厳しい寒さの中、『西村多美子写真展―憧景』にはたくさんのお客様に来ていただき、嬉しい限りです。
さすがに写真家の方が多い。

昨日は、中藤毅彦さんが来廊され展示を絶賛してくださいました。
さて、ご紹介するのがぎりぎりになってしまいましたが、昨秋ときの忘れもので個展を開いた菅原一剛さんが、青森県弘前で写真展『TSUGARU』を開催します。
会期が三日間と短いのですが、お近くの方、ご旅行で弘前に行かれる方、どうぞお立ち寄りください。

菅原一剛写真展『TSUGARU』
会期:2014年2月8日(土)から11日(火・祝)
会場:青森銀行記念館
青森県弘前市元長町26
入場料:無料
問い合わせ:菅原一剛写真展実行委員会事務局(0172-35-1474)
青森銀行記念館は国の重要文化財に指定されている旧第五十九銀行本店で、斜陽館を設計した堀江佐吉による建造物。その2階にて特別に開催される運びとなりました。
今回の展示は世界初となる"白色"のみでプリントされた1メートル以上の大型サイズの「ホワイトプリント」と、湿板写真の技法を用いたガラスにプリントされた大型「グラスプリント」による幻想的で神秘的な作品群となります。
歴史ある建物の中で、雪降る弘前にて開催される今回の「TSUGARU」展。また、この写真展期間には、みちのく5大雪まつりのひとつ弘前城雪燈籠まつりが開催されています。
ぜひ観光をしながら、写真展を見に来てください!!
津軽
菅原一剛
津軽地方は、本州最北津軽半島を中心としたエリアです。
"津軽"と言えば雪景色というほどに、冬は雪深い場所でもあります。
しかし、津軽はただの雪国ではありません。
たとえば、数多くの縄文遺跡が見つかっているように
日本の中においても古い歴史を持っています。
古代から多くの他文化と触れる機会に恵まれたこともあってか、
独特の美しい文化が、今でも日常の中に根付いています。
そんな津軽という土地の中に他のどの地にもない、
独特の日本的な美学を感じることが出来ます。
そして、その印象はとても"あたたかい"。
それはどこか、地吹雪の中で突然現れる太陽の光に感じる
あの"あたたかさ"に、似ているような。
そんな光を追い求めて、何度も何度も、
ぼくは、地吹雪の中で撮影を繰り返しています。
出来上がった写真は、雪景色ゆえ"白い写真"ではあるのですが、
その中より、"あたたかさ"を感じてもらえたらと思います。
そして今となっては、ぼくにとって津軽というところは、
そこに暮らす人々を含めて、
何よりもとても"あたたかいところ"だと感じています。
*画廊亭主敬白
弘前は亭主の行商時代(40年前)、幾度も通った街で、お世話になった方も多い。
小さな都市なのに、江戸時代、明治、大正、昭和、平成の各時代の名建築がそのまま残されている稀有な「建築博物館」でもある。
2005年10月には植田実先生をナビゲーターにときの忘れものの建築ツアー「建築都市・弘前を訪ねる 前川國男、洋風建築、温泉の弘前ツアー」を企画しました。
このとき地元で万全の準備をしてくれたのが、学生時代にときの忘れものに遊びに来ていた石場君でした。彼はその後、故郷にもどり、明治十二年から続く石場旅館を継いでいます。
弘前をご旅行される皆さん、お宿はぜひ石場旅館へ!
2010年9月にときの忘れもので開催した「奈良美智24歳×瑛九24歳 画家の出発」展ももとはといえば、弘前のお客さんが遺してくれた奈良さんの最初期の作品を公開するための企画でした。
弘前は西村多美子さんもお好きだったようで、今回開催中の「西村多美子写真展―憧景」の中にも、津軽、弘前の写真が多く出品されています。
◆ときの忘れものは2014年2月5日[水]―2月22日[土]「西村多美子写真展―憧景」を開催しています。
出品リストはホームページに掲載しました。

本展は六本木の ZEN FOTO GALLERY との共同開催です(会期が異なりますので、ご注意ください)。
ときの忘れものの会期は2月5日[水]―2月22日[土]
第1会場 ZEN FOTO GALLERY
「西村多美子写真展―しきしま」
会期:2014年2月5日[水]―3月1日[土]
※日・月・祝日休廊
第2会場 ときの忘れもの
「西村多美子写真展―憧景」
会期:2014年2月5日[水]―2月22日[土]
※会期中無休
●イベントのご案内
明日2月8日[土]18時~20時にZEN FOTO GALLERYにて西村多美子さんを囲んでレセプションパーティーを開催します。お誘いあわせのうえご来場ください。
●『西村多美子写真展―憧景』の出品作品を順次ご紹介します。
出品番号29:

西村多美子 Tamiko NISHIMURA
《青函連絡船》
(憧景p.34-35)
1970年代初期
ヴィンテージゼラチンシルバープリント
イメージサイズ:14.8×23.2cm
シートサイズ :25.3×30.5cm
サインあり
出品番号30:

西村多美子 Tamiko NISHIMURA
《函館、北海道》
(憧景p.116)
1972年
ヴィンテージゼラチンシルバープリント
イメージサイズ:14.7×23.2cm
シートサイズ :25.3×30.5cm
サインあり
さすがに写真家の方が多い。

昨日は、中藤毅彦さんが来廊され展示を絶賛してくださいました。
さて、ご紹介するのがぎりぎりになってしまいましたが、昨秋ときの忘れもので個展を開いた菅原一剛さんが、青森県弘前で写真展『TSUGARU』を開催します。
会期が三日間と短いのですが、お近くの方、ご旅行で弘前に行かれる方、どうぞお立ち寄りください。

菅原一剛写真展『TSUGARU』
会期:2014年2月8日(土)から11日(火・祝)
会場:青森銀行記念館
青森県弘前市元長町26
入場料:無料
問い合わせ:菅原一剛写真展実行委員会事務局(0172-35-1474)
青森銀行記念館は国の重要文化財に指定されている旧第五十九銀行本店で、斜陽館を設計した堀江佐吉による建造物。その2階にて特別に開催される運びとなりました。
今回の展示は世界初となる"白色"のみでプリントされた1メートル以上の大型サイズの「ホワイトプリント」と、湿板写真の技法を用いたガラスにプリントされた大型「グラスプリント」による幻想的で神秘的な作品群となります。
歴史ある建物の中で、雪降る弘前にて開催される今回の「TSUGARU」展。また、この写真展期間には、みちのく5大雪まつりのひとつ弘前城雪燈籠まつりが開催されています。
ぜひ観光をしながら、写真展を見に来てください!!
津軽
菅原一剛
津軽地方は、本州最北津軽半島を中心としたエリアです。
"津軽"と言えば雪景色というほどに、冬は雪深い場所でもあります。
しかし、津軽はただの雪国ではありません。
たとえば、数多くの縄文遺跡が見つかっているように
日本の中においても古い歴史を持っています。
古代から多くの他文化と触れる機会に恵まれたこともあってか、
独特の美しい文化が、今でも日常の中に根付いています。
そんな津軽という土地の中に他のどの地にもない、
独特の日本的な美学を感じることが出来ます。
そして、その印象はとても"あたたかい"。
それはどこか、地吹雪の中で突然現れる太陽の光に感じる
あの"あたたかさ"に、似ているような。
そんな光を追い求めて、何度も何度も、
ぼくは、地吹雪の中で撮影を繰り返しています。
出来上がった写真は、雪景色ゆえ"白い写真"ではあるのですが、
その中より、"あたたかさ"を感じてもらえたらと思います。
そして今となっては、ぼくにとって津軽というところは、
そこに暮らす人々を含めて、
何よりもとても"あたたかいところ"だと感じています。
*画廊亭主敬白
弘前は亭主の行商時代(40年前)、幾度も通った街で、お世話になった方も多い。
小さな都市なのに、江戸時代、明治、大正、昭和、平成の各時代の名建築がそのまま残されている稀有な「建築博物館」でもある。
2005年10月には植田実先生をナビゲーターにときの忘れものの建築ツアー「建築都市・弘前を訪ねる 前川國男、洋風建築、温泉の弘前ツアー」を企画しました。
このとき地元で万全の準備をしてくれたのが、学生時代にときの忘れものに遊びに来ていた石場君でした。彼はその後、故郷にもどり、明治十二年から続く石場旅館を継いでいます。
弘前をご旅行される皆さん、お宿はぜひ石場旅館へ!
2010年9月にときの忘れもので開催した「奈良美智24歳×瑛九24歳 画家の出発」展ももとはといえば、弘前のお客さんが遺してくれた奈良さんの最初期の作品を公開するための企画でした。
弘前は西村多美子さんもお好きだったようで、今回開催中の「西村多美子写真展―憧景」の中にも、津軽、弘前の写真が多く出品されています。
◆ときの忘れものは2014年2月5日[水]―2月22日[土]「西村多美子写真展―憧景」を開催しています。
出品リストはホームページに掲載しました。

本展は六本木の ZEN FOTO GALLERY との共同開催です(会期が異なりますので、ご注意ください)。
ときの忘れものの会期は2月5日[水]―2月22日[土]
第1会場 ZEN FOTO GALLERY
「西村多美子写真展―しきしま」
会期:2014年2月5日[水]―3月1日[土]
※日・月・祝日休廊
第2会場 ときの忘れもの
「西村多美子写真展―憧景」
会期:2014年2月5日[水]―2月22日[土]
※会期中無休
●イベントのご案内
明日2月8日[土]18時~20時にZEN FOTO GALLERYにて西村多美子さんを囲んでレセプションパーティーを開催します。お誘いあわせのうえご来場ください。
●『西村多美子写真展―憧景』の出品作品を順次ご紹介します。
出品番号29:

西村多美子 Tamiko NISHIMURA
《青函連絡船》
(憧景p.34-35)
1970年代初期
ヴィンテージゼラチンシルバープリント
イメージサイズ:14.8×23.2cm
シートサイズ :25.3×30.5cm
サインあり
出品番号30:

西村多美子 Tamiko NISHIMURA
《函館、北海道》
(憧景p.116)
1972年
ヴィンテージゼラチンシルバープリント
イメージサイズ:14.7×23.2cm
シートサイズ :25.3×30.5cm
サインあり
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