瑛九を知るために

このブログにはいくつかカテゴリー分類をたてています。
瑛九の世界」は現時点で193件ありますが、瑛九を愛好するコレクターの人たちにぜひ知って欲しい情報を整理しました。

瑛九情報! 総目次(2017年3月9日ブログ)
東京国立近代美術館で2016年11月22日~2017年2月12日の会期で「瑛九1935-1937 闇の中で『レアル』をさがす」展が開催されました。大谷省吾先生の企画による画期的ともいえる小展示に敬意を表して(勝手連的に宣伝を買ってでて)、2016年11月24日から最終日の2017年2月12日まで毎日<瑛九情報!>を発信しました。81日間の<瑛九情報!>総目次には全項目にリンクを張りました。

瑛九に関する文献(作品集、カタログ、書籍、他)順不同です。
以下は今までブログ等で紹介してきた文献ですが、申し訳ありませんが、販売可能か(在庫が残っているか)、値段はいくらか、を明らかにできません。
一昨年、青山から駒込に引越しした際に、他の資料とともに片っ端からダンボール箱に入れて取り敢えず倉庫にしまったまではいいのですが、その後それを開梱して整理する時間がとれずにとうとう今日に至ってしまい、情けない状況です。少しづつ整理しますんで、どうぞご容赦ください。二階図書室にあるものは会期中展示販売しますので、どうぞよろしくお願いします。

『瑛九作品集』
日経瑛九作品集瑛九作品集1997年10月1日 日本経済新聞社発行
204ページ 32.0×26.0cm
クロス装
監修:本間正義
執筆:五十殿利治
年表:横山勝彦 
編集:三上豊・綿貫不二夫 
*油彩・フォトデッサン・版画など代表作237点を網羅した決定版作品集。


『光の化石―瑛九とフォトグラムの世界』
光の化石―瑛九とフォトグラムの世界『光の化石―瑛九とフォトグラムの世界』
1997年 埼玉県立近代美術館 発行
167ページ
22.4x16.5cm
目次(抄):
・テキスト 浮遊する視覚―フォトグラムをめぐって 梅津元
・第1部 光の化石―フォトグラムの世界
・第2部 瑛九のフォト・デッサン―浮遊する視覚
・2-1 フォト・デッサンの理論と実践―杉田秀夫から瑛九へ
・2-2 光と影のたわむれ
・2-3 人・人型・人形
・2-4 マチエールとジェスチュア
・2-5 浮遊する視覚
・第3部 フォトグラムの現在―杉浦邦恵
・資料


生誕100年記念 瑛九展カタログ
『生誕100年記念 瑛九展』カタログ『生誕100年記念 瑛九展』カタログ
2011年
発行:宮崎県立美術館、埼玉県立近代美術館、うらわ美術館、美術館連絡協議会
編集:高野明広、小林美紀(宮崎県立美術館)、大久保静雄、梅津元(埼玉県立近代美術館)、山田志麻子(うらわ美術館)
292ページ 
25.5x21.0cm
目次
・「生誕100年記念 瑛九展」によせて
 瑛九と「美術館」 市川政憲
 「瑛九さん」から瑛九へ―瑛九の「評価」をめぐって 五十殿利治
・Topic1:文筆家:杉田秀夫から瑛九へ
 文筆家としての瑛九 大谷省吾
・Topic2:エスペラントと共に
 エスペラントと瑛九 鈴木素直
・Topic3:絵筆に託して
 私の中の瑛九 本間正義
・Topic4:日本回帰
 瑛九の東洋回帰―身体的実践としての絵画の胚胎 石川千佳子
・Topic5:思想と組織
 瑛九の大いなる精神の意思のまわりにあり得た現実 福島辰夫
・Topic6:転位するイメージ
 異種メディアのはざまで 谷口英理
・Topic7:啓蒙と普及
 技法の質問する前に実践を 島崎清海
・Topic8:点へ・・・
 点描・最後の転換 矢野静明
・年譜
・没後の展覧会歴
・文献
・瑛九をめぐる5つの考察
 1.瑛九―[エピソード]―私感 大久保静雄
 2.都夫人を通して見る瑛九 高野明広
 3.装置としての瑛九
  ―PLAY, FOREWARD, REVIEW, PAUSE, REVERSE, STOP 梅津元
 4.瑛九のアトリエ―浦和での足跡をたどって 山田志麻子
 5.アーカイヴ調査に見る瑛九 小林美紀


『Q Ei photo~dessin 新作発表展覧会目録』
瑛九1950年目録1950年 12頁 写真一枚貼り込み 松坂屋 
文:外山卯三郎 *瑛九生前の新作展目録で、瑛九によるフォトデッサンの小さな複写写真が貼りこんであります。


『瑛九フォート・デッサン展』出品目録
瑛九1955年目録1955年 四つ折8頁 日本橋・高島屋 
文:海老原喜之助、瀧口修造、岡鹿之助 
*瑛九生前の展覧会です。


瑛九生前最後の個展案内状
瑛九油絵展1
1960年2月の兜屋画廊の個展案内状の表紙

瑛九油絵展2
個展案内状の裏に印刷された瑛九のメッセージ


『瑛九遺作展』出品目録
福井瑛九遺作展1960年 三つ折6頁 福井市・繊協ビル 
主催:瑛九会 
文:海老原喜之助、瀧口修造、山城隆一、泉茂 
*瑛九没後僅か2ヶ月後に初めての遺作展が福井で開催された


『瑛九作品展』カタログ
南天子瑛九展1969年1月 10頁 
南天子画廊(会場=文藝春秋画廊)
文・池田満寿夫


久保貞次郎編『瑛九画集』
瑛九画集 久保貞次郎編久保貞次郎瑛九画集1971年12月24日 瑛九画集刊行会発行
限定2,000部
編者:久保貞次郎
90ページ 30.0×23.4cm
*遺族や生前から瑛九を支えたコレクター達の所蔵する油彩、フォトデッサン、版画など66点を収録


『瑛九石版画総目録』
瑛九石版画総目録1974年
発行:瑛九の会
限定1000部   
74ページ 25.7×18.0cm
*1951~1958年に制作されたリトグラフ全158を収録


山田光春著『瑛九 評伝と作品』
瑛九伝1976年 青龍洞 
480頁 
瑛九の盟友だった画家山田光春が全国をまわり資料・作品を蒐集調査、克明に瑛九の生涯を追った伝記。


『現代美術の父 瑛九展』カタログ
瑛九展会期:1979年6月8日~20日
会場:新宿・小田急グランドギャラリー
主催:発行:瑛九展開催委員会
後援:文化庁・瑛九の会
132ページ 24.0×25.0cm

小田急瑛九展1979年 小田急開催
銅版1点入り・特装限定150部

小田急瑛九展フライヤーチラシ
 

『みづゑ 1979年6月号No.891』
瑛九「みずゑ」1979年6月号1979年6月3日 美術出版社発行
特集=瑛九
124ページ 29.5×22.5cm


鈴木素直『瑛九・鈔』
20180426151054_000011980年
鉱脈社 発行
著者:鈴木素直
63ページ  9.2x13.1cm
目次:出会い/瑛九への旅 東京・瑛九展を見て/一枚の写真の現実 二十回忌に思う/フォトデッサン/版画に無限の楽しみ/二人の関係 瑛九・池田満寿夫版画展/“必死なる冒険”をすすめた画家後藤章
/瑛九―現代美術の父


『瑛九と仲間たち 久保貞次郎・美術の世界2』
瑛九と仲間たち1985年2月28日 
発行:叢文社
著者:久保貞次郎
232ページ 21.6×15.9cm


『瑛九とその周辺展』カタログ
瑛九とその周辺1986年
埼玉県立近代美術館他で開催 
発行:読売新聞社、美術館連絡協議会
128ページ 24.0×25.0cm
執筆:久保貞次郎・瀬木慎一、
出品:瑛九、靉嘔、池田満寿夫、泉茂、オノサト・トシノブ、長谷川三郎、早川良雄、細江英公、吉原英雄の全146点。


『瑛九とその仲間たち展』カタログ
瑛九とその仲間たち展1988年 
発行:町田市立国際版画美術館
112ページ 27.6×21.5cm


『瑛九 前衛画家の大きな冒険』展カタログ
松濤瑛九展2004年 渋谷区立松濤美術館  176頁 
執筆:瀬尾典昭 
*瑛九没後、宮崎、埼玉などの美術館でさまざまな回顧展が開催されてきたが、晩年の点描に絞って構成されたのは初めて。


福富健男著『画家・瑛九の世界』
画家・瑛九の世界福富健男
『画家・瑛九の世界』
2011年4月28日
鉱脈社 発行
199ページ
21.0x14.7cm
目次(抄):
I 画家・瑛九の世界
 一 画家・瑛九の世界
・瑛九作品の魅力と一般性
・俳句における抽象と具象について―瑛九の絵画との比較において―
・現代版画秀作展と瑛九
・瑛九の印象派風作品と宮崎風景
・瑛九の油絵における初期作品について
・瑛九初期作品における志向について―シュールリアリズムと抽象表現を中心に―
・瑛九の石版画作品について 第一回瑛九展―石版画(リトグラフ)―より
・瑛九銅版画作品の多彩な表現
・瑛九とフォトデッサン
・東京瑛九展の記録
・「セザンヌ・ピカソから現代まで展」―瑛九のこと・浅岡慶子のこと―
・瑛九芸術の評価
・木水育男さんのこと―瑛九を支援した福井の人―
 二 瑛九作品の所蔵
・瑛九作品の美術館所蔵
 三 瑛九関係資料
・一 瑛九・年譜
・二 瑛九関係著作
・三 表紙絵掲載
・四 関係者別著作
・五 郷土資料
 I ふるさと社のこととふるさと社の人たち―瑛九とともに描いた宮崎の画家―
 II 宮崎・瑛九の会主催「瑛九展」について
II 諸家美術鑑賞

杉田正臣著『父/暁天/瑛九抄』
父/暁天/瑛九抄杉田正臣
『父/暁天/瑛九抄』
2000年8月10日
鉱脈社 発行
400ページ
19.5x13.8cm
目次(抄):
・父
・暁天
・瑛九抄
・解説 山口保明


『石井コレクション研究1:瑛九』
石井コレクション 瑛九 表紙2010(平成22年)3月31日 筑波大学芸術学系発行
21×14.8cm 98頁
2010年1月23日、筑波大学で開催された瑛九ワークショップの記録集。
参加者、及び執筆者:五十殿利治 寺門臨太郎 田中佐代子、城山萌々、田島直樹、栗原真未、大塚真穂、小林美紀、坂本雅美、綿貫不二夫、

石井コレクション 瑛九 P14-P15石井コレクション 瑛九 P18-P19
左)同書14~15頁
右)同書18~19頁


ギャラリー方寸「瑛九 その夢の方へ」展カタログ
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瑛九の会 刊行物
『眠りの理由 No.2(季刊)』
21966年8月1日 瑛九の会発行
限定500部
58ページ 24.6×17.6cm


『眠りの理由 No.3(季刊)』
31966年11月20日 瑛九の会発行
限定500部
66ページ 24.7×17.7cm


『眠りの理由 No.4(季刊)』
41967年4月1日 瑛九の会発行
限定500部
48ページ 24.4×17.6cm


『眠りの理由 No.5(季刊)』
51967年12月10日 瑛九の会発行
限定500部
54ページ 24.5×17.6cm


『眠りの理由 No.6、7合併号』
6-71968年6月20日 瑛九の会発行
102ページ 25.3×17.8cm


『眠りの理由 No.8(季刊)』
81969年5月1日 瑛九の会発行
限定500部
68ページ 24.5×17.6cm


『眠りの理由 No.9、10合併号』
9-101969年7月5日 瑛九の会発行
158ページ 25.1×17.8cm


『眠りの理由 No.13』
131973年9月1日 瑛九の会発行
限定300部
34ページ 24.7×17.5cm


ときの忘れものの刊行物
「第21回瑛九展 46の光のかけら/フォトデッサン型紙」ポスター
poster_A_600(表面)
2011年
発行:ときの忘れもの
デザイン:北澤敏彦+DIX-HOUSE
サイズ:84.1x59.4cm(A1)
限定200部(番号入り)
*全46点の型紙の裏表両面を掲載した大判のポスター

poster_B_600瑛九展ポスター(裏面)
価格:1,500円(税込)+梱包送料:1,000円


『第20回瑛九展 奈良美智24歳×瑛九24歳 画家の出発』図録
第20回瑛九展表紙裏表紙
発行日:2010年9月11日
発行:ときの忘れもの
15ページ 25.6x18.1cm(B5判)
執筆:三上豊(和光大学教授)
図版:15点+参考図版:27点
価格:800円(税込)※送料別途250円


『第23回 瑛九展』カタログ
『第23回 瑛九展』カタログ
発行日:2013年5月17日
発行:ときの忘れもの
執筆:大谷省吾(東京国立近代美術館主任研究員)
図版:約30点掲載
カラー 24ページ
25.6x18.1cm(B5判)
価格:800円(税込)※送料別途250円

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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください


以上、ブログに過去掲載したものをそのまま順不同で転載しました。
今回のその中で駒込に在庫のあるものを、二階図書室で展示販売していますので、どうぞよろしくお願いします。

●本日のお勧め作品は瑛九です。
qei_141_three瑛九 Q Ei
三人 Three people
1950
Photo-dessin (photogram)
55.2×45.5cm
Signed and dated

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ときの忘れものは「第27回瑛九展 」を開催しています。
会期:2019年1月8日[火]―1月26日[土] 11:00-19:00※日・月・祝日休廊
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ときの忘れものは3月末開催のアートバーゼル香港2019に「瑛九展」で初出展することになりました。
香港に作品を持って行く前に、ギャラリーで出品作品を公開いたします。
瑛九がさまざまな技法で試みた「光の絵画」への志向が最後に行き着いたのが点描で画面全体を埋め尽くす独自の抽象絵画でした。本展では輝くばかりの100号の油彩大作《海の原型》(1958年)など代表作ほか、カメラを使わず印画紙に直接光を当ててデッサンする「フォトデッサン(フォトグラム)」など1930年代最初期から最晩年までの作品をご覧いただきます。

●ときの忘れもののブログは年中無休ですが、それは多くの執筆者のおかげです。
昨年ご寄稿いただいた方は全部で51人。年末12月30日のブログで全員をご紹介しました。
荒井由泰,飯沢耕太郎,石原輝雄,井上祐一,植田 実,王 聖美,大竹昭子,大谷省吾,大野 幸,小国貴司,小此木美代子,片多祐子,金子隆一,喜夛孝臣,北村淳子,君島彩子,熊倉浩靖,倉方俊輔,光嶋裕介,小林紀晴,小林美香,佐藤研吾,島 敦彦,嶋﨑吉信,東海林 洋,杉山幸一郎,鈴木素直,住田常生,清家克久,関根伸夫,高北幸矢,蔦谷典子,土渕信彦,戸田 穣,中根秀夫,中野和加子,中村惠一,中村茉貴,西岡文彦,野口琢郎,橋本啓子,平野 到,弘中智子,frgm/羽田野麻吏,市田文子,平まどか,中村美奈子,堀 浩哉,水沢 勉,柳 正彦,夜野 悠,

●2019年のときの忘れもののラインナップはまだ流動的ですが、昨2018年に開催した企画展、協力展覧会、建築ツアー、ギャラリーコンサートなどは年末12月31日のブログで回顧しました。

●ときの忘れものは〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。阿部勤設計の新しい空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com 
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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