本日2月22日はアンディ・ウォーホル(1987年没)と栗山豊(2001年没)の命日です。
史上最強のウォーホル・ウォッチャー栗山がウォーホルの命日に死んだことは以前にも書きました。
栗山の集めた膨大なウォーホル資料に助けられながら亭主が企画した「ウォーホル全国展」を渋谷パルコを皮切りに開催したのは1983年のことでした。
栗山資料の概要はそのときのカタログに掲載されています。
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栗山豊(左)
1983年6月7日
渋谷パルコ
「アンディ・ウォーホル全国展」オープニングにて


それから何年も経って、死の予感があったのかウォーホル資料を亭主に託して栗山は路上に倒れ、看取る人もないまま逝ってしまった。膨大なAW資料を受け取った亭主も老年を迎え、はてこれはいかにしたものかと思い煩うこのごろです。
(ときの忘れもので一部を展示したこともあります。)

昨年森美術館で大規模なウォーホル回顧展が開催され、立派なカタログが出版されましたが、謝辞をささげられた人々の中に「(故)栗山豊」とあります。栗山資料を参照した森美術館の学芸員の好意です。栗山にとっては何よりの供養でしょう。

過日、栗山の盟友で栗山亡き後の最強のウォーホルオタクの根本寿幸(ギャラリー360)が、「栗山からもらったテープが出てきたよ」と一巻のビデオテープを「栗山資料」に加えてくれた。
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クリックしてください。
貧乏な栗山がいかに執着をもってウォーホルを追いかけ続けたか、おわかりになるでしょう。

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テレビ局はこれらの映像を果たして記録しているだろうか、ましてやCMなど。
いずれ機会をつくって栗山テープの鑑賞(上映)会を開きましょう。

●ウォーホルについては森下泰輔さんのエッセイ「私のAndy Warhol体験」もお読みください。

●今日のお勧め作品は草間彌生です。
20150222_43_shoes草間彌生 Yayoi KUSAMA
《靴》
1984年
リトグラフ
イメージサイズ:31.2×40.7cm
シートサイズ:43.0×56.5cm
Ed.30 サインあり
※レゾネNo.43(阿部出版 2011年版)


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