ときの忘れものは1月4日まで冬季休廊中です。
新年の営業は1月5日(火)からとなります。
その間のお問い合わせ、ご注文への返信は1月5日以降となりますので、よろしくお願いいたします。
画廊は休みですが、ときの忘れものの協力企画「ジョナス・メカス上映会と展覧会」が西荻toki / gallery分室で開催されています。小さな会場ですがメカスファンがたくさん来場されています。
●<西荻窪tokiでジョナス・メカス「いまだ失われざる楽園、あるいはウーナ3歳の年」(1979/16mm)を観る。たまらなく好き。ずっと観たくて、ずっと観ていたくて、ずっと観ていきたいものを観た。三宅唱監督×佐々木敦氏の対談も面白く。 >
(Gayaapii さんのtwitterより)
●<西荻窪 toki ジョナス・メカス写真展+上映会
『いまだ失われざる楽園、あるいは ウーナ3歳の歳』(1979年)16ミリ上映で90分、2回のロールチェンジ。パラダイスは断片であり、断片に気づく者は多くはない。しかし、気づくことができれば失われない。
美しい美しい美しいフィルム
『ジョナス・メカス上映会』日本滞在での作品と小口詩子さんによる密着ビデオ。映画学校では、一コマもムダにするなと教えられ黒布(チェンジバッグ)でやれと教えられたフィルムチェンジとは全く違う大らかでダンスのようなフィルムチェンジに詩を感じた。
『ジョナス・メカス上映会』特にトークにおける木下哲夫さんの佇まいにメカスさんに通じるものを受け取って、もうそれだけで励まされた。
メカスさんの「数ヶ月先のスケジュールなんかわからない。一度も考えたことがない」と、吉増剛造さんとは日本語でも会話が成立していたエピソードが白眉!>
(大久保英樹さんのtwitterより)
●<今年最後にスクリーンで観た映画がジョナスメカスでよかった。しかもわざわざレンタルしてきた16ミリ映写機で、映写技師さん付きで、フィルムで。paradise not yet lost. 楽園とはメカスにとってすべての過去のこと、忘れてしまったものも含めすべての想い出のことだ。
映画の中に、何度も何度も、fragments of paradiseというフレーズが出てくる。メカスにとって、これは映画の定義そのものだ。彼の名前は一度も出てこないけれど、僕は昨夜、メカスの映画が『未知との遭遇』にどれほど決定的な影響を及ぼしていたか、深く思い知らされた。
昨夜の三宅唱との対談の中で僕は、映画というものの原理に照らして、ジャンリュックゴダールとは全く別の仕方で、JLGに比肩しうる存在は、歴史上、ジョナスメカスただひとりだと述べた。僕は本気でそう思っている。>
(佐々木敦さんのtwitterより)
西荻での展示は明日30日までですが、お正月にはOFS Gallery(港区白金5-12-21 アワ フェイバレット ショップ内)で、「ジョナス・メカスと幸せのかけら」展が開催されます。これについては後日詳報します。
93歳を迎えたジョナス・メカスさんの写真作品が、いずれも若い人たちの企画によって展示されていくのは嬉しいことであり、また驚きでもあります。
さて、少し早いですが、ときの忘れものの新春企画のご案内です。
「中藤毅彦写真展 Berlin 1999+2014」
会期:2016年1月6日[水]―1月16日[土] 12:00-19:00
*会期中無休
画面をクリックすると大きくなります。
写真家・中藤毅彦は、世界各地の都市を訪れ、それぞれの都市の違いに興味を惹かれ、一貫してストリートスナップを撮り続けています。2001年に初めて東欧の旧社会主義国を訪れてからは、さらに都市の持つ歴史的意味合いにも思いを馳せるようになりました。2014年に出版した『STREET RAMBLER』(ギャラリー・ニエプス刊)には、キューバの首都ハバナに始まり、ニューヨーク、モスクワ、上海、パリ、ベルリン、東京の20世紀に劇的な変化を遂げた各都市の姿が収録されており、本写真集で2015年の第24回林忠彦賞を受賞しました。
本展では1999年と2014年の15年の年月を隔てたベルリンの都市や人々を撮影した写真作品を約25点出品します。
●ギャラリートークのご案内
1月9日(土)18時より中藤毅彦さんと金子隆一さん(写真史家)によるギャラリートークを開催します。 参加費1,000円
※要予約 (メールinfo@tokinowasuremono.comでご予約ください)
【作家よりメッセージ】
1999年冬、初めて訪れたベルリンは統一ドイツの首都へと街中が工事現場の有様であった。
新しい時代への変化に向けての期待感と共に、長かった冬の時代の気配を未だ濃厚に漂わせた、埃っぽく殺風景でだだっ広い都市だった。
2014年夏、15年ぶりに訪れたベルリンは別の街のように生まれ変わっていた。
中心部には巨大な近代建築が立ち並び、うら寂しかった旧東側のエリアは若さと活気に満ちていた。
一方で、あらゆる人々を受け入れる懐の深さと、自由でアーティスティックな気風に変わりはない。
今回の展示では、この特異な歴史を背負った都市の、15年の歳月を挟んだ変化と核の部分の変わらない姿との両面を感じて頂ければ嬉しい。
中藤毅彦

出品番号1.
"Berlin 1999"(1)
1999(Printed in 2015)
Gelatin Silver Print
Image size : 32.1x48.1cm
Sheet size : 40.5x50.3cm
Ed. 8 Signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
私たちが中藤さんを知ったのは2011年9月に開催したフォトビューイングがきっかけです。そのときの様子は同企画をプロデュースしてくださった原茂さんのエッセイ「第7回写真を買おう!! ときの忘れものフォトビューイング」報告と御礼をお読みいただきたいのですが、私たちは中藤さんの誠実な人柄と、対象に向って行く情熱に引き込まれるような魅力を感じました。
いくつかの写真をコレクションした後、今度は大竹昭子さんが<迷走写真館>一枚の写真に目を凝らす 第7回で中藤さんの作品を取り上げてくださり、このときの「一度目にしたら忘れられない写真」も私たちの大事なコレクションになりました。
今回の個展では中藤さん自選の<1999年と2014年の15年の年月を隔てたベルリンの都市や人々を撮影した写真作品>を展示します。ぜひお出かけください。

2014年8月「銀塩写真の魅力 V展」にて
左から、中里和人さん、中藤毅彦さん、亭主。
■中藤毅彦 Takehiko NAKAFUJI
1970年東京に生まれる。 早稲田大学大一文学部中退。東京ビジュアルアーツ写真学科卒業。 都市のスナップショットを中心に作品を発表し続けている。 国内の他、東欧、ロシア、キューバ、パリ、ニューヨークなど世界各地を取材。 また、裸のラリーズ、ゆらゆら帝国、恒松正敏などのロックミュージシャンのオフィシャルカメラマンを担当するなどアーチストの撮影も行う。
作家活動と共に、東京四谷三丁目にてギャラリー・二エプスを運営、展示の他、ワークショップ等多数開催。
写真集に『Enter the Mirror』(1997、mole刊)、『Winterlicht』(2001、ワイズ出版刊)、『Night Crawler』(2001、禪フォトギャラリー刊)、『Sakuan, Matapaan-Hokkaido』(2013、禪フォトギャラリー刊)、『Paris』(2013、funny bones刊)、『STREET RAMBLER』(2014、ギャラリー・ニエプス刊)がある。
2013年に第29回東川賞特別作家賞受賞。2015年に第24回林忠彦賞受賞。
●中藤毅彦写真集『STREET RAMBLER』
ギャラリー•ニエプス 発行 2015年 B4変形 192P
本体価格6,482円/ 税込価格 7,001円
ときの忘れもので扱っています。

<この度、写真集「STREET RAMBLER」によって、第24回林忠彦賞を頂きました!
林忠彦賞は、戦後写真界に大きな足跡を残した写真家・林忠彦の多彩な業績を記念して創設された写真賞です。
今回の受賞作は、この10数年の自分のストリートスナップの中から代表作をまとめた写真集で、この様に評価して頂けた事は大変嬉しく光栄に思います。
写真集を出版するに当たってお世話になったスタッフの皆様、細江先生を始め審査員の皆様、周南市美術博物館の関係者の皆様、そして故林忠彦先生に心より感謝申し上げます。>(中藤毅彦さんのfacebookより)
◆冬季休廊のお知らせ
2015年12月27日(日)―2016年1月4日(月)はギャラリーをお休みします。
*ブログは年中無休、冬季休廊の間も休まず発信しますので、どうぞご愛読ください。
◆臨時休廊のお知らせ
シンガポールのアートフェア出展のため2016年1月17日(日)―1月25日(月)はギャラリーをお休みいたします。
新年の営業は1月5日(火)からとなります。
その間のお問い合わせ、ご注文への返信は1月5日以降となりますので、よろしくお願いいたします。
画廊は休みですが、ときの忘れものの協力企画「ジョナス・メカス上映会と展覧会」が西荻toki / gallery分室で開催されています。小さな会場ですがメカスファンがたくさん来場されています。
●<西荻窪tokiでジョナス・メカス「いまだ失われざる楽園、あるいはウーナ3歳の年」(1979/16mm)を観る。たまらなく好き。ずっと観たくて、ずっと観ていたくて、ずっと観ていきたいものを観た。三宅唱監督×佐々木敦氏の対談も面白く。 >
(Gayaapii さんのtwitterより)
●<西荻窪 toki ジョナス・メカス写真展+上映会
『いまだ失われざる楽園、あるいは ウーナ3歳の歳』(1979年)16ミリ上映で90分、2回のロールチェンジ。パラダイスは断片であり、断片に気づく者は多くはない。しかし、気づくことができれば失われない。
美しい美しい美しいフィルム
『ジョナス・メカス上映会』日本滞在での作品と小口詩子さんによる密着ビデオ。映画学校では、一コマもムダにするなと教えられ黒布(チェンジバッグ)でやれと教えられたフィルムチェンジとは全く違う大らかでダンスのようなフィルムチェンジに詩を感じた。
『ジョナス・メカス上映会』特にトークにおける木下哲夫さんの佇まいにメカスさんに通じるものを受け取って、もうそれだけで励まされた。
メカスさんの「数ヶ月先のスケジュールなんかわからない。一度も考えたことがない」と、吉増剛造さんとは日本語でも会話が成立していたエピソードが白眉!>
(大久保英樹さんのtwitterより)
●<今年最後にスクリーンで観た映画がジョナスメカスでよかった。しかもわざわざレンタルしてきた16ミリ映写機で、映写技師さん付きで、フィルムで。paradise not yet lost. 楽園とはメカスにとってすべての過去のこと、忘れてしまったものも含めすべての想い出のことだ。
映画の中に、何度も何度も、fragments of paradiseというフレーズが出てくる。メカスにとって、これは映画の定義そのものだ。彼の名前は一度も出てこないけれど、僕は昨夜、メカスの映画が『未知との遭遇』にどれほど決定的な影響を及ぼしていたか、深く思い知らされた。
昨夜の三宅唱との対談の中で僕は、映画というものの原理に照らして、ジャンリュックゴダールとは全く別の仕方で、JLGに比肩しうる存在は、歴史上、ジョナスメカスただひとりだと述べた。僕は本気でそう思っている。>
(佐々木敦さんのtwitterより)
西荻での展示は明日30日までですが、お正月にはOFS Gallery(港区白金5-12-21 アワ フェイバレット ショップ内)で、「ジョナス・メカスと幸せのかけら」展が開催されます。これについては後日詳報します。
93歳を迎えたジョナス・メカスさんの写真作品が、いずれも若い人たちの企画によって展示されていくのは嬉しいことであり、また驚きでもあります。
さて、少し早いですが、ときの忘れものの新春企画のご案内です。
「中藤毅彦写真展 Berlin 1999+2014」
会期:2016年1月6日[水]―1月16日[土] 12:00-19:00
*会期中無休
画面をクリックすると大きくなります。写真家・中藤毅彦は、世界各地の都市を訪れ、それぞれの都市の違いに興味を惹かれ、一貫してストリートスナップを撮り続けています。2001年に初めて東欧の旧社会主義国を訪れてからは、さらに都市の持つ歴史的意味合いにも思いを馳せるようになりました。2014年に出版した『STREET RAMBLER』(ギャラリー・ニエプス刊)には、キューバの首都ハバナに始まり、ニューヨーク、モスクワ、上海、パリ、ベルリン、東京の20世紀に劇的な変化を遂げた各都市の姿が収録されており、本写真集で2015年の第24回林忠彦賞を受賞しました。
本展では1999年と2014年の15年の年月を隔てたベルリンの都市や人々を撮影した写真作品を約25点出品します。
●ギャラリートークのご案内
1月9日(土)18時より中藤毅彦さんと金子隆一さん(写真史家)によるギャラリートークを開催します。 参加費1,000円
※要予約 (メールinfo@tokinowasuremono.comでご予約ください)
【作家よりメッセージ】
1999年冬、初めて訪れたベルリンは統一ドイツの首都へと街中が工事現場の有様であった。
新しい時代への変化に向けての期待感と共に、長かった冬の時代の気配を未だ濃厚に漂わせた、埃っぽく殺風景でだだっ広い都市だった。
2014年夏、15年ぶりに訪れたベルリンは別の街のように生まれ変わっていた。
中心部には巨大な近代建築が立ち並び、うら寂しかった旧東側のエリアは若さと活気に満ちていた。
一方で、あらゆる人々を受け入れる懐の深さと、自由でアーティスティックな気風に変わりはない。
今回の展示では、この特異な歴史を背負った都市の、15年の歳月を挟んだ変化と核の部分の変わらない姿との両面を感じて頂ければ嬉しい。
中藤毅彦

出品番号1.
"Berlin 1999"(1)
1999(Printed in 2015)
Gelatin Silver Print
Image size : 32.1x48.1cm
Sheet size : 40.5x50.3cm
Ed. 8 Signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
私たちが中藤さんを知ったのは2011年9月に開催したフォトビューイングがきっかけです。そのときの様子は同企画をプロデュースしてくださった原茂さんのエッセイ「第7回写真を買おう!! ときの忘れものフォトビューイング」報告と御礼をお読みいただきたいのですが、私たちは中藤さんの誠実な人柄と、対象に向って行く情熱に引き込まれるような魅力を感じました。
いくつかの写真をコレクションした後、今度は大竹昭子さんが<迷走写真館>一枚の写真に目を凝らす 第7回で中藤さんの作品を取り上げてくださり、このときの「一度目にしたら忘れられない写真」も私たちの大事なコレクションになりました。
今回の個展では中藤さん自選の<1999年と2014年の15年の年月を隔てたベルリンの都市や人々を撮影した写真作品>を展示します。ぜひお出かけください。

2014年8月「銀塩写真の魅力 V展」にて
左から、中里和人さん、中藤毅彦さん、亭主。
■中藤毅彦 Takehiko NAKAFUJI
1970年東京に生まれる。 早稲田大学大一文学部中退。東京ビジュアルアーツ写真学科卒業。 都市のスナップショットを中心に作品を発表し続けている。 国内の他、東欧、ロシア、キューバ、パリ、ニューヨークなど世界各地を取材。 また、裸のラリーズ、ゆらゆら帝国、恒松正敏などのロックミュージシャンのオフィシャルカメラマンを担当するなどアーチストの撮影も行う。
作家活動と共に、東京四谷三丁目にてギャラリー・二エプスを運営、展示の他、ワークショップ等多数開催。
写真集に『Enter the Mirror』(1997、mole刊)、『Winterlicht』(2001、ワイズ出版刊)、『Night Crawler』(2001、禪フォトギャラリー刊)、『Sakuan, Matapaan-Hokkaido』(2013、禪フォトギャラリー刊)、『Paris』(2013、funny bones刊)、『STREET RAMBLER』(2014、ギャラリー・ニエプス刊)がある。
2013年に第29回東川賞特別作家賞受賞。2015年に第24回林忠彦賞受賞。
●中藤毅彦写真集『STREET RAMBLER』
ギャラリー•ニエプス 発行 2015年 B4変形 192P
本体価格6,482円/ 税込価格 7,001円
ときの忘れもので扱っています。

<この度、写真集「STREET RAMBLER」によって、第24回林忠彦賞を頂きました!
林忠彦賞は、戦後写真界に大きな足跡を残した写真家・林忠彦の多彩な業績を記念して創設された写真賞です。
今回の受賞作は、この10数年の自分のストリートスナップの中から代表作をまとめた写真集で、この様に評価して頂けた事は大変嬉しく光栄に思います。
写真集を出版するに当たってお世話になったスタッフの皆様、細江先生を始め審査員の皆様、周南市美術博物館の関係者の皆様、そして故林忠彦先生に心より感謝申し上げます。>(中藤毅彦さんのfacebookより)
◆冬季休廊のお知らせ
2015年12月27日(日)―2016年1月4日(月)はギャラリーをお休みします。
*ブログは年中無休、冬季休廊の間も休まず発信しますので、どうぞご愛読ください。
◆臨時休廊のお知らせ
シンガポールのアートフェア出展のため2016年1月17日(日)―1月25日(月)はギャラリーをお休みいたします。
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