暑い!

本日7月27日は文化のパトロン・井上房一郎(1898年5月13日~1993年7月27日)さんの命日です。
このブログで幾度も書いていますが、亭主が主宰した現代版画センター(1974~1985)の生みの親は二人います。
15歳にときに出会った高崎の井上房一郎さんと、井上さんの導きで28歳のときに巡り会った真岡の久保貞次郎先生です。
今年は井上さんの没後25年、生誕120年という記念すべき年であり、また久保先生の23回忌でもあります。
お二人に薫陶を受けた身としては微力ではありますが、今後もその顕彰に努めたいと考えています。

6月23日、ときの忘れもの主催で「高崎市のレーモンド建築ツアー」を開催しました。
美術館の学芸員、建築家、研究者、編集者など全国から21名が参加しました。
ツアーに参加した<月刊WEBマガジン Colla:J(コラージ)>(塩野哲也さん)が当日のツアーの様子や井上房一郎さんが関与した高崎の文化的資産について、綿密な調査取材をもとに、コラージ愛逢月「Session in TAKASAKI 井上房一郎の描いた絵」を発行されましたので、ぜひお読みください。

桂離宮の美を再発見したといわれるブルーノ・タウト。
ナチスから逃れ日本に滞在した3年半のうち、
実に2年以上を群馬県・高崎の禅寺で過ごした事をご存知でしょうか。
その滞在をサポートした人物が井上房一郎です。
高崎の工芸運動を指導し、レーモンド設計の群馬音楽センターや
磯崎 新の群馬県立近代美術館を立案した先鋭的な文化の推進者でした。
希代のパトロンの生涯を通して、都市文化醸成の過程をたどります。

編集思考室シオング「Colla:J」編集局
編集兼発行人 塩野哲也>

画面をクリックしてください。
20180725

<特集 :Session in TAKASAKI 井上房一郎の描いた絵
群馬県立近代美術館 磯崎新
タウトの暮らした禅寺 少林山達磨寺
高崎文化の発信源 旧井上房一郎邸
群馬音楽センター アントニン・レーモンド


[海外見本市レポート]
CeMAT(セマット)物流機器見本市
[ 好評連載 ]
卓上のきら星たち 第83回 奥深きイチジクの世界 / 大原千晴
工房楽記 第121回 70の流学 / 鈴木惠三
ヨーコの旅日記 第9信「フィンランド流、夏の週末」 / 川津陽子
Kenostein's Relativity 自宅、築27年目の耐震化その2 / 小林清泰
ドラゴンシリーズ 47 天は自ら助くる者を助く / 吉田龍太郎>
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亭主が高崎高校一年(15歳)のときにめぐり会い、音楽と美術を導いて下さった井上房一郎さんですが、73ページには、私の少年時代の写真も掲載されています(もちろん井上さんも)。
上掲右端は亭主の後輩で、井上さんの助手を務めた熊倉浩靖さんです。この日は熊倉さんと同級の塚越潤さん(高崎市美術館館長)も講師として案内してくださいました。

月刊WEBマガジン Colla:J(コラージ)を主宰する塩野さんは、あの辛口の山本夏彦さんの雑誌「室内」最後の編集者ですから、わかりやすく簡潔な文章はもちろんですが、デザインも写真の美しさもずば抜けています。
おそらくWEBマガジンとしては日本一ではないかしら。無料ですので登録してご愛読ください。

●今日のお勧め作品は、アントニン・レーモンドです。
アントニン・レーモンド_色彩の研究_600
アントニン・レイモンド Antonin RAYMOND
色彩の研究
紙に油彩
64.1x51.6cm
Signed
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●ときの忘れものは昨年〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
阿部勤設計の新しい空間についてはWEBマガジン<コラージ12月号18~24頁>に特集されています。
2018年から営業時間を19時まで延長します。
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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