昨日の新聞各紙は、3.11震災特集で埋め尽くされていました。
あの日を忘れない、被災地の人々に思いをはせ、復興支援に少しでもできることをする。
地震列島に暮らす私たちにとって、「明日はわが身」と思わないわけには行きません。
それにしても、民主党の失政がもたらした安倍自民党の大勝によって、あれよあれよという間に「原発」の恐怖、事故の教訓が忘れられて行く・・・・・・
亭主の親友は某大手紙の科学部の部長をつとめ、著書もあるリベラルな男ですが、その彼にして昔亭主が「原発は大丈夫なのか?」と尋ねると、「ワタヌキさん、日本の技術は世界最先端なんだ。素人は心配するけれど、日本の原発は何があっても防御できるよう、二重三重に安全設計されている」と答えてくれました。
100%安全なんてない、事故は必ず起きる、地震や津波などの自然災害はもちろん、人為ミスも避けられない。
為政者にはそういう前提でものごとを考えて欲しいと強く思います。
昨日の<ウォーホル語録>でご紹介したように、「人はいつも、時がものごとを変えてくれるよ、と言うけれども、実際は自分で変えなきゃならないのだ。」
本日より「瀧口修造展 II」を開催します。

会期:2014年3月12日[水]―3月29日[土]
※会期中無休
1月に開催した「瀧口修造展 Ⅰ」は好評で、特に瀧口先生を直接は知らない若いお客様がたくさん来場され、また作品をお買い上げくださいました。
没後既に35年を経て、果たして「コレクション」してくださる方がいらっしゃるだろうか、との心配も杞憂でした。
続いてつい先日有楽町の東京国際フォーラムで開催された「アートフェア東京」に水彩とデカルコマニーを出品しましたが、ほとんど売れてしまいました。
来場者の反応も高く、瑛九の60号の大作「林」の隣に展示した瀧口作品は僅か10cmほどのサイズしかないにもかかわらず、すーとひきつけられるようにたくさんの人たちが熱心にご覧になっていました。






本日からのパートⅡでは、1月には敢えて展示しなかったデカルコマニー30点をご覧いただきます。出品リストはホームページに掲載しました。
※価格リストをご希望の方は、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記の上、メールにてお申込ください。
E-mail. info@tokinowasuremono.com
詩人、美術評論家、シュルレアリスム運動の紹介者として著名な瀧口修造は、戦前・戦後を通じ多くの若手芸術家の精神的支柱として、日本の前衛芸術をリードしてきました。ところが、1958年のヴェネチア・ビエンナーレでコミッショナーを務め、その後欧州各地を訪問してアンドレ・ブルトンやマルセル・デュシャンらと面会してきた頃からその活動に変化が現れ、帰国してからは自らもドローイング、水彩、バーント・ドローイング(焼け焦がした水彩)、ロトデッサン(モーターによる回転線描)、デカルコマニー(転写法)など、さまざまな手法による造形制作を開始しました。
遺された素晴らしい作品群は、小品が多いとはいえ、どれも驚くような美しさを持っており、まさに一人の造形作家として評価されるべき質・量を備えています。
1月に開催した「瀧口修造展 I」では水彩、ロトデッサンを展示しましたが、お客様から「まだ入手できる作品があったのか」と驚かれました。
評価されるべき作家なのに忘れられている、そういう作家、作品を流通させることによって再評価の機運につなげたい。「ときの忘れもの」の名前の所以です。
瀧口といえばデカルコマニー。「瀧口修造展 II」にぜひご来廊のうえ、コレクションに加えてください。
●イベントのご案内
3月15日(土)18時より、大谷省吾さん(東京国立近代美術館主任研究員)によるギャラリートークを開催します(※要予約/会費1,000円)。
※まだ若干残席がございます。定員に達し次第、受付を終了させていただきます。
※必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記の上、メールにてお申込ください。
E-mail. info@tokinowasuremono.com
このブログでは関係する記事やテキストを「瀧口修造の世界」として紹介します。土渕信彦のエッセイ「瀧口修造の箱舟」と合わせてお読みください。
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●本日のウォーホル語録
「幻想の愛は現実の愛よりはるかに良い。それをしないことはとてもエキサイティングだ。最も強烈な魅惑は、決して出会うことのない2人の間に存在する。
―アンディ・ウォーホル」
ときの忘れものでは4月19日~5月6日の会期で「わが友ウォーホル」展を開催しますが、それに向けて、1988年に全国を巡回した『ポップ・アートの神話 アンディ・ウォーホル展』図録から“ウォーホル語録”をご紹介して行きます。
『ポップ・アートの神話 アンディ・ウォーホル展』図録
1988年
30.0x30.0cm
56ページ
図版:114点収録
価格:3,150円(税込)※送料別途250円
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あの日を忘れない、被災地の人々に思いをはせ、復興支援に少しでもできることをする。
地震列島に暮らす私たちにとって、「明日はわが身」と思わないわけには行きません。
それにしても、民主党の失政がもたらした安倍自民党の大勝によって、あれよあれよという間に「原発」の恐怖、事故の教訓が忘れられて行く・・・・・・
亭主の親友は某大手紙の科学部の部長をつとめ、著書もあるリベラルな男ですが、その彼にして昔亭主が「原発は大丈夫なのか?」と尋ねると、「ワタヌキさん、日本の技術は世界最先端なんだ。素人は心配するけれど、日本の原発は何があっても防御できるよう、二重三重に安全設計されている」と答えてくれました。
100%安全なんてない、事故は必ず起きる、地震や津波などの自然災害はもちろん、人為ミスも避けられない。
為政者にはそういう前提でものごとを考えて欲しいと強く思います。
昨日の<ウォーホル語録>でご紹介したように、「人はいつも、時がものごとを変えてくれるよ、と言うけれども、実際は自分で変えなきゃならないのだ。」
本日より「瀧口修造展 II」を開催します。

会期:2014年3月12日[水]―3月29日[土]
※会期中無休
1月に開催した「瀧口修造展 Ⅰ」は好評で、特に瀧口先生を直接は知らない若いお客様がたくさん来場され、また作品をお買い上げくださいました。
没後既に35年を経て、果たして「コレクション」してくださる方がいらっしゃるだろうか、との心配も杞憂でした。
続いてつい先日有楽町の東京国際フォーラムで開催された「アートフェア東京」に水彩とデカルコマニーを出品しましたが、ほとんど売れてしまいました。
来場者の反応も高く、瑛九の60号の大作「林」の隣に展示した瀧口作品は僅か10cmほどのサイズしかないにもかかわらず、すーとひきつけられるようにたくさんの人たちが熱心にご覧になっていました。






本日からのパートⅡでは、1月には敢えて展示しなかったデカルコマニー30点をご覧いただきます。出品リストはホームページに掲載しました。
※価格リストをご希望の方は、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記の上、メールにてお申込ください。
E-mail. info@tokinowasuremono.com
詩人、美術評論家、シュルレアリスム運動の紹介者として著名な瀧口修造は、戦前・戦後を通じ多くの若手芸術家の精神的支柱として、日本の前衛芸術をリードしてきました。ところが、1958年のヴェネチア・ビエンナーレでコミッショナーを務め、その後欧州各地を訪問してアンドレ・ブルトンやマルセル・デュシャンらと面会してきた頃からその活動に変化が現れ、帰国してからは自らもドローイング、水彩、バーント・ドローイング(焼け焦がした水彩)、ロトデッサン(モーターによる回転線描)、デカルコマニー(転写法)など、さまざまな手法による造形制作を開始しました。
遺された素晴らしい作品群は、小品が多いとはいえ、どれも驚くような美しさを持っており、まさに一人の造形作家として評価されるべき質・量を備えています。
1月に開催した「瀧口修造展 I」では水彩、ロトデッサンを展示しましたが、お客様から「まだ入手できる作品があったのか」と驚かれました。
評価されるべき作家なのに忘れられている、そういう作家、作品を流通させることによって再評価の機運につなげたい。「ときの忘れもの」の名前の所以です。
瀧口といえばデカルコマニー。「瀧口修造展 II」にぜひご来廊のうえ、コレクションに加えてください。
●イベントのご案内
3月15日(土)18時より、大谷省吾さん(東京国立近代美術館主任研究員)によるギャラリートークを開催します(※要予約/会費1,000円)。
※まだ若干残席がございます。定員に達し次第、受付を終了させていただきます。
※必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記の上、メールにてお申込ください。
E-mail. info@tokinowasuremono.com
このブログでは関係する記事やテキストを「瀧口修造の世界」として紹介します。土渕信彦のエッセイ「瀧口修造の箱舟」と合わせてお読みください。
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●本日のウォーホル語録
「幻想の愛は現実の愛よりはるかに良い。それをしないことはとてもエキサイティングだ。最も強烈な魅惑は、決して出会うことのない2人の間に存在する。
―アンディ・ウォーホル」
ときの忘れものでは4月19日~5月6日の会期で「わが友ウォーホル」展を開催しますが、それに向けて、1988年に全国を巡回した『ポップ・アートの神話 アンディ・ウォーホル展』図録から“ウォーホル語録”をご紹介して行きます。
『ポップ・アートの神話 アンディ・ウォーホル展』図録1988年
30.0x30.0cm
56ページ
図版:114点収録
価格:3,150円(税込)※送料別途250円
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