新人スタッフの伊丹千春です。
3月3日にJCIIフォトサロンで開催されている細江英公先生の作品展「おとこと女のギャラリートークに参加してきました。

細江英公「おとこと女」細江英公 Eikoh HOSOE
おとこと女 No.24
1960年(Printed in 1985)
ゼラチンシルバープリント
12.0×21.3cm
Ed.100 signed
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 会場には15分前位に到着しました。このとき人はまだ10人いないくらいでまばらでした。
展示会場は黒が基調となった厳かな雰囲気で入ってすぐのところに旧約の一節、『これこそ、ついにわたしの骨の骨、わたしの肉の肉。男から取ったものだから、これを女と名づけよう。(旧約聖書創世記第二章二三)』という今回の展示のテーマとなる一文が掲げられていました。この時点での感想は正直「うわぁ難しそうなところに来てしまったな。」。
 ともあれ、とりあえず展示を見なければ始まらないので会場をぐるっと一周。
今回の展示タイトルどおり男性、女性のシンボリックな作品が多かったです。何回かぐるぐると回っているうちに気がつくと人が集まってきていてプレスの方もちらほら。このときすでに会場内には25人くらいのお客様が集まっていました。プレスを含めるともう少し多かったかも。比較的若い方や女性もいて、改めて細江先生の幅広い人気を思い知りました。そしていよいよ細江英公先生が登場します。
 登場するやいなや先生の周りに人だかりができていいポジションを得るのに一苦労しました。写真の大先生が一体どんなことを話されるのかと一同、期待と緊張の面持ちでいると細江先生、一つしかない椅子を見て一言。「自分だけ座るの?みなさん立たせたままで自分だけ座って申し訳ないね。」なんて笑いながら話してお客様は爆笑。会場内の雰囲気は一転和やかなムードで細江英公ギャラリートークは始まりました。
 まず、デビュー作であり今回の展示『おとこと女』の時代背景について。
まだ日本がアメリカに占領されていた終戦間もない1950年代、細江先生27歳のときの作品集だそうで、当時は銀座通りを歩けば10人に1人はアメリカ人。英会話の勉強は生きるため、そんな時代だったとのこと。代々木にはワシントンハイツ、成増にはグランドハイツという米軍の軍用地があってそこで米軍軍人から英会話を習いながら、ワシントンハイツでは写真クラブに入り、グランドハイツの図書館では様々な写真を見るうちにエドワード・ウィンストンなどを知るようになっていったと話してくださいました。米軍軍用地が第2の学校だったというのだから驚きでした!
 お客様の中で細江先生と同世代と思われる方がニコニコしながら「うんうん、そんな時代だったよなぁ。」と言わんばかりに大きく頷いている一方で終戦直後なんて教科書でしか知らない世代がキョトンとしていると、そんな若者にも考慮してくださったのかここで細江先生の生い立ちや写真家になるきっかけ、いわば『写真家・細江英公デビュー物語』が始まります。
 生家はお宮で賽銭が生活費。もともとお父様も写真をやっていて終戦後の人手不足の中写真をやっていた細江親子は重宝がられ、学校の遠足などについていってはよく写真を撮っていたと話してくれました。細江先生が学生の頃、墨田川高校近くのカメラ屋にて富士フォトコンテストを知りその時の持ち込み作品が学生の部で全国1位となり、翌年東京写真短期大学へ進学。しかし本格的に写真の勉強を始めたのは光画荘に誘われて出した「35ミリ・スナップ」という本が売れてからだというエピソードも。そののち全日本写真連盟で朝日カメラ編集部と出会い、そこを通じてプロと知り合っていったそうです。
 そんな写真家としての紆余曲折を経たサクセスストーリーにお客様一同興味津津、大興奮。終始笑顔で「あー、そうそう!」と相槌を打つ方も少なくなかったです。会場は和気あいあいとした雰囲気で細江先生の話は大いに盛り上がりおそらく時が経つのを皆忘れかけていたかと思います。そんなときサロンのお姉さんが「そろそろ『おとこと女』についてのお話も…。」と切り込んできたときにはもう終了予定時刻間近。
 いよいよ本題、『おとこと女』について。土方巽氏の舞踏を見て感銘を受けてできあがったという本作。「写真を撮るほうも撮られるほうも勉強で、写真家は被写体があるから撮るというわけではない。」という一言が印象的でした。相手も緊張感を持ってくれる。撮るほう、撮られるほうの一体感。『おとこと女』展の最初に旧約が引用されているのは、宗教そのものではなく、人間の肉体と精神が一体化となったもの、そういうものが自身の中に芽生え作品となった、ということを伝えたかったと話してくださいました。この旧約も米軍軍用地で様々なことを学んだ時代の影響があったのかもしれません。
 実際は、細江先生がもっと面白く話してくれたので会場は楽しいムードでした。細江先生のお話があまりにうまく当初のギャラリートーク予定時間を過ぎてしまい、それでも時間が足りず最後の質問コーナーでは一人のみしか質問が許されずサロンのお姉さんが巻いて巻いて会を進行してらっしゃいました。私は芳名帳に名前(画廊名)を記すのが精いっぱいでした。
 ご存じのとおり私はカメラも写真も全く興味のないド素人なのですが、細江先生の巧みな話術に感化されてギャラリートークの帰りに隣の日本カメラ博物館に寄り道してしまいました。スミマセン。。。
いたみ ちはる

細江英公作品展「おとこと女」
会期:2018年2月27日(火)~4月1日(日)10:00~17:00
休館日:毎週月曜日(ただし、祝日の場合は開館)
会場:JCIIフォトサロン
〒102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル1階
展示点数:約30点 (全作品モノクロ)

*画廊亭主敬白
ときの忘れものに昨秋入社したばかりの伊丹千春に「細江先生のトークに参加しておいで」と送り出したのが3月3日の雛祭りの日。レポートには四苦八苦したようで、文は人なり、生真面目な性格がよく出ていますね。
昨年10月の「細江英公写真展」の折に40年以上にわたりご指導いただいた一端をご紹介しました。私たちが細江先生に初めてお目にかかったのが1974年春、現代版画センターの機関誌『画譜』創刊号(1974年5月30日発行)への原稿依頼のためでした。版画はもちろん、写真についてもほとんど無知だった私たちに丁寧にわかりやすくオリジナル・プリントの重要性について語り、写真コレクションへの期待をこめて執筆してくださいました。
その原稿に細江先生の指示で掲載したのが「おとこと女」シリーズの一点でした。
画譜_創刊号_p6_p7
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画譜_創刊号_p8_p9
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現代版画センター11年余の活動期間中にはついに写真のエディションは実現しませんでしたが、37年後の2011年、『Villa Bottini ヴィッラ・ボッティーニ』12点セット(Type-C Print Ed.10 サイン入り)を発表することができました。

●本日21日(祝日)は休廊です

◆埼玉県立近代美術館で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が開催されています。現代版画センターと「ときの忘れもの」についてはコチラをお読みください。
詳細な記録を収録した4分冊からなるカタログは、ときの忘れもので扱っています。
会期:2018年1月16日(火)~3月25日(日)
埼玉チラシAY-O600現代版画センターは会員制による共同版元として1974年~1985年までの11年間に約80作家、700点のエディションを発表し、全国各地で展覧会、頒布会、オークション、講演会等を開催しました。本展では45作家、約280点の作品と、機関誌等の資料、会場内に設置した三つのスライド画像によりその全軌跡を辿ります。

○<埼玉近美の版画の景色展。トークイベント超満員。多摩美の西岡さんと担当学芸員梅津さんによる現代版画センターの活動やその遺産を振り返る第1部と、センターの約200のエディションを手がけたという刷り師の石田さんに話を伺う第2部。ウォーホルのファクトリー訪問や1983年のウォーホル展の貴重映像も
会場には当時現代版画センターにかかわっていた方も多数参加していたようで熱気に包まれてました。そして展示室には思わず欲しい‼︎と思うような版画ばかりだった結果買ってしまったカタログ。

(20180318/Azuさんのtwitterより)

○<昨日は通勤介護の帰りに「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展@埼玉近美に。1970年代から80年代にかけての私は、同時代のアートシーンにはまったく関心がなかったので、現代版画センターについても、今回初めて知った。
http://www.pref.spec.ed.jp/momas/?page_id=362
とはいえ、このところ、版画と「運動」、版画の「刷り」といったことをツラツラと考えているので、ここでもまた、そうした側面から展示にひきつけられた。
展示作品については、なるほど、関根伸夫はこういう版画の仕事もしていたのかと興味深く、北川民次や難波田さんの版画にいろいろなことを思い、私の「なんちゃって一日銅版画教室」の先生をしてくれた藤江民さんの、80年代の版画も、今見ても力強い。
そして、この頃の現代美術の動きには関心がなかった・・・と先に書いたが、80年代の全国巡回展ならぬ全国各地でのイベントと販売の拠点となった地方都市の画廊の映像や資料を見ていたら、盛岡の第一画廊の上田さんも紹介されていた。修論を書いていた頃、83年頃だっただろうか、松本禎子さんに紹介されて盛岡を訪ね、お話を伺った。本当に数十年ぶりに思い出して懐かしさがこみあげた。自分はどこにも属さずにずっと一人でやってきたと、日ごろ思っているのだが、たくさんの人に少しずつ少しずつ、ささえられてきたのかもしれないと改めて気づく。

(20180318/小沢 節子さんのfacebookより)>

○<埼玉県立近代美術館。版画の景色 現代版画センターの軌跡展。なんていっぱいあったんだろう!宝ザクザク。見終えて疲れたわ。この通りは日本一長いケヤキ並木で浦和市から所沢市まで続くって。
(20180318/つくしさんのtwitterより)>

○<北浦和のMOMAS。現代版画センター関連の特別展。靉嘔、磯崎新、関根伸夫、舟越保武、元永定正(山下洋輔さんの絵本『もけら もけら』の絵も描いている)から、ウォーホルや草間彌生など45名の280作品やポスターや資料が並んでいて、圧倒される。マニアさんのウォーホル資料のファイルもあった。
(201803218/信天翁さんのtwitterより)>

○<埼玉県立近美「版画の景色」展。今日の目的はトークイベント(伝統版画家の西岡文彦氏に、学芸員の梅津元氏が現代版画センターの活動を聞く第1部と、刷師の石田了一氏にウォーホルほか多くの作家との関わりを聞く第2部)。西岡氏の熱さと梅津氏の明晰な分析と石田氏のユーモアと。めっちゃ面白かった!
埼玉県立近代美術館「版画の景色—現代版画センターの軌跡」展。靉嘔や関根伸夫から、草間彌生、磯崎新、さらにはウォーホル、ジョナス・メカスまで、作家の多彩さに圧倒される。現代美術的作品が多いなか、北川民次などの木版が味わい深い。(ちなみに常設展の小村雪岱の木版も好きっす)
2月に駒込のギャラリーときの忘れものの、若手韓国人作家のハ・ミョンウン 河明殷 の個展を観た際、埼玉県立近代美術館「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展の図録を購入し、多少は知識を入れておいたのだが、やはり版画も実物はまったく違ったよ。(そのときに綿貫氏にお目にかかったのだった)

(20180319/硬いお砂糖‏さんのtwitterより)>

○<埼玉近美へ。メーカー/オーガナイザー/パブリッシャーの三本柱で熱い活動を展開した現代版画センターの熱気がトーク会場に充満。「倒産した一株式会社の活動を埼玉県の税金使って展覧会やる」埼玉近美のラディカルさに惚れ惚れ。思わず駅でつぶあんのどら焼き買って食べました。(カタログ参照)
(20180/山口恵理さんのtwitterより)>

○<熊谷守一 生きるよろこび@東京国立近代美術館と版画の景色現代版画センターの軌跡@埼玉県立近代美術館に行ってきました。守一面白かったです。観察と創造の展開とか絵から温もりを感じました。版画も面白かったです。あんなに一気に沢山の面白い版画を見れて迫力がありました。両展とも最終日間近です
(20180318/木原千春さんのtwitterより)>

○<アートフェア東京のかたわら、埼玉県立近代美術館で開催中の「版画の景色」現代版画センターの軌跡に行って来ました。 1974年に設立され全国的に活発な活動をした同センターの活動の出発点が愛媛にあったなんて驚き。あの頃の熱気東京だけでなく、松山にもあったんだ!センターの中心でおられたギャラリーときのわすれものさん、券を頂戴し感謝します。良い展覧会有り難うございました。でも、(>_<)残念なのはお話聞きながら鑑賞したかった。担当学芸員の梅津さんは早稲田大学の学芸員講座の先生でいらした方かしら?
(20180318/安田逸美さんのfacebookより)>

○<埼玉県立近代美術館でやっている「版画の景色」展を見てきた。現代版画センターの歴史をたどるという内容で、形としてはよくあるパターンだ。しかしその中心人物をいっさい登場させず、周辺の人たちだけで構成するという異色の展覧会である。現代版画センターの真骨頂は「中央の美術と地方の住民をダイレクトに結ぶ」ことだと思った。しかし同センターは1985年に閉鎖。アンディ・ウォーホル展で無理をしたのだろう。その後、ともに活動していた関根伸夫氏や北川フラム氏が公共彫刻によってその方向を展開させていった。関根氏はバブルが弾けて失脚するが、北川氏はそれを芸術祭に転換せることで今もその意思を継いでいる。
(20180317/松永康さんのfacebookより)>

○<版画の景色 現代版画センターの軌跡@埼玉県立近代美術館。作品からは参加した作家達の多彩さが、活動内容からは当時の熱気が伝わってくる。なのに今、私が観て引っ掛かる作品はなかった。懐かしさだけだった。1982年に宇都宮市大谷町で開催された「巨大地下空間とウォーホル展」は観てみたかったなあ。
(20180317/はのみさんのtwitterより)>

○<今日、埼玉県立近代美術館行ってきたのですが、見たあと興奮しながら帰宅するのは久々でした。作品も貴重なものだと思いましたが、現代版画センターが発行していた月刊誌が全て揃っていて、当時最前線にいた作家や評論家の言葉が閲覧可能なところが最大の興奮ポイントでした。
(20180317/aiko tanakaさんのtwitterより)>

○< 「版画の景色 現代版画センターの軌跡」、ついにあと5日間となりました。各メディアにも取り上げていただき、ご来場のたくさんの皆様にもご好評いただいています。
従来の版画作家だけでなく彫刻家や工芸家、映像作家から建築家まで多彩なアーティストとコラボした作品。そして熱い活動で時代を駆け抜けていった「現代版画センター」を語る、関係者の資料の数々。ぜひお見逃しなく!!
P.S. 北浦和公園の桜も咲き始めです!!
http://www.pref.spec.ed.jp/momas/?page_id=362

(20180320/埼玉県立近代美術館さんのtwitterより)>

西岡文彦さんの連載エッセイ「現代版画センターという景色は1月24日、2月14日、3月14日の全3回掲載しました。

光嶋裕介さんのエッセイ「身近な芸術としての版画について(1月28日ブログ)

荒井由泰さんのエッセイ「版画の景色―現代版画センターの軌跡展を見て(1月31日ブログ)

スタッフたちが見た「版画の景色」(2月4日ブログ)

倉垣光孝さんと浪漫堂のポスター(2月8日ブログ)

嶋﨑吉信さんのエッセイ~「紙にインクがのっている」その先のこと(2月12日ブログ)

大谷省吾さんのエッセイ~「版画の景色-現代版画センターの軌跡」はなぜ必見の展覧会なのか(2月16日ブログ)

植田実さんのエッセイ「美術展のおこぼれ 第47回(3月4日ブログ)

土渕信彦さんのエッセイ<埼玉県立近代美術館「版画の景色ー現代版画センターの軌跡」展を見て(3月8日ブログ)

現代版画センターに参加した刷り師たち(3月11日ブログ)

現代版画センターの生みの親 井上房一郎と久保貞次郎(3月13日ブログ)

○中村茉貴さんのエッセイ「美術館に瑛九を観に行く 第22回埼玉県立近代美術館」(3月20日ブログ)

塩野哲也さんの編集思考室シオング発行のWEBマガジン[ Colla:J(コラージ)]2018 2月号が展覧会を取材し、87~95ページにかけて特集しています。

毎日新聞2月7日夕刊の美術欄で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が紹介されました。執筆は永田晶子さん、見出しは<「志」追った運動体>。

○3月4日のNHK日曜美術館のアートシーンで紹介されました。

朝日新聞3月13日夕刊の美術欄で「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展が紹介されました。執筆は小川雪さん、見出は<版画に込めた情熱と実験精神>。

○月刊誌『建築ジャーナル』2018年3月号43ページに特集が組まれ、見出しは<運動体としての版画表現 時代を疾走した「現代版画センター」を検証する>。

○埼玉県立近代美術館の広報誌 ソカロ87号1983年のウォーホル全国展が紹介されています。

○同じく、同館の広報誌ソカロ88号には栗原敦さん(実践女子大学名誉教授)の特別寄稿「現代版画センター運動の傍らでー運動のはるかな精神について」が掲載されています。
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現代版画センターエディションNo.498 吉田克朗「work.117」
現代版画センターのエディション作品を展覧会が終了する3月25日まで毎日ご紹介します。
20180317吉田克朗
「work.117」 1982年
シルクスクリーン(刷り:宮川正臣/美学校研修科)
Image size: 42.0×56.0cm
Sheet size: 50.0×65.1cm
Ed.50  Signed
美学校シルクスクリーンプリントシンポジウム作品、監修:岡部徳三

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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください
パンフレット_05
出品作家45名:靉嘔/安藤忠雄 /飯田善国/磯崎新/一原有徳/アンディ・ウォーホル/内間安瑆/瑛九/大沢昌助/岡本信治郎/小田襄/小野具定/オノサト・トシノブ/柏原えつとむ/加藤清之/加山又造/北川民次/木村光佑/木村茂/木村利三郎/草間彌生/駒井哲郎/島州一/菅井汲/澄川喜一/関根伸夫/高橋雅之/高柳裕/戸張孤雁/難波田龍起/野田哲也/林芳史/藤江民/舟越保武/堀浩哉 /堀内正和/本田眞吾/松本旻/宮脇愛子/ジョナス・メカス/元永定正/柳澤紀子/山口勝弘/吉田克朗/吉原英雄

◆ときの忘れものは「植田正治写真展ー光と陰の世界ーPart Ⅱ」を開催しています。
会期:2018年3月13日[火]―3月31日[土] 11:00-19:00
※日・月・祝日休廊(但し3月25日[日]は開廊
昨年5月に開催した「Part I」に続き、1970年代~80年代に制作された大判のカラー作品や新発掘のポラロイド写真など約20点をご覧いただきます。
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●書籍・カタログのご案内
抱擁と薔薇刑『細江英公写真集 「抱擁」と「薔薇刑」』サイン入り
2008年
GALLERY WHITE CUBE TOKYO 発行
22.0x30.5cm
テキスト:三島由紀夫、細江英公
図版:「抱擁」20点、「薔薇刑」20点
限定1,000部
価格12,000円(税別)※送料別途250円

表紙植田正治写真展―光と陰の世界―Part II』図録
2018年3月8日刊行
ときの忘れもの 発行
24ページ
B5判変形  図版18点
執筆:金子隆一(写真史家)
デザイン:岡本一宣デザイン事務所
価格:800円(税込)※送料別途250円

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植田正治写真展―光と陰の世界―Part I』図録
2017年
ときの忘れもの 発行
36ページ
B5判  図版33点
執筆:金子隆一(写真史家)
デザイン:北澤敏彦(DIX-HOUSE)
価格:800円(税込)※送料別途250円

japan-ness-catalogue"Japan-ness : Architecture et urbanisme au Japon depuis 1945"
「ジャパンーネス Japan-ness 1945年以降の日本の建築と都市計画」カタログ
発行日:2017年9月20日
編集:Centre Pompidou Metz
ディレクター:Frédéric Migayrou
執筆:植田実、他
ページ数:342
言語:フランス語
寸法:28.6×21.5×3.2cm
価格:6000円+税※送料別途250円

安藤忠雄の奇跡安藤忠雄の奇跡 50の建築×50の証言
2017年11月
日経アーキテクチュア(編)
B5判、352ページ
価格:2,700円(税別) *送料:250円
亭主のインタビューが掲載されています。
日経アーキテクチュア編集長のコラム<建築家・安藤忠雄氏の言葉の力:第3回>で、出江寛先生、石山修武先生の次に紹介されています。

●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
20170707_abe06新天地の駒込界隈についてはWEBマガジン<コラージ12月号>をお読みください。18~24頁にときの忘れものが特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。