小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」第8回
「何年かまえ、ぼくは宇宙だか、おおいなる存在だか、
そういったものにねがいごとをした。
どうか『無償の愛』を経験させてください、
ちっぽけな、まがいものじゃなくて
ほんものの愛をって。
ねがいごとをするときは、気をつけたほうがいい。
かなうことがあるからだ。」
2月に発売されて、当店でも大きく展開中の新刊『マルコとパパ』(偕成社)の冒頭部分です。この絵本は、ダウン症をもって生まれた息子との日常を、イラストレーターの父親が描き出したスケッチブックのような作品。

冒頭の文章は、こう続きます。
「ときどき 子どもについても
絵とおなじことがおこる。
できたものが イメージとちがうことが。」
この文章でもわかるように、作者のグスティは、当初息子のダウン症のことを受け入れられません。「かみさま、なぜですか?」と問い続けます。

「絵なら、やぶりすてられる。(中略)ほんものの子どもは そうはいかない。」という言葉は、読み手にとっては、かなり衝撃的です。
しかし、このグスティの「なぜ?」は、だんだんと変化して愛情に変わっていきます。その変化を与える一番大きな要素は、彼の書くスケッチにあるような気がします。
スケッチを繰り返し、何冊ものノートが出来上がり、その描くための息子への観察は、周りの人のマルコとグスティへの愛情と相まって、やがてグスティの言う「ほんものの愛」に変化していきます。
この本は、きっとほとんどの書店では、絵本のコーナーに置かれるのだろうと思います。もしくは、ダウン症に関してのコーナーがあれば、そこにも。
でも、この本を読んだときには、「ダウン症」というテーマ性を抜きにしても、これは普遍的な本だ、と感じました。これは「よく見ること」と「相手を理解すること」が密接につながっていて、それはあらゆる芸術や文化の源泉ではないか、と。
そういった意味では、この本を、特定のジャンルに縛り付けるのはもったいない!と思いました。

ちなみに、先日、当店でこの本の刊行イベントを開催したのですが、その際には、翻訳者の宇野和美さんとデザイナーの鳥井和昌さん、そして編集担当の方に工夫をたっぷりお話ししてもらいました。
ただ訳すだけではなく(当たり前ですが…)、手書き文字をどのような字を使うのか、フォントはどの部分はどのフォントが合うのか、など、最終校正の段階でも多くの直しを入れるほど、かなり苦労されたそうで、でもその苦労を嬉々として話す三人に、本作りの未来を見たような気がしました。

「グスティが書き直しを繰り返し、最後は涙をこぼしながら書き上げた最初の文章。それを何度も何度も翻訳をして、最後の最後で訳文が固まったとき、ようやくこの本がひとりで歩き出せると思った。」という翻訳者の宇野さんの言葉が、印象に残っています。
3月24日には、代官山蔦屋さんで、宇野さんのトークイベントが開催されます。こちらもご興味がある方はぜひ!
(おくに たかし)
■小国貴司 Takashi OKUNI
「BOOKS青いカバ」店主。学生時代より古書に親しみ、大手書店チェーンに入社後、店長や本店での仕入れ・イベント企画に携わる。書店退職後、新刊・古書を扱う書店「BOOKS青いカバ」を、文京区本駒込にて開業。
◆埼玉県立近代美術館で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が開催されています。
会期:2018年1月16日(火)~3月25日(日)
現代版画センターと「ときの忘れもの」については1月16日のブログをお読みください。
詳細な記録を収録した4分冊からなるカタログは、ときの忘れもので扱っています。
現代版画センターは会員制による共同版元として1974年~1985年の11年間に約80作家、700点のエディションを発表し、全国各地で展覧会、頒布会、オークション、講演会等を開催しました。本展では45作家、約280点の作品と、機関誌等の資料、会場内に設置した三つのスライド画像によりその全軌跡を辿ります。
【トークイベント】ウォーホルの版画ができるまで―現代版画センターの軌跡
日時:3月18日 (日) 14:00~16:30
第1部:西岡文彦 氏(伝統版画家 多摩美術大学教授)、聞き手:梅津元(当館学芸員)
第2部:石田了一 氏(刷師 石田了一工房主宰)、聞き手:西岡文彦 氏
場所:2階講堂
定員:100名 (当日先着順)/費用:無料
~~~~
○<ギャラリー「ときの忘れもの」ブログに、植田実氏のエッセイ掲載中。
版画展担当学芸員曰く「今回、大事に考えて意図してきたことが、ほとんど明快、明晰、簡潔に記述されていて、思考が透明になりました。一人でも多くの方に読んでいただきたいです」。ぜひご一読ください!
(20180304/埼玉県立近代美術館さんのtwitterより)>
○<思いがけず入口で綿貫さんにお目にかかり、作品の解説までしていただき、うれしかったです。
現代版画センターエディションの一部とはいえ、あれだけの数の作品を前にすると、
絵を見るというよりは、展示空間を体験するような感覚でした。
会員や作家などを含めての現代版画センターなのでしょうが、綿貫さんがいなければ、
あれだけ多くの作品が生まれることも全国の会員らに作品が広まることもなかったと思うと、綿貫さんの歩みの凄さを感じます。
カタログは菅井汲さんの作品が付いているものを買いました。
手に取って色々な角度から見ると、額に飾ったものとは違う作品の表情がわかり、
小さな版画にはこういう楽しみ方もあるんだなと思いました。
きっと当時の会員らも同じ感覚を味わったのでしょう。>
(20180228/TMさんからのメールより)
○西岡文彦さんの連載エッセイ「現代版画センターという景色」が始まりました(1月24日、2月14日、3月14日の全3回の予定です)。草創期の現代版画センターに参加された西岡さんが3月18日14時半~トークイベント「ウォーホルの版画ができるまでー現代版画センターの軌跡」に講師として登壇されます。
○光嶋裕介さんのエッセイ「身近な芸術としての版画について」(1月28日ブログ)
○荒井由泰さんのエッセイ「版画の景色―現代版画センターの軌跡展を見て」(1月31日ブログ)
○スタッフたちが見た「版画の景色」(2月4日ブログ)
○毎日新聞2月7日夕刊の美術覧で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が紹介されました。執筆は永田晶子さん、見出しに<「志」追った運動体>とあります。
○倉垣光孝さんと浪漫堂のポスター(2月8日ブログ)
○嶋﨑吉信さんのエッセイ~「紙にインクがのっている」その先のこと(2月12日ブログ)
○大谷省吾さんのエッセイ~「版画の景色-現代版画センターの軌跡」はなぜ必見の展覧会なのか(2月16日ブログ)
○植田実さんのエッセイ「美術展のおこぼれ 第47回」(3月4日ブログ)
○塩野哲也さんの編集思考室シオング発行のWEBマガジン[ Colla:J(コラージ)]2018 2月号が展覧会を取材し、87~95ページにかけて特集しています。
○月刊誌『建築ジャーナル』2018年3月号43ページに特集が組まれ、見出しには<運動体としての版画表現 時代を疾走した「現代版画センター」を検証する>とあります。
○埼玉県立近代美術館の広報誌 ソカロ87号で1983年のウォーホル全国展が紹介されています。
○同じく、同館の広報誌ソカロ88号には栗原敦さん(実践女子大学名誉教授)の特別寄稿「現代版画センター運動の傍らでー運動のはるかな精神について」が掲載されています。
○現代版画センターエディションNo.275 難波田龍起「石の時間」
現代版画センターのエディション作品を展覧会が終了する3月25日まで毎日ご紹介します。
難波田龍起「石の時間」
1979年
リトグラフ(刷り:森版画工房・森仁志)
Image size: 60.0×100.0cm
Sheet size: 64.8×104.5cm
Ed.25 Signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。

出品作家45名:靉嘔/安藤忠雄 /飯田善国/磯崎新/一原有徳/アンディ・ウォーホル/内間安瑆/瑛九/大沢昌助/岡本信治郎/小田襄/小野具定/オノサト・トシノブ/柏原えつとむ/加藤清之/加山又造/北川民次/木村光佑/木村茂/木村利三郎/草間彌生/駒井哲郎/島州一/菅井汲/澄川喜一/関根伸夫/高橋雅之/高柳裕/戸張孤雁/難波田龍起/野田哲也/林芳史/藤江民/舟越保武/堀浩哉 /堀内正和/本田眞吾/松本旻/宮脇愛子/ジョナス・メカス/元永定正/柳澤紀子/山口勝弘/吉田克朗/吉原英雄
◆ときの忘れものは「植田正治写真展ー光と陰の世界ーPart Ⅱ」を開催します。

会場1:ときの忘れもの
2018年3月13日[火]―3月31日[土] 11:00-19:00 ※日・月・祝日休廊(但し3月25日[日]は開廊)
昨年5月に開催した「Part I」に続き、1970年代~80年代に制作された大判のカラー作品や新発掘のポラロイド写真など約20点をご覧いただきます。
●書籍・カタログのご案内
『植田正治写真展―光と陰の世界―Part II』図録
2018年3月8日刊行
ときの忘れもの 発行
24ページ
B5判変形
図版18点
執筆:金子隆一(写真史家)
デザイン:岡本一宣デザイン事務所
価格:800円(税込)※送料別途250円

『植田正治写真展―光と陰の世界―Part I』図録
2017年
ときの忘れもの 発行
36ページ
B5判
図版33点
執筆:金子隆一(写真史家)
デザイン:北澤敏彦(DIX-HOUSE)
価格:800円(税込)※送料別途250円
◆小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」は毎月5日の更新です。
●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
新天地の駒込界隈についてはWEBマガジン<コラージ12月号>をお読みください。18~24頁にときの忘れものが特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
「何年かまえ、ぼくは宇宙だか、おおいなる存在だか、
そういったものにねがいごとをした。
どうか『無償の愛』を経験させてください、
ちっぽけな、まがいものじゃなくて
ほんものの愛をって。
ねがいごとをするときは、気をつけたほうがいい。
かなうことがあるからだ。」
2月に発売されて、当店でも大きく展開中の新刊『マルコとパパ』(偕成社)の冒頭部分です。この絵本は、ダウン症をもって生まれた息子との日常を、イラストレーターの父親が描き出したスケッチブックのような作品。

冒頭の文章は、こう続きます。
「ときどき 子どもについても
絵とおなじことがおこる。
できたものが イメージとちがうことが。」
この文章でもわかるように、作者のグスティは、当初息子のダウン症のことを受け入れられません。「かみさま、なぜですか?」と問い続けます。

「絵なら、やぶりすてられる。(中略)ほんものの子どもは そうはいかない。」という言葉は、読み手にとっては、かなり衝撃的です。
しかし、このグスティの「なぜ?」は、だんだんと変化して愛情に変わっていきます。その変化を与える一番大きな要素は、彼の書くスケッチにあるような気がします。
スケッチを繰り返し、何冊ものノートが出来上がり、その描くための息子への観察は、周りの人のマルコとグスティへの愛情と相まって、やがてグスティの言う「ほんものの愛」に変化していきます。
この本は、きっとほとんどの書店では、絵本のコーナーに置かれるのだろうと思います。もしくは、ダウン症に関してのコーナーがあれば、そこにも。
でも、この本を読んだときには、「ダウン症」というテーマ性を抜きにしても、これは普遍的な本だ、と感じました。これは「よく見ること」と「相手を理解すること」が密接につながっていて、それはあらゆる芸術や文化の源泉ではないか、と。
そういった意味では、この本を、特定のジャンルに縛り付けるのはもったいない!と思いました。

ちなみに、先日、当店でこの本の刊行イベントを開催したのですが、その際には、翻訳者の宇野和美さんとデザイナーの鳥井和昌さん、そして編集担当の方に工夫をたっぷりお話ししてもらいました。
ただ訳すだけではなく(当たり前ですが…)、手書き文字をどのような字を使うのか、フォントはどの部分はどのフォントが合うのか、など、最終校正の段階でも多くの直しを入れるほど、かなり苦労されたそうで、でもその苦労を嬉々として話す三人に、本作りの未来を見たような気がしました。

「グスティが書き直しを繰り返し、最後は涙をこぼしながら書き上げた最初の文章。それを何度も何度も翻訳をして、最後の最後で訳文が固まったとき、ようやくこの本がひとりで歩き出せると思った。」という翻訳者の宇野さんの言葉が、印象に残っています。
3月24日には、代官山蔦屋さんで、宇野さんのトークイベントが開催されます。こちらもご興味がある方はぜひ!
(おくに たかし)
■小国貴司 Takashi OKUNI
「BOOKS青いカバ」店主。学生時代より古書に親しみ、大手書店チェーンに入社後、店長や本店での仕入れ・イベント企画に携わる。書店退職後、新刊・古書を扱う書店「BOOKS青いカバ」を、文京区本駒込にて開業。
◆埼玉県立近代美術館で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が開催されています。
会期:2018年1月16日(火)~3月25日(日)
現代版画センターと「ときの忘れもの」については1月16日のブログをお読みください。
詳細な記録を収録した4分冊からなるカタログは、ときの忘れもので扱っています。
現代版画センターは会員制による共同版元として1974年~1985年の11年間に約80作家、700点のエディションを発表し、全国各地で展覧会、頒布会、オークション、講演会等を開催しました。本展では45作家、約280点の作品と、機関誌等の資料、会場内に設置した三つのスライド画像によりその全軌跡を辿ります。【トークイベント】ウォーホルの版画ができるまで―現代版画センターの軌跡
日時:3月18日 (日) 14:00~16:30
第1部:西岡文彦 氏(伝統版画家 多摩美術大学教授)、聞き手:梅津元(当館学芸員)
第2部:石田了一 氏(刷師 石田了一工房主宰)、聞き手:西岡文彦 氏
場所:2階講堂
定員:100名 (当日先着順)/費用:無料
~~~~
○<ギャラリー「ときの忘れもの」ブログに、植田実氏のエッセイ掲載中。
版画展担当学芸員曰く「今回、大事に考えて意図してきたことが、ほとんど明快、明晰、簡潔に記述されていて、思考が透明になりました。一人でも多くの方に読んでいただきたいです」。ぜひご一読ください!
(20180304/埼玉県立近代美術館さんのtwitterより)>
○<思いがけず入口で綿貫さんにお目にかかり、作品の解説までしていただき、うれしかったです。
現代版画センターエディションの一部とはいえ、あれだけの数の作品を前にすると、
絵を見るというよりは、展示空間を体験するような感覚でした。
会員や作家などを含めての現代版画センターなのでしょうが、綿貫さんがいなければ、
あれだけ多くの作品が生まれることも全国の会員らに作品が広まることもなかったと思うと、綿貫さんの歩みの凄さを感じます。
カタログは菅井汲さんの作品が付いているものを買いました。
手に取って色々な角度から見ると、額に飾ったものとは違う作品の表情がわかり、
小さな版画にはこういう楽しみ方もあるんだなと思いました。
きっと当時の会員らも同じ感覚を味わったのでしょう。>
(20180228/TMさんからのメールより)
○西岡文彦さんの連載エッセイ「現代版画センターという景色」が始まりました(1月24日、2月14日、3月14日の全3回の予定です)。草創期の現代版画センターに参加された西岡さんが3月18日14時半~トークイベント「ウォーホルの版画ができるまでー現代版画センターの軌跡」に講師として登壇されます。
○光嶋裕介さんのエッセイ「身近な芸術としての版画について」(1月28日ブログ)
○荒井由泰さんのエッセイ「版画の景色―現代版画センターの軌跡展を見て」(1月31日ブログ)
○スタッフたちが見た「版画の景色」(2月4日ブログ)
○毎日新聞2月7日夕刊の美術覧で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が紹介されました。執筆は永田晶子さん、見出しに<「志」追った運動体>とあります。
○倉垣光孝さんと浪漫堂のポスター(2月8日ブログ)
○嶋﨑吉信さんのエッセイ~「紙にインクがのっている」その先のこと(2月12日ブログ)
○大谷省吾さんのエッセイ~「版画の景色-現代版画センターの軌跡」はなぜ必見の展覧会なのか(2月16日ブログ)
○植田実さんのエッセイ「美術展のおこぼれ 第47回」(3月4日ブログ)
○塩野哲也さんの編集思考室シオング発行のWEBマガジン[ Colla:J(コラージ)]2018 2月号が展覧会を取材し、87~95ページにかけて特集しています。
○月刊誌『建築ジャーナル』2018年3月号43ページに特集が組まれ、見出しには<運動体としての版画表現 時代を疾走した「現代版画センター」を検証する>とあります。
○埼玉県立近代美術館の広報誌 ソカロ87号で1983年のウォーホル全国展が紹介されています。
○同じく、同館の広報誌ソカロ88号には栗原敦さん(実践女子大学名誉教授)の特別寄稿「現代版画センター運動の傍らでー運動のはるかな精神について」が掲載されています。
○現代版画センターエディションNo.275 難波田龍起「石の時間」
現代版画センターのエディション作品を展覧会が終了する3月25日まで毎日ご紹介します。
難波田龍起「石の時間」1979年
リトグラフ(刷り:森版画工房・森仁志)
Image size: 60.0×100.0cm
Sheet size: 64.8×104.5cm
Ed.25 Signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。

出品作家45名:靉嘔/安藤忠雄 /飯田善国/磯崎新/一原有徳/アンディ・ウォーホル/内間安瑆/瑛九/大沢昌助/岡本信治郎/小田襄/小野具定/オノサト・トシノブ/柏原えつとむ/加藤清之/加山又造/北川民次/木村光佑/木村茂/木村利三郎/草間彌生/駒井哲郎/島州一/菅井汲/澄川喜一/関根伸夫/高橋雅之/高柳裕/戸張孤雁/難波田龍起/野田哲也/林芳史/藤江民/舟越保武/堀浩哉 /堀内正和/本田眞吾/松本旻/宮脇愛子/ジョナス・メカス/元永定正/柳澤紀子/山口勝弘/吉田克朗/吉原英雄
◆ときの忘れものは「植田正治写真展ー光と陰の世界ーPart Ⅱ」を開催します。

会場1:ときの忘れもの
2018年3月13日[火]―3月31日[土] 11:00-19:00 ※日・月・祝日休廊(但し3月25日[日]は開廊)
昨年5月に開催した「Part I」に続き、1970年代~80年代に制作された大判のカラー作品や新発掘のポラロイド写真など約20点をご覧いただきます。
●書籍・カタログのご案内
『植田正治写真展―光と陰の世界―Part II』図録2018年3月8日刊行
ときの忘れもの 発行
24ページ
B5判変形
図版18点
執筆:金子隆一(写真史家)
デザイン:岡本一宣デザイン事務所
価格:800円(税込)※送料別途250円

『植田正治写真展―光と陰の世界―Part I』図録
2017年
ときの忘れもの 発行
36ページ
B5判
図版33点
執筆:金子隆一(写真史家)
デザイン:北澤敏彦(DIX-HOUSE)
価格:800円(税込)※送料別途250円
◆小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」は毎月5日の更新です。
●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
新天地の駒込界隈についてはWEBマガジン<コラージ12月号>をお読みください。18~24頁にときの忘れものが特集されています。2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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