ので、5月3日(金)、4日(土)、5日(日)、6日(月)はお休みですのでご注意ください。

「五月のコレクション展~ベン・ニコルソン他」
出品:ベン・ニコルソン、阿部金剛、オノサト・トシノブ、馬場彬、鷲見康夫、斎藤義重、難波田龍起、セルジュ・ポリアコフ、草間彌生
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