ただいま開催中の「具体の作家たち」展には前回展示した作家に加え、文承根と浮田要三の二人の作家を新たに紹介しています。
先日のアートフェア東京はじめ、世間では「具体ブーム」と言われているようですが、ときの忘れものには無縁で、29日(日曜)などお客さまはゼロだった由、実に静かな毎日であります。
とはいえ、静かでいいのはスタッフたちだけで、日々の資金繰りに四苦八苦している社長としては何としても売ってもらわねばなりません。
画廊(国内)がだめなら、海外でと、スタッフSの尻をたたいて英文での営業を督励。
おかげさまで何とか皆でお花見も楽しめそうです(もちろん団子も)。
「えっ、ネットで、ん百万円の作品が売れるんですか」と皆さん不思議がる。
亭主の大風呂敷と思うらしい。
亭主だって以前は「実物見ないで買う人なんかいるもんか」とかたくなに「実物主義」を信奉しておりました。
まあ、今となっては「父さん、いまにきっとネットで絵が売れるようになるから」と20年も前に予言した息子たちに感謝しなければなりません。
要諦は「情報は正確に」「嘘はつかない」ことです。
興味のある方は、先ず正確な作品の状況を聞いてくる。制作後ん十年も経った作品が完全無欠なんてことはめったにありません。
画面の状況、サイン、絵の裏面、などの正確な画像をデジカメで何枚も撮影してメールで送ります。
「これくらいの傷は知らせなくていいだろう」とは決して思ってはいけません。
スタッフSは人柄も真っ正直で申し分ないのですが、「正確な情報」を送りたいと思うあまり、先日など額のガラスについていた埃(ほこり)まで克明に撮影して送ろうとするので、慌てて「S君、それはホコリだろ、拭けばいいじゃん」と叱った次第であります。
話が横道にそれました。
冒頭に記したとおり、新登場の文承根と浮田要三についても、海外からの注文が多く寄せられました。お客様の来廊はほとんどないのにありがたいことです。
浮田要三の作品のご紹介です。
浮田要三
「赤と白のMetallic」
2004年
カンバスに油彩
54.0x36.5cm
裏面にサインあり
浮田要三
「黒枠の赤札」
カンバスに油彩
34.0x25.0cm
裏面にサインあり
■浮田要三 Yozo UKITA(1924-2013)
1924年大阪府に生まれる。1947年詩人の竹中郁、井上靖主宰による童詩雑誌『きりん』の発刊に参加。以後15年間その編集刊行に従事する。その間に画家吉原治良に師事し、現代美術を学ぶ。1955年吉原主宰の「具体美術協会」に参加。具体美術展に10回連続出品。1964年「具体」を退会。1964から1983年まで作品の発表を休む。1985年大阪市東成区にアトリエUKITAを開き、亡くなるまで作品制作に励む。日本国内で個展を多数開催し、海外の「具体展」にも幾度も出品する。2013年、歿。
主な所蔵先:芦屋市立美術博物館、兵庫県立美術館、大阪市立近代美術館、ハメリーナ国立美術館(フィンランド)、GALERIE HUNDERT MARK(ドイツ)
◆ときの忘れものは2015年3月24日[火]―4月11日[土]「具体の作家たち」展を開催しています(*会期中無休)。

具体美術協会(1954~1972年)に参加した作家たちの中から、34歳で夭逝した文承根(1947-1982)の遺作を中心に、吉原治良(1905-1972)、上前智祐(1920-)、浮田要三(1924-2013)、田中敦子(1932-2005)、松谷武判(1937-)、堀尾貞治(1939-)の作品をご紹介します。
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先日のアートフェア東京はじめ、世間では「具体ブーム」と言われているようですが、ときの忘れものには無縁で、29日(日曜)などお客さまはゼロだった由、実に静かな毎日であります。
とはいえ、静かでいいのはスタッフたちだけで、日々の資金繰りに四苦八苦している社長としては何としても売ってもらわねばなりません。
画廊(国内)がだめなら、海外でと、スタッフSの尻をたたいて英文での営業を督励。
おかげさまで何とか皆でお花見も楽しめそうです(もちろん団子も)。
「えっ、ネットで、ん百万円の作品が売れるんですか」と皆さん不思議がる。
亭主の大風呂敷と思うらしい。
亭主だって以前は「実物見ないで買う人なんかいるもんか」とかたくなに「実物主義」を信奉しておりました。
まあ、今となっては「父さん、いまにきっとネットで絵が売れるようになるから」と20年も前に予言した息子たちに感謝しなければなりません。
要諦は「情報は正確に」「嘘はつかない」ことです。
興味のある方は、先ず正確な作品の状況を聞いてくる。制作後ん十年も経った作品が完全無欠なんてことはめったにありません。
画面の状況、サイン、絵の裏面、などの正確な画像をデジカメで何枚も撮影してメールで送ります。
「これくらいの傷は知らせなくていいだろう」とは決して思ってはいけません。
スタッフSは人柄も真っ正直で申し分ないのですが、「正確な情報」を送りたいと思うあまり、先日など額のガラスについていた埃(ほこり)まで克明に撮影して送ろうとするので、慌てて「S君、それはホコリだろ、拭けばいいじゃん」と叱った次第であります。
話が横道にそれました。
冒頭に記したとおり、新登場の文承根と浮田要三についても、海外からの注文が多く寄せられました。お客様の来廊はほとんどないのにありがたいことです。
浮田要三の作品のご紹介です。
浮田要三「赤と白のMetallic」
2004年
カンバスに油彩
54.0x36.5cm
裏面にサインあり
浮田要三「黒枠の赤札」
カンバスに油彩
34.0x25.0cm
裏面にサインあり
■浮田要三 Yozo UKITA(1924-2013)
1924年大阪府に生まれる。1947年詩人の竹中郁、井上靖主宰による童詩雑誌『きりん』の発刊に参加。以後15年間その編集刊行に従事する。その間に画家吉原治良に師事し、現代美術を学ぶ。1955年吉原主宰の「具体美術協会」に参加。具体美術展に10回連続出品。1964年「具体」を退会。1964から1983年まで作品の発表を休む。1985年大阪市東成区にアトリエUKITAを開き、亡くなるまで作品制作に励む。日本国内で個展を多数開催し、海外の「具体展」にも幾度も出品する。2013年、歿。
主な所蔵先:芦屋市立美術博物館、兵庫県立美術館、大阪市立近代美術館、ハメリーナ国立美術館(フィンランド)、GALERIE HUNDERT MARK(ドイツ)
◆ときの忘れものは2015年3月24日[火]―4月11日[土]「具体の作家たち」展を開催しています(*会期中無休)。

具体美術協会(1954~1972年)に参加した作家たちの中から、34歳で夭逝した文承根(1947-1982)の遺作を中心に、吉原治良(1905-1972)、上前智祐(1920-)、浮田要三(1924-2013)、田中敦子(1932-2005)、松谷武判(1937-)、堀尾貞治(1939-)の作品をご紹介します。
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