細江英公先生が舞踏家笠井叡を、その舞台ではなく、スタジオで撮影した珍しい写真集が刊行されました。
細江先生と笠井さんのお二人にサインを入れていただきましたので、特別頒布いたします。

2016細江英公・笠井叡『透明迷宮』細江英公 × 笠井叡
『透明迷宮』(サイン本)

2016年
平凡社 発行
写真:細江英公
舞踏・文:笠井叡
80ページ
30.5x23.4cm
6,800円(税込7,344円、送料別途)
*ときの忘れもので扱っています。メールにてお申し込みください。

2016細江英公・笠井叡『透明迷宮』サイン細江英公、笠井叡のサイン入り

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2016細江英公・笠井叡『透明迷宮』チラシ


世界を舞台に活躍するダンサーで振付師・笠井叡の肉体と精神を駆使した舞踏を、スタジオに設置した細江英公のカメラがとらえる。
止まることのないカラダの一瞬の動きがモノクロームの写真に定着。
舞台写真ではなく、スタジオという濃密な空間に飛び散る魂の火花。
撮影 2007年9月4日
東京工芸大学芸術学部・中野キャンパス旧スタジオにて

細江英公 Eikoh HOSOE
写真家。清里フォトアートミュージアム館長。1933年山形県生まれ。本名・敏廣。18歳のときに[富士フォトコンテスト学生の部]で最高賞を受賞し、写真家を志す。52年東京写真短期大学(現東京工芸大学)入学。デモクラート美術家協会の瑛九と出会い強い影響を受ける。54年卒業。56年小西六ギャラリーで初個展。63年三島由紀夫をモデルに撮った[薔薇刑]で評価を確立し、70年[鎌鼬(かまいたち)]で芸術選奨文部大臣賞受賞。

■笠井叡 Akira KASAI
舞踏家、天使館主宰。1943年生まれ。60年代に大野一雄、土方巽に出会い、ソロ舞踏公演を行う。ドイツへ留学し、シュタイナーの人智学、オイリュトミーを研究。世界各地で公演・振付を続ける。
主な著書に『天使論』、『聖霊舞踏』、『神々の黄昏』、『カラダという書物』、『銀河革命』がある。

●細江英公のオリジナル・プリント(ゼラチン・シルバー・プリント)をご紹介します。
薔薇刑 作品32細江英公 Eikoh HOSOE
薔薇刑 作品32
1961年(printed later)
ゼラチンシルバープリント
20.0x30.0cm  Signed
*このサイズとな別に大判サイズ(37.6×55.7cm)のプリントもあります。

薔薇刑 作品29細江英公 Eikoh HOSOE
薔薇刑 作品29
1962年(Printed later)
ゼラチンシルバープリント
31.1×22.8cm  Signed
*この作品は、2枚のネガを重ねてプリントしたフォト・モンタージュ作品で、幻想的で蠱惑的な効果をあげています。