ときの忘れものでは「吉田克朗 LONDON 1975 」を開催していますが、吉田克朗先生が亡くなったのは19年前の1999年9月5日、56歳の誕生日をお迎えになる直前でした。
展覧会初日に来廊された次男の吉田成志さんを囲んで、
右は不忍画廊の荒井裕史さん。
吉田克朗が宣伝美術を担当した「劇団乱気流 旗上げ公演・幻飛行散華」ポスター
吉田克朗銅版画集「LONDON Ⅱ」より(1975年、12点セット、限定20部、アクリルケース入り)






「Work 117」(1982年、シルクスクリーン、42.0x56.0cm、Ed.50、サインあり)美学校プリントシンポジウム参加作品、*現代版画センターエディション
吉田克朗が参加した第3回美学校プリントシンポジウムのポスター
「Work "46"」(1975年、リトグラフ、44.8×29.3cm、Ed.100、サインあり)
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
同じ多摩美に学んだ関根伸夫より一歳下だった吉田克朗は、もの派の一員として1968年から70年代にかけて、木材や鉄板、石や紙といった素材を組み合わせた立体作品を制作し、第8回現代日本美術展(1968年、東京都美術館)、現代美術の動向展(1969年、京都国立近代美術館)、現代美術の一断面展(1970年、東京国立近代美術館)など、戦後の現代美術の動向を展望する重要な展覧会に出品しています。
また風景や人物のスナップ写真を使ったシルクスクリーンやフォトエッチングによる版画制作に早くから取り組み、1970年の第1回ソウル国際版画ビエンナーレで大賞を受賞、1971年にはパリ青年ビエンナーレに参加しました。
今回展示している「LONDON Ⅱ」連作は1973年に文化庁海外芸術研究生としてロンドンに滞在した成果です。ロンドンでフォト・エッチングの技法を学んだ吉田は帰国後数多くのエッチングの作品を制作していますが、80年代からは絵画の制作を始め、人体の一部をモチーフにした《かげろう》シリーズや直接手で描いた《触》シリーズを制作。将来を嘱望されましたが、55歳での若すぎる死が惜しまれます。
◆ときの忘れものは「吉田克朗 LONDON 1975 」を開催しています。
会期:2018年8月24日[金]―9月8日[土] 11:00-19:00※日・月・祝日休廊
吉田克朗(1943-1999)は「もの派」の中心作家として物性の強い立体作品を制作する一方、風景や人物のスナップ写真を使ったシルクスクリーン(後にフォトエッチング)による版画を精力的に制作しました。本展では『LONDON II』シリーズなど15点をご紹介します。

展覧会初日に来廊された次男の吉田成志さんを囲んで、右は不忍画廊の荒井裕史さん。
吉田克朗が宣伝美術を担当した「劇団乱気流 旗上げ公演・幻飛行散華」ポスター
吉田克朗銅版画集「LONDON Ⅱ」より(1975年、12点セット、限定20部、アクリルケース入り)





「Work 117」(1982年、シルクスクリーン、42.0x56.0cm、Ed.50、サインあり)美学校プリントシンポジウム参加作品、*現代版画センターエディション
吉田克朗が参加した第3回美学校プリントシンポジウムのポスター
「Work "46"」(1975年、リトグラフ、44.8×29.3cm、Ed.100、サインあり)こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
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同じ多摩美に学んだ関根伸夫より一歳下だった吉田克朗は、もの派の一員として1968年から70年代にかけて、木材や鉄板、石や紙といった素材を組み合わせた立体作品を制作し、第8回現代日本美術展(1968年、東京都美術館)、現代美術の動向展(1969年、京都国立近代美術館)、現代美術の一断面展(1970年、東京国立近代美術館)など、戦後の現代美術の動向を展望する重要な展覧会に出品しています。
また風景や人物のスナップ写真を使ったシルクスクリーンやフォトエッチングによる版画制作に早くから取り組み、1970年の第1回ソウル国際版画ビエンナーレで大賞を受賞、1971年にはパリ青年ビエンナーレに参加しました。
今回展示している「LONDON Ⅱ」連作は1973年に文化庁海外芸術研究生としてロンドンに滞在した成果です。ロンドンでフォト・エッチングの技法を学んだ吉田は帰国後数多くのエッチングの作品を制作していますが、80年代からは絵画の制作を始め、人体の一部をモチーフにした《かげろう》シリーズや直接手で描いた《触》シリーズを制作。将来を嘱望されましたが、55歳での若すぎる死が惜しまれます。
◆ときの忘れものは「吉田克朗 LONDON 1975 」を開催しています。
会期:2018年8月24日[金]―9月8日[土] 11:00-19:00※日・月・祝日休廊
吉田克朗(1943-1999)は「もの派」の中心作家として物性の強い立体作品を制作する一方、風景や人物のスナップ写真を使ったシルクスクリーン(後にフォトエッチング)による版画を精力的に制作しました。本展では『LONDON II』シリーズなど15点をご紹介します。

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