昨日は「山の日」とか、いつの間にかできた祝日でしたが、お盆への時期、夏休みをとる方も多いでしょう。
世間の皆様が休んでいるとき、画廊を開けるというのが、このところの私たちの営業方針でして、「菅井汲展」は8月20日[土]まで開催しています(*日曜、月曜、祝日休廊)。
ときの忘れものはちょっと時期をずらして、8月21日[日]~8月29日[月]が夏季休廊となります。
故郷や普段行けないところへの旅行の折にはぜひ美術館を訪ねて欲しいですね。
亭主の好みというか独断での「夏休みお勧め美術展」をいくつかご紹介します。
●東京都美術館で「ポンピドゥー・センター傑作展」~9月22日(木・祝)
<都美術館のポンピドゥー・センター傑作選展に行ってきました。会場構成のデザインも楽しめ、良い展示なのに、怖いくらい空いていました。じっくり見られたのは良かったですが。(永井桃子さんのfacebookより)>


「ポンピドゥー・センター傑作展―ピカソ、マティス、デュシャンからクリストまで―」
会期:2016年6月11日[土]~9月22日[木・祝]
会場:東京都美術館
休館:月曜(ただし9月19日[月・祝]は開室)
パリの中心部に位置するポンピドゥー・センター。その珠玉の近現代美術コレクションから一年ごとに一作家一作品を厳選し、1906年から1977年のタイムラインをたどる展覧会。マティスの油絵の到達点《大きな赤い室内》をはじめ、多彩なラインナップでフランス20世紀美術を一望します。(同展HPより転載)
亭主のパリ往復時代、幾度となく通ったポンピドゥー。今回はヨーロッパで活躍する若い建築家・田根剛さんの会場構成が話題になっています。でも永井さんのfacebookによれば怖いくらいすいているらしい。
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●信州の碌山美術館で「高村光太郎 彫刻と詩展」~8月28日(日)


「高村光太郎 彫刻と詩展」
会場:碌山美術館
〒399-8303 長野県安曇野市穂高5095-1
会期:2016年7月23日(土)~8月28日(日)
休館:5月~10月は無休
「詩人・彫刻家」と言われると随分多くの作品があるように錯覚しますが、光太郎の彫刻で実在するのは僅か数十点です。今井兼次設計の美術館でじっくり希少な彫刻を堪能したいですね。
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●世田谷美術館で「アルバレス・ブラボ写真展」~8月28日(日)


「アルバレス・ブラボ写真展―メキシコ、静かなる光と時」
会期:2016年7月2日(土)~8月28日(日)
会場:世田谷美術館
〒157-0075 世田谷区砧公園1-2
休館:月曜日
20世紀写真史に大きな足跡を残したメキシコの巨匠、マヌエル・アルバレス・ブラボ(1902-2002)。革命の動乱を経て、壁画運動や前衛芸術が盛り上がりを見せた1920年代末に頭角を現し、最晩年の1990年代末に至るまで、一貫して独自の静けさと詩情をたたえた写真を撮り続けました。本展は作家遺族が運営するアーカイヴより全面的な協力を得て、192点のモノクロプリントと多数の資料を、全4部・9章構成で年代順に展覧します。約70年におよぶアルバレス・ブラボの仕事の魅力を紹介する、国内最大規模の本格的な回顧展です。(同展HPより転載)
レセプションの様子
オープニングに出席してまいりました。
酒井忠康館長に続いてメキシコ大使のあいさつ
いつも熱心な世田谷区長の保坂展人さん
メキシコから遠路かけつけたご遺族のあいさつ
後ろ姿は左から植田実先生、社長、異端のコレクターS氏
プリントはそう大きなサイズではないのですが、見ごたえ十分
名作「Los Agachados 腰をおろす人々」


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●ちょっと交通の便が悪いのですが須賀川のCCGA現代グラフィックアートセンターで「中林忠良展」~9月11日(日)


「中林忠良展:未知なる航海―腐蝕の海へ」
会期:2016年6月11日[土]~9月11日[日]
会場:CCGA現代グラフィックアートセンター
〒962-0711 福島県須賀川市塩田字宮田1
休館:月曜(祝日を除く)、祝日の翌日
超優良企業の大日本印刷がゴルフ場に隣接してつくった小さな美術館ですが、一つ一つの作品をじっくり見るにはとてもいい環境です。
東京芸大にようやく版画教室が正式に出来、教授になった駒井哲郎先生のもとで学んだのが中林先生でした。師匠の衣鉢を継ぎ、日本における版画教育の道を切り開く一方、<銅版画の中でもエッチング技法を表現の中心に据え、その制作における腐蝕のプロセスをつねに重視してきました。詩人・金子光晴の言葉「すべて腐らないものはない」に深い感銘を受けて自らの作品哲学としたというエピソードが示すように、彼にとって腐蝕という現象は単なる製版の手段ではなく、生成と消滅を繰りかえすこの世界の縮図であり、そのありようを作品へと照射する鏡でもあります。そうして生み出された、光と影、生命と死といったものを寓意として秘めたモノクロームの画面は、静謐ながらも強い引力をもって私たちを深い思索へと誘います。(同展HPより転載)>
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●著名建築家の模型を一挙に見ることができる「建築倉庫」が、6月18日寺田倉庫本社(東京都品川区)にオープンしました。「倉庫」という名前の通り、模型を保存する収蔵庫を一般に公開する国内初の展示施設です。


〒140-0002 東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫本社ビル1F
休館:月曜(ただし月曜日が祝日の場合は翌火曜休み)
入館料:一般 1,000、高校生以下および18歳未満 500
美術品の保管で有名な寺田倉庫がここ数年、保管だけではなく、美術品にまつわるさまざまなサービスを始め、東京のアートシーンの重要な核になりつつあるようです。
模型の保存問題は建築界の長年の課題でしたので、この「建築倉庫」の試みの成果が期待されます。
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●栃木県真岡の久保記念観光文化交流館で「木村利三郎展」~8月29日(月)


「木村利三郎展」
会期:2016年7月14日(木)~8月29日(月)
会場:久保記念観光文化交流館 美術品展示館
〒321-4305 栃木県真岡市新町1105番地1
休館:火曜
わが師久保貞次郎先生の真岡の本宅を整備してできた久保記念観光文化交流館では、久保家から寄贈された瑛九はじめ多くの作家の作品が順次、公開展示されています。
木村利三郎(リサ)は、ニューヨークを拠点に、「都市」をテーマに描き続けた作家ですが、2014年にニューヨークのアトリエで亡くなりました。利三郎さんのエッセイもお読みください。
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●神戸のBBプラザ美術館で「辰野登恵子の軌跡」~9月19日(月・祝)


「辰野登恵子の軌跡―イメージの知覚化―」
会期:2016年7月5日[火]~9月19日[月・祝]
会場:BBプラザ美術館
〒657-0845 神戸市灘区岩屋中町4丁目2番7号 BBプラザ2F
休館:月曜 (祝日の場合翌平日)
若死にした辰野登恵子の回顧展。1995年に史上最年少の45歳で東京国立近代美術館で個展が開催され、翌年に第46回芸術選奨文部大臣新人賞を受賞、さらには2013年に第54回毎日芸術賞を受賞するなど、日本の現代美術を代表する画家として期待されていたのに、残念なことでした。
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●横浜美術館で「メアリー・カサット展」~9月11日(日)


「メアリー・カサット展」
会期:2016年6月25日[土]~9月11日[日]
会場:横浜美術館
〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目4番1号
休館:木曜 ※ただし8月11日[木・祝]は開館
日本での回顧展は実に35年ぶり、必見の展覧会です。この作家の名を知らない人も多いでしょうが、亭主の独断でいえば、ジョージア・オキーフ、ルイーズ・ニーヴェルスンと並び、アメリカの女性作家の代表的存在です。版画にも秀作を残しています。
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●町についてからがまた遠い信州の須坂版画美術館で「岡本太郎の版画 展」~9月27日(火)


「岡本太郎の版画 展」
会期:2016年8月4日(木)~9月27日(火)
会場:須坂版画美術館
前期:8月4日(木)~8月28日(日) 午前9時~午後5時
後期:9月1日(木)~9月27日(火) 午前9時~午後5時
休館日:水曜日 ※8月29日、30日は展示替えのため休館となります。
版画専門の小さな美術館、辺鄙な場所ですが企画に工夫をこらし、頑張っています。
岡本太郎の再評価というか、若い人の太郎ブームは凄い。戦後の現代美術に果たした役割も大きいのですが、意外に全貌がわからない。版画も実は正確なレゾネもないので、研究者泣かせです。
岡本太郎の版画に的を絞った展覧会、版画ファンはぜひお出かけください。
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●暑い古都でもっと暑くなる京都国立近代美術館の「あの時みんな熱かった! アンフォルメルと日本の美術」~ 9月11日(日)



「あの時みんな熱かった! アンフォルメルと日本の美術」
会期:2016年7月29日(金)~ 9月11日(日)
会場:京都国立近代美術館
休館:月曜日
「もはや戦後ではない」が流行語となった1956(昭和31)年、パリで活躍する美術評論家ミシェル・タピエがセレクトし、「アンフォルメル」(未定形の芸術)と名付けた欧米の最新の美術作品群が、日本に上陸しました。
作者の行為(アクション)の痕跡や鮮烈な色彩、素材そのものの生々しい物質感を強調したこれらの作品は、日本の美術家たちに大きな衝撃を与え、以後数年にわたり、洋画や彫刻のみならず、日本画や陶芸、生け花といった日本の伝統的な表現ジャンルで、アンフォルメル風の"熱い"表現が爆発的に流行しました。
本展では、ジャンルの広範さと展開の多様さにおいて日本の美術史上例を見ないこの特筆すべき現象を、約100点の作品で紹介します。(同館HPより)
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●今日のお勧めはルイーズ・ニーヴェルスンです。

ルイーズ・ニーヴェルスン
「7307」
1973年 シルクスクリーン
Image size: 98.7×72.5cm
Sheet size: 106.8×76.1cm
Ed.20 Signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
ときの忘れものの通常業務は平日の火曜~土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。
◆「ときの忘れもの・拾遺 ギャラリーコンサート第3回 独奏チェロによるJ.S.バッハと20世紀の音楽」を9月17日(土)夕方4時(16時)より開催します。いつもより早い開演時間です。
プロデュース:大野幸、チェロ:富田牧子によるプログラムの詳細は8月18日にこのブログで発表します。
要予約、会費:1,000円。メールにてお申し込みください。
世間の皆様が休んでいるとき、画廊を開けるというのが、このところの私たちの営業方針でして、「菅井汲展」は8月20日[土]まで開催しています(*日曜、月曜、祝日休廊)。
ときの忘れものはちょっと時期をずらして、8月21日[日]~8月29日[月]が夏季休廊となります。
故郷や普段行けないところへの旅行の折にはぜひ美術館を訪ねて欲しいですね。
亭主の好みというか独断での「夏休みお勧め美術展」をいくつかご紹介します。
●東京都美術館で「ポンピドゥー・センター傑作展」~9月22日(木・祝)
<都美術館のポンピドゥー・センター傑作選展に行ってきました。会場構成のデザインも楽しめ、良い展示なのに、怖いくらい空いていました。じっくり見られたのは良かったですが。(永井桃子さんのfacebookより)>


「ポンピドゥー・センター傑作展―ピカソ、マティス、デュシャンからクリストまで―」
会期:2016年6月11日[土]~9月22日[木・祝]
会場:東京都美術館
休館:月曜(ただし9月19日[月・祝]は開室)
パリの中心部に位置するポンピドゥー・センター。その珠玉の近現代美術コレクションから一年ごとに一作家一作品を厳選し、1906年から1977年のタイムラインをたどる展覧会。マティスの油絵の到達点《大きな赤い室内》をはじめ、多彩なラインナップでフランス20世紀美術を一望します。(同展HPより転載)
亭主のパリ往復時代、幾度となく通ったポンピドゥー。今回はヨーロッパで活躍する若い建築家・田根剛さんの会場構成が話題になっています。でも永井さんのfacebookによれば怖いくらいすいているらしい。
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●信州の碌山美術館で「高村光太郎 彫刻と詩展」~8月28日(日)


「高村光太郎 彫刻と詩展」
会場:碌山美術館
〒399-8303 長野県安曇野市穂高5095-1
会期:2016年7月23日(土)~8月28日(日)
休館:5月~10月は無休
「詩人・彫刻家」と言われると随分多くの作品があるように錯覚しますが、光太郎の彫刻で実在するのは僅か数十点です。今井兼次設計の美術館でじっくり希少な彫刻を堪能したいですね。
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●世田谷美術館で「アルバレス・ブラボ写真展」~8月28日(日)


「アルバレス・ブラボ写真展―メキシコ、静かなる光と時」
会期:2016年7月2日(土)~8月28日(日)
会場:世田谷美術館
〒157-0075 世田谷区砧公園1-2
休館:月曜日
20世紀写真史に大きな足跡を残したメキシコの巨匠、マヌエル・アルバレス・ブラボ(1902-2002)。革命の動乱を経て、壁画運動や前衛芸術が盛り上がりを見せた1920年代末に頭角を現し、最晩年の1990年代末に至るまで、一貫して独自の静けさと詩情をたたえた写真を撮り続けました。本展は作家遺族が運営するアーカイヴより全面的な協力を得て、192点のモノクロプリントと多数の資料を、全4部・9章構成で年代順に展覧します。約70年におよぶアルバレス・ブラボの仕事の魅力を紹介する、国内最大規模の本格的な回顧展です。(同展HPより転載)
レセプションの様子
オープニングに出席してまいりました。
酒井忠康館長に続いてメキシコ大使のあいさつ
いつも熱心な世田谷区長の保坂展人さん
メキシコから遠路かけつけたご遺族のあいさつ
後ろ姿は左から植田実先生、社長、異端のコレクターS氏
プリントはそう大きなサイズではないのですが、見ごたえ十分
名作「Los Agachados 腰をおろす人々」

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●ちょっと交通の便が悪いのですが須賀川のCCGA現代グラフィックアートセンターで「中林忠良展」~9月11日(日)


「中林忠良展:未知なる航海―腐蝕の海へ」
会期:2016年6月11日[土]~9月11日[日]
会場:CCGA現代グラフィックアートセンター
〒962-0711 福島県須賀川市塩田字宮田1
休館:月曜(祝日を除く)、祝日の翌日
超優良企業の大日本印刷がゴルフ場に隣接してつくった小さな美術館ですが、一つ一つの作品をじっくり見るにはとてもいい環境です。
東京芸大にようやく版画教室が正式に出来、教授になった駒井哲郎先生のもとで学んだのが中林先生でした。師匠の衣鉢を継ぎ、日本における版画教育の道を切り開く一方、<銅版画の中でもエッチング技法を表現の中心に据え、その制作における腐蝕のプロセスをつねに重視してきました。詩人・金子光晴の言葉「すべて腐らないものはない」に深い感銘を受けて自らの作品哲学としたというエピソードが示すように、彼にとって腐蝕という現象は単なる製版の手段ではなく、生成と消滅を繰りかえすこの世界の縮図であり、そのありようを作品へと照射する鏡でもあります。そうして生み出された、光と影、生命と死といったものを寓意として秘めたモノクロームの画面は、静謐ながらも強い引力をもって私たちを深い思索へと誘います。(同展HPより転載)>
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●著名建築家の模型を一挙に見ることができる「建築倉庫」が、6月18日寺田倉庫本社(東京都品川区)にオープンしました。「倉庫」という名前の通り、模型を保存する収蔵庫を一般に公開する国内初の展示施設です。


〒140-0002 東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫本社ビル1F
休館:月曜(ただし月曜日が祝日の場合は翌火曜休み)
入館料:一般 1,000、高校生以下および18歳未満 500
美術品の保管で有名な寺田倉庫がここ数年、保管だけではなく、美術品にまつわるさまざまなサービスを始め、東京のアートシーンの重要な核になりつつあるようです。
模型の保存問題は建築界の長年の課題でしたので、この「建築倉庫」の試みの成果が期待されます。
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●栃木県真岡の久保記念観光文化交流館で「木村利三郎展」~8月29日(月)


「木村利三郎展」
会期:2016年7月14日(木)~8月29日(月)
会場:久保記念観光文化交流館 美術品展示館
〒321-4305 栃木県真岡市新町1105番地1
休館:火曜
わが師久保貞次郎先生の真岡の本宅を整備してできた久保記念観光文化交流館では、久保家から寄贈された瑛九はじめ多くの作家の作品が順次、公開展示されています。
木村利三郎(リサ)は、ニューヨークを拠点に、「都市」をテーマに描き続けた作家ですが、2014年にニューヨークのアトリエで亡くなりました。利三郎さんのエッセイもお読みください。
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●神戸のBBプラザ美術館で「辰野登恵子の軌跡」~9月19日(月・祝)


「辰野登恵子の軌跡―イメージの知覚化―」
会期:2016年7月5日[火]~9月19日[月・祝]
会場:BBプラザ美術館
〒657-0845 神戸市灘区岩屋中町4丁目2番7号 BBプラザ2F
休館:月曜 (祝日の場合翌平日)
若死にした辰野登恵子の回顧展。1995年に史上最年少の45歳で東京国立近代美術館で個展が開催され、翌年に第46回芸術選奨文部大臣新人賞を受賞、さらには2013年に第54回毎日芸術賞を受賞するなど、日本の現代美術を代表する画家として期待されていたのに、残念なことでした。
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●横浜美術館で「メアリー・カサット展」~9月11日(日)


「メアリー・カサット展」
会期:2016年6月25日[土]~9月11日[日]
会場:横浜美術館
〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目4番1号
休館:木曜 ※ただし8月11日[木・祝]は開館
日本での回顧展は実に35年ぶり、必見の展覧会です。この作家の名を知らない人も多いでしょうが、亭主の独断でいえば、ジョージア・オキーフ、ルイーズ・ニーヴェルスンと並び、アメリカの女性作家の代表的存在です。版画にも秀作を残しています。
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●町についてからがまた遠い信州の須坂版画美術館で「岡本太郎の版画 展」~9月27日(火)


「岡本太郎の版画 展」
会期:2016年8月4日(木)~9月27日(火)
会場:須坂版画美術館
前期:8月4日(木)~8月28日(日) 午前9時~午後5時
後期:9月1日(木)~9月27日(火) 午前9時~午後5時
休館日:水曜日 ※8月29日、30日は展示替えのため休館となります。
版画専門の小さな美術館、辺鄙な場所ですが企画に工夫をこらし、頑張っています。
岡本太郎の再評価というか、若い人の太郎ブームは凄い。戦後の現代美術に果たした役割も大きいのですが、意外に全貌がわからない。版画も実は正確なレゾネもないので、研究者泣かせです。
岡本太郎の版画に的を絞った展覧会、版画ファンはぜひお出かけください。
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●暑い古都でもっと暑くなる京都国立近代美術館の「あの時みんな熱かった! アンフォルメルと日本の美術」~ 9月11日(日)



「あの時みんな熱かった! アンフォルメルと日本の美術」
会期:2016年7月29日(金)~ 9月11日(日)
会場:京都国立近代美術館
休館:月曜日
「もはや戦後ではない」が流行語となった1956(昭和31)年、パリで活躍する美術評論家ミシェル・タピエがセレクトし、「アンフォルメル」(未定形の芸術)と名付けた欧米の最新の美術作品群が、日本に上陸しました。
作者の行為(アクション)の痕跡や鮮烈な色彩、素材そのものの生々しい物質感を強調したこれらの作品は、日本の美術家たちに大きな衝撃を与え、以後数年にわたり、洋画や彫刻のみならず、日本画や陶芸、生け花といった日本の伝統的な表現ジャンルで、アンフォルメル風の"熱い"表現が爆発的に流行しました。
本展では、ジャンルの広範さと展開の多様さにおいて日本の美術史上例を見ないこの特筆すべき現象を、約100点の作品で紹介します。(同館HPより)
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●今日のお勧めはルイーズ・ニーヴェルスンです。

ルイーズ・ニーヴェルスン
「7307」
1973年 シルクスクリーン
Image size: 98.7×72.5cm
Sheet size: 106.8×76.1cm
Ed.20 Signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
ときの忘れものの通常業務は平日の火曜~土曜日です。日曜、月曜、祝日はお問い合わせには返信できませんので、予めご了承ください。
◆「ときの忘れもの・拾遺 ギャラリーコンサート第3回 独奏チェロによるJ.S.バッハと20世紀の音楽」を9月17日(土)夕方4時(16時)より開催します。いつもより早い開演時間です。
プロデュース:大野幸、チェロ:富田牧子によるプログラムの詳細は8月18日にこのブログで発表します。
要予約、会費:1,000円。メールにてお申し込みください。
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