名横綱・双葉山が破竹の勢いで連勝をつづけたが70連勝を目前に安藝ノ海に敗れたのは1939年1月15日のことでした。
今日の本題と何の関係があるのかと詰問されると困るのですが、まったく無関係であります。
明日20日に掲載する予定だった井桁裕子さんのエッセイは先月で通算69回目となりました。
つまり今月は70回目となります。
既に80回を超える植田実先生には及びませんが、それでもブログ執筆陣の中ではダントツの長期連載です。
ところがつい数日前、今までただの一度も遅滞なく執筆していただいていた井桁さんから悲痛なメールが入りました。
「申し訳ありませんがちょっと進退窮まってのお願いです。
連載の原稿が、19日に間に合いそうにありません。
週末に●●に行く事になっていて、それまでに書くつもりでしたが、そういう忙しい時に限って断れない用件が続々とやってきます。
明日の夕方から夜中にかけて書こうとしていましたが、そのあけておいた時間に断れない用事が入ってしまいました。・・・・・・・」
~~~~~~~~
ということで、双葉山を超える無遅刻70連勝はならず、締め切り厳守が遂に69回で途切れたという次第です(なんのこっちゃ)。
いつもご愛読いただいている皆様には申し訳ないのですが、ブログの掲載日を変更し、今月のみは井桁さんの連載は24日に掲載させていただきます。
話しは突然変わって最近Twitterで読んだ激烈なつぶやきをご紹介します。
発信者は沖縄在住の美術評論家・沖縄県立芸術大学准教授の土屋誠一さん。
以下、<>内が土屋さんの6回にわたるTwitterです(連ツイって言うんですね)。
<沖縄県立博物館・美術館に行ってきたが、運営のあまりのひどさに激怒して帰ってきた。本当にひどい。
沖縄県立博物館・美術館、「久米村」展は今週で会期が終わるというのにカタログすらできていない。内間安瑆展も同様で、カタログの完成の目途すら立っていないという。これまでにもカタログの発行が会期に間に合わなかったことはあったが、もはや間に合わす気すらないのではなかろうか。
沖縄県立博物館・美術館問題、マジで頭来ているので連ツイするが、博物館規模で展覧会やっていて会期にカタログが間に合わないなどということは一般常識として御法度。その「御法度」が許されているのだから終わっている。
以上の沖縄県立博物館・美術館問題、こんなことが日常的にまかり通っているのならば、他府県にバカにされても致し方ない。一沖縄県民として言わせてもらえば、沖縄がよそにバカにされるのは許し難いので、マジできちんとやってほしい。
例えば県外からのお客さんが博物館に来て、「カタログ間に合ってないんですよ、テヘペロ」とか言って許されるわけがない。沖縄県立博物館・美術館は、結局沖縄県内の人間しかお客さんとして対象にしていないのではないだろうか。そんなことが許されるわけがない。
本当にがっかりだよ。そして、腹の中の怒りが収まらない。>
~~~~~~~~
相当お怒りの様子です。

開催中の内間安瑆展
内間安瑆先生は私どもが敬愛する作家で、9月12日から始まった回顧展「色彩のシンフォニー 内間安瑆の世界」には社長と二人で那覇まで出かけ、このブログでご紹介したばかりです。
土屋さんのつぶやきをお借りするなら「運営のあまりのひどさに」もかかわらず、展覧会自体は、亭主が見た今年度の美術館の展示ベスト1に推したいほどの素晴らしい内容です。
作家、作品の強さがあればこそです。
会期中にカタログが間に合わない(それが楽しみでわざわざ飛行機に乗ったのに)、刊行のめどもたたないというようなことはさておき、先日は書きませんでしたが、どうも「沖縄県立博物館・美術館問題」は深刻な様子です。
亭主が長年の付き合いでその仕事と人柄を尊敬している画廊沖縄の上原誠勇さんも地元新聞「琉球新報」に寄稿して、その構造的な問題(お粗末な閉塞人事や学芸員育成の問題点)について鋭く指摘されています。画廊沖縄のホームページで読むことができます(2011年10月5日付)。
ややこしい問題とは全く関係なく、明日から内間先生を偲んで、生前に行なった「内間安瑆インタビュー(1982年7月 NYにて)」を3回連続(20日、21日、22日)でお届けします。内間先生の知性あふれる肉声をぜひお読みください。
●今日のお勧め作品は、ルイーズ・ニーヴェルスン作品です。

ルイーズ・ニーヴェルスン
Louise Nevelson
"7506"
1975
シルクスクリーン
117.9×84.2cm
Ed.39
鉛筆サインあり

ルイーズ・ニーヴェルスン
Louise Nevelson
"7507"
1975
シルクスクリーン
113.8×78.8cm
Ed.25
鉛筆サインあり

ルイーズ・ニーヴェルスン
Louise Nevelson
"7509"
1975
シルクスクリーン
70.8×85.4cm
Ed.40
鉛筆サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
今日の本題と何の関係があるのかと詰問されると困るのですが、まったく無関係であります。
明日20日に掲載する予定だった井桁裕子さんのエッセイは先月で通算69回目となりました。
つまり今月は70回目となります。
既に80回を超える植田実先生には及びませんが、それでもブログ執筆陣の中ではダントツの長期連載です。
ところがつい数日前、今までただの一度も遅滞なく執筆していただいていた井桁さんから悲痛なメールが入りました。
「申し訳ありませんがちょっと進退窮まってのお願いです。
連載の原稿が、19日に間に合いそうにありません。
週末に●●に行く事になっていて、それまでに書くつもりでしたが、そういう忙しい時に限って断れない用件が続々とやってきます。
明日の夕方から夜中にかけて書こうとしていましたが、そのあけておいた時間に断れない用事が入ってしまいました。・・・・・・・」
~~~~~~~~
ということで、双葉山を超える無遅刻70連勝はならず、締め切り厳守が遂に69回で途切れたという次第です(なんのこっちゃ)。
いつもご愛読いただいている皆様には申し訳ないのですが、ブログの掲載日を変更し、今月のみは井桁さんの連載は24日に掲載させていただきます。
話しは突然変わって最近Twitterで読んだ激烈なつぶやきをご紹介します。
発信者は沖縄在住の美術評論家・沖縄県立芸術大学准教授の土屋誠一さん。
以下、<>内が土屋さんの6回にわたるTwitterです(連ツイって言うんですね)。
<沖縄県立博物館・美術館に行ってきたが、運営のあまりのひどさに激怒して帰ってきた。本当にひどい。
沖縄県立博物館・美術館、「久米村」展は今週で会期が終わるというのにカタログすらできていない。内間安瑆展も同様で、カタログの完成の目途すら立っていないという。これまでにもカタログの発行が会期に間に合わなかったことはあったが、もはや間に合わす気すらないのではなかろうか。
沖縄県立博物館・美術館問題、マジで頭来ているので連ツイするが、博物館規模で展覧会やっていて会期にカタログが間に合わないなどということは一般常識として御法度。その「御法度」が許されているのだから終わっている。
以上の沖縄県立博物館・美術館問題、こんなことが日常的にまかり通っているのならば、他府県にバカにされても致し方ない。一沖縄県民として言わせてもらえば、沖縄がよそにバカにされるのは許し難いので、マジできちんとやってほしい。
例えば県外からのお客さんが博物館に来て、「カタログ間に合ってないんですよ、テヘペロ」とか言って許されるわけがない。沖縄県立博物館・美術館は、結局沖縄県内の人間しかお客さんとして対象にしていないのではないだろうか。そんなことが許されるわけがない。
本当にがっかりだよ。そして、腹の中の怒りが収まらない。>
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相当お怒りの様子です。

開催中の内間安瑆展
内間安瑆先生は私どもが敬愛する作家で、9月12日から始まった回顧展「色彩のシンフォニー 内間安瑆の世界」には社長と二人で那覇まで出かけ、このブログでご紹介したばかりです。
土屋さんのつぶやきをお借りするなら「運営のあまりのひどさに」もかかわらず、展覧会自体は、亭主が見た今年度の美術館の展示ベスト1に推したいほどの素晴らしい内容です。
作家、作品の強さがあればこそです。
会期中にカタログが間に合わない(それが楽しみでわざわざ飛行機に乗ったのに)、刊行のめどもたたないというようなことはさておき、先日は書きませんでしたが、どうも「沖縄県立博物館・美術館問題」は深刻な様子です。
亭主が長年の付き合いでその仕事と人柄を尊敬している画廊沖縄の上原誠勇さんも地元新聞「琉球新報」に寄稿して、その構造的な問題(お粗末な閉塞人事や学芸員育成の問題点)について鋭く指摘されています。画廊沖縄のホームページで読むことができます(2011年10月5日付)。
ややこしい問題とは全く関係なく、明日から内間先生を偲んで、生前に行なった「内間安瑆インタビュー(1982年7月 NYにて)」を3回連続(20日、21日、22日)でお届けします。内間先生の知性あふれる肉声をぜひお読みください。
●今日のお勧め作品は、ルイーズ・ニーヴェルスン作品です。

ルイーズ・ニーヴェルスン
Louise Nevelson
"7506"
1975
シルクスクリーン
117.9×84.2cm
Ed.39
鉛筆サインあり

ルイーズ・ニーヴェルスン
Louise Nevelson
"7507"
1975
シルクスクリーン
113.8×78.8cm
Ed.25
鉛筆サインあり

ルイーズ・ニーヴェルスン
Louise Nevelson
"7509"
1975
シルクスクリーン
70.8×85.4cm
Ed.40
鉛筆サインあり
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