野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」 第11回
ART SANTA FEに向けて
From Nishijin in Kyoto to... pt. 11: Preparing Art Santa Fe
7月は二箇所のアートフェアに出展させて頂きます。
まず7月3日~5日、大阪のホテルグランヴィアで開催されるART OSAKAに、大阪のギャラリーNii Fine Artsさんの6010号室から出展させて頂きます。
出展作品は15号以下の小作品ばかりを5点程になる予定です。
関西方面にお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ。
ART OSAKA 詳細→ http://artosaka.jp/jp/index.php#top
そして7月9日~12日はアメリカのニューメキシコ州サンタフェで開催されるART SANTA FEに、ときの忘れものさんのブースから出展させて頂きます。
個人的にアジア以外でのアートフェアへの出展は初めての経験で、スタッフの皆さんと共に現地にも行くので、とても楽しみにしています。
出展作品は、今年のアートフェア東京にときの忘れものさんのブースから出展させて頂いた大作の「Landscape#32」と、昨年のシンガポールアートフェアに出展していた「HANABI#9」の2点になります。
野口琢郎
「Landscape#32」
2014年
箔画(木パネル、漆、金・銀・プラチナ箔、石炭、樹脂、透明アクリル絵具)
227.3x145.5cm
サインあり
野口琢郎
「HANABI#9」
2014年
箔画(木パネル、漆、金・銀・プラチナ箔、石炭、樹脂、透明アクリル絵具)
91.0x72.7cm
サインあり
アメリカで私の作品がどのような評価を受けるのかは想像がつきませんが、実家の箔屋野口には毎週のようにアメリカからの観光のお客様が観光に来られ、大作をご購入頂いてヒューストンまで発送した事もあるので、アメリカの方に作品を観て頂いた経験は何度もあるのですが、やはり多民族国家、結局のところはっきりとした好まれる傾向というのはあまり解らないです。
ただ、主に赤色など、はっきりとした色合いのものが好まれる傾向はあるように感じています。
また、サンタフェという町は独特の雰囲気があるようで、空港からの道のりも見渡す限り荒野みたいな風景だとか、きっとアートフェアだけでなく感じる事はたくさんあると思うので、今後の制作に活かせるような旅にしたいと思います。
次回7月にエッセイを載せて頂くのが7月15日で、ちょうどその日にART SANTA FEを終えてアメリカから帰国するので、また8月の回にでも現地で感じた事などを書かせて頂きたいと思います。
(のぐち たくろう)
■野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。
◆ときの忘れもののブログは下記の皆さんのエッセイを連載しています。
・大竹昭子のエッセイ「迷走写真館 一枚の写真に目を凝らす」は毎月1日の更新です。
・frgmの皆さんによるエッセイ「ルリユール 書物への偏愛」は毎月3日の更新です。
・石原輝雄のエッセイ「マン・レイへの写真日記」は毎月5日の更新です。
・笹沼俊樹のエッセイ「現代美術コレクターの独り言」は毎月8日の更新です。
・芳賀言太郎のエッセイ「El Camino(エル・カミーノ) 僕が歩いた1600km」は毎月11日の更新です。
・土渕信彦のエッセイ「瀧口修造とマルセル・デュシャン」は毎月13日の更新です。
・野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。
・井桁裕子のエッセイ「私の人形制作」は毎月20日の更新です。
・小林美香のエッセイ「母さん目線の写真史」は毎月25日の更新です。
・「スタッフSの海外ネットサーフィン」は毎月26日の更新です。
・森本悟郎のエッセイ「その後」は毎月28日の更新です。
・植田実のエッセイ「美術展のおこぼれ」は、更新は随時行います。
同じく植田実のエッセイ「生きているTATEMONO 松本竣介を読む」は終了しました。
「本との関係」などのエッセイのバックナンバーはコチラです。
・新連載「美術館に瑛九を観に行く」は随時更新します。
・飯沢耕太郎のエッセイ「日本の写真家たち」は英文版とともに随時更新します。
・浜田宏司のエッセイ「展覧会ナナメ読み」は随時更新します。
・深野一朗のエッセイは随時更新します。
・「久保エディション」(現代版画のパトロン久保貞次郎)は随時更新します。
・「殿敷侃の遺したもの」はゆかりの方々のエッセイ他を随時更新します。
・故・木村利三郎のエッセイ、70年代NYのアートシーンを活写した「ニューヨーク便り」の再録掲載は終了しました。
・故・針生一郎の「現代日本版画家群像」の再録掲載は終了しました。
・故・難波田龍起のエッセイ「絵画への道」の再録掲載は終了しました。
・森下泰輔のエッセイ「私のAndy Warhol体験」は終了しました。
・ときの忘れものでは2014年からシリーズ企画「瀧口修造展」を開催し、関係する記事やテキストを「瀧口修造の世界」として紹介します。土渕信彦のエッセイ「瀧口修造とマルセル・デュシャン」、「瀧口修造の箱舟」と合わせてお読みください。
・「現代版画センターの記録」は随時更新します。新たに1983年6月23日<元永定正さんの「日本芸術大賞」受賞を祝う会>を掲載しました。
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ART SANTA FEに向けて
From Nishijin in Kyoto to... pt. 11: Preparing Art Santa Fe
7月は二箇所のアートフェアに出展させて頂きます。
まず7月3日~5日、大阪のホテルグランヴィアで開催されるART OSAKAに、大阪のギャラリーNii Fine Artsさんの6010号室から出展させて頂きます。
出展作品は15号以下の小作品ばかりを5点程になる予定です。
関西方面にお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ。
ART OSAKA 詳細→ http://artosaka.jp/jp/index.php#top
そして7月9日~12日はアメリカのニューメキシコ州サンタフェで開催されるART SANTA FEに、ときの忘れものさんのブースから出展させて頂きます。
個人的にアジア以外でのアートフェアへの出展は初めての経験で、スタッフの皆さんと共に現地にも行くので、とても楽しみにしています。
出展作品は、今年のアートフェア東京にときの忘れものさんのブースから出展させて頂いた大作の「Landscape#32」と、昨年のシンガポールアートフェアに出展していた「HANABI#9」の2点になります。
野口琢郎「Landscape#32」
2014年
箔画(木パネル、漆、金・銀・プラチナ箔、石炭、樹脂、透明アクリル絵具)
227.3x145.5cm
サインあり
野口琢郎「HANABI#9」
2014年
箔画(木パネル、漆、金・銀・プラチナ箔、石炭、樹脂、透明アクリル絵具)
91.0x72.7cm
サインあり
アメリカで私の作品がどのような評価を受けるのかは想像がつきませんが、実家の箔屋野口には毎週のようにアメリカからの観光のお客様が観光に来られ、大作をご購入頂いてヒューストンまで発送した事もあるので、アメリカの方に作品を観て頂いた経験は何度もあるのですが、やはり多民族国家、結局のところはっきりとした好まれる傾向というのはあまり解らないです。
ただ、主に赤色など、はっきりとした色合いのものが好まれる傾向はあるように感じています。
また、サンタフェという町は独特の雰囲気があるようで、空港からの道のりも見渡す限り荒野みたいな風景だとか、きっとアートフェアだけでなく感じる事はたくさんあると思うので、今後の制作に活かせるような旅にしたいと思います。
次回7月にエッセイを載せて頂くのが7月15日で、ちょうどその日にART SANTA FEを終えてアメリカから帰国するので、また8月の回にでも現地で感じた事などを書かせて頂きたいと思います。
(のぐち たくろう)
■野口琢郎 Takuro NOGUCHI(1975-)
1975年京都府生まれ。1997年京都造形芸術大学洋画科卒業。2000年長崎市にて写真家・東松照明の助手に就く。2001年京都西陣の生家に戻り、家業である箔屋野口の五代目を継ぐため修行に入る。その後も精力的に創作活動を続け、2004年の初個展以来毎年個展を開催している。
◆ときの忘れもののブログは下記の皆さんのエッセイを連載しています。
・大竹昭子のエッセイ「迷走写真館 一枚の写真に目を凝らす」は毎月1日の更新です。
・frgmの皆さんによるエッセイ「ルリユール 書物への偏愛」は毎月3日の更新です。
・石原輝雄のエッセイ「マン・レイへの写真日記」は毎月5日の更新です。
・笹沼俊樹のエッセイ「現代美術コレクターの独り言」は毎月8日の更新です。
・芳賀言太郎のエッセイ「El Camino(エル・カミーノ) 僕が歩いた1600km」は毎月11日の更新です。
・土渕信彦のエッセイ「瀧口修造とマルセル・デュシャン」は毎月13日の更新です。
・野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。
・井桁裕子のエッセイ「私の人形制作」は毎月20日の更新です。
・小林美香のエッセイ「母さん目線の写真史」は毎月25日の更新です。
・「スタッフSの海外ネットサーフィン」は毎月26日の更新です。
・森本悟郎のエッセイ「その後」は毎月28日の更新です。
・植田実のエッセイ「美術展のおこぼれ」は、更新は随時行います。
同じく植田実のエッセイ「生きているTATEMONO 松本竣介を読む」は終了しました。
「本との関係」などのエッセイのバックナンバーはコチラです。
・新連載「美術館に瑛九を観に行く」は随時更新します。
・飯沢耕太郎のエッセイ「日本の写真家たち」は英文版とともに随時更新します。
・浜田宏司のエッセイ「展覧会ナナメ読み」は随時更新します。
・深野一朗のエッセイは随時更新します。
・「久保エディション」(現代版画のパトロン久保貞次郎)は随時更新します。
・「殿敷侃の遺したもの」はゆかりの方々のエッセイ他を随時更新します。
・故・木村利三郎のエッセイ、70年代NYのアートシーンを活写した「ニューヨーク便り」の再録掲載は終了しました。
・故・針生一郎の「現代日本版画家群像」の再録掲載は終了しました。
・故・難波田龍起のエッセイ「絵画への道」の再録掲載は終了しました。
・森下泰輔のエッセイ「私のAndy Warhol体験」は終了しました。
・ときの忘れものでは2014年からシリーズ企画「瀧口修造展」を開催し、関係する記事やテキストを「瀧口修造の世界」として紹介します。土渕信彦のエッセイ「瀧口修造とマルセル・デュシャン」、「瀧口修造の箱舟」と合わせてお読みください。
・「現代版画センターの記録」は随時更新します。新たに1983年6月23日<元永定正さんの「日本芸術大賞」受賞を祝う会>を掲載しました。
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