うっかりしていて、ご案内するのが遅くなりました。
建築好きなら見逃せない展覧会が、東京丸の内の ASJ TOKYO CELL で開催中です。

日本人がまだ知らないル・コルビュジエ アジール・フロッタン 再生展
― 浮かぶ避難船 ル・コルビュジエが見た争乱・難民・抵抗から ―


会期:2017年8月5日(土)~8月22日(火)10:00~19:00
会場:ASJ TOKYO CELL 新日石ビル1F
主催:株式会社遠藤秀平建築研究所
共催:アーキテクツ・スタジオ・ジャパン株式会社
年中無休、入場無料

知られざるル・コルビュジェのプロジェクトが、パリのセーヌ川に浮かんでいる。
世界救世軍の依頼により設計し、船を改造した「アジール・フロッタン」(浮かぶ避難所)だ。これは第一次世界大戦の混乱によって生じた難民を収容すべく、1929年に完成したものである。もともと鉄ではなく、コンクリート造の石炭を運ぶ船だったが、箱型の船体に柱と屋根・水平窓を増築し、船が建築としてリノベーションされた。客船を近代建築の理想的なモデルと考えていたル・コルビュジェが、ここでは船をモダニズム建築に改造したのである。アジール・フロッタンは、今もノートルダム大聖堂から上流1キロの左岸に係留されているが、老朽化により建築としての機能を失っていた。しかし、2006年からミシェル・カンタル=デュパール氏ら5名の有志によって修復工事を実施、さらに今秋に日本から桟橋を寄贈し、2018年からギャラリー機能をもった建築として再生される。この新しい船出を祝して、ル・コルビュジェ財団から提供された完成当時の資料、設計のスタディ、現在の写真・映像、模型などを用いて、アジール・フロッタンを紹介する。
五十嵐 太郎 (建築史・建築評論家/東北大学大学院教授)
(同展サイトより)

●ときの忘れものは、〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました(詳しくは6月5日及び6月16日のブログ参照)。
電話番号と営業時間が変わりました。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
営業時間=火曜~土曜の平日11時~18時。日・月・祝日は休廊。

JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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