ただいま開催中の「紙の上の建築展」では、フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー、ル・コルビュジエ、マイケル・グレイヴス、磯崎新、安藤忠雄、六角鬼丈の6人の建築家のドローイングや版画を展示しています。
今日ご紹介するのは、マイケル・グレイヴスです。

マイケル・グレイヴス《作品》 1989
紙に鉛筆、色鉛筆
Image size:13.0x81.0cm Signed
マイケル・グレイヴス《作品》 1990年
紙に鉛筆
Image size: 28.0×46.0cm(シート:45.5×63.0cm) Signed
マイケル・グレイヴス "Work 4・81/2" 1981年 銅版
Plate size:14.8×14.7cm(シート:52.0×39.5cm)
Ed.50 Signed
4年前に80歳で亡くなったポストモダンを代表するマイケル・グレイヴス(Michael Graves、1934年~2015年)は幾度も来日し、東京、横浜、福岡などに魅力的な建築作品を残しています。
家具などのデザインでも人気を博し、版画作品(銅版、木版)も多数制作しました。
1983年に来日した折には、磯崎新アトリエの藤江秀一さんと村野藤吾設計の新高輪プリンスホテルの和食の店にご案内したこともありました。

1983年に来日
東京成城にあった緑蔭小舎にて
マイケル・グレイヴスと柳田冨美子さん(左)
このときマイケル・グレイヴスは京都の職人さんたちとの協働で初めて木版画を手がけました。
木版のやわらかさと、グレイヴスの暖かな色彩感覚がとてもよくマッチしています。
マイケル・グレイヴス
《作品 7・84/1》
1984年 木版
Image size: 30.4×24.0cm(シート:39.4×30.7cm)
Ed.150 signed
マイケル・グレイヴス
《作品 7・84/2》
1984年 木版
Image size: 27.7×42.2cm(シート:40.8×53.4cm)
Ed.150 signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
■マイケル・グレイヴスの建築(2015年撮影)
《THE WINDOW》
1989年竣工
横浜(撮影:尾立麗子)
ポートサイド地区は、1990年頃よりスタートした「アート&デザインの街」をコンセプトとする再開発により、幅員の広い歩道や歩道橋が整備され、オフィスビルや高層マンションなどが林立する地区となりました。
[ソフトバンクIDC横浜データセンター(設置当時はIDC横浜国際通信センター)]の建物壁面には、1500枚のタイルを用いたマイケル・グレイヴスのアート作品が設置されています。高さ28m、幅19mほどの大きさで、氏の作品を1500枚のパーツに精密に分割し、それを忠実にタイルに焼き込んだもので、1枚のタイルは60cm×60cmほどの大きさになります。
[アルテ横浜]
1992年竣工
横浜(撮影:尾立麗子)
ヨコハマポートサイド地区D-2街区[アルテ横浜](UR都市機構)は、マイケル・グレイヴスのデザインによるものです。
建物のカラーについて「ブルー・グリーンの色彩は、この建築物に日本の多くの現代建築とは異なる生き生きとした表情を与え、その立地であるウォーターフロントを象徴的に表現した」と語っています。
■マイケル・グレイヴス Michael GRAVES (1934-2015)
アメリカのポストモダニズムの代表的建築家。プリンストン大学建築学科教授。1934年インディアナポリス生まれ。シンシナティ大学、ハーバード大学で建築を学び、ジョージ・ネルソンの事務所に入る。
1964年から建築の仕事に従事し、1964年にニューヨーク近代美術館で行われた「モダニズム建築家5人」を特集した展覧会を書籍にして1972年に発売した「ファイブアーキテクト」によってニューヨーク・ファイブのモダニズム建築家の一員として知られるようになった。「ニューヨーク・ファイブ」のメンバーには、リチャード・マイヤー、ピーター・アイゼンマン、ジョン・ヘイダック、チャールズ・グワスミーがいる。
代表作に[ディズニー本社ビル][ウォルトディズニーワールドスワン&ドルフィンホテル]他がある。日本においても「ネクサス百道M棟」「ハイアットリージェンシー福岡」などを設計した。
アメリカ建築家協会のゴールド・メダルやナショナルAIA名誉賞を受賞、99年にクリントン大統領より芸術栄誉賞を授与される。インテリア、プロダクト、グラフィック・デザイナーなど幅広く活躍し、ドローイングや版画も多数制作した。2015年3月死去(享年80)。
◆ときの忘れものは「紙の上の建築展」を開催しています。
会期:2019年7月26日(金)~8月10日(土) *日・月・祝日休廊
フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー、ル・コルビュジエ、マイケル・グレイヴス、磯崎新、安藤忠雄、六角鬼丈ら建築家のドローイングや版画を展示します。
◆ときの忘れものは8月11日(日)~8月19日(月)まで夏季休廊いたします。
●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
今日ご紹介するのは、マイケル・グレイヴスです。

マイケル・グレイヴス《作品》 1989
紙に鉛筆、色鉛筆
Image size:13.0x81.0cm Signed
マイケル・グレイヴス《作品》 1990年 紙に鉛筆
Image size: 28.0×46.0cm(シート:45.5×63.0cm) Signed
マイケル・グレイヴス "Work 4・81/2" 1981年 銅版 Plate size:14.8×14.7cm(シート:52.0×39.5cm)
Ed.50 Signed
4年前に80歳で亡くなったポストモダンを代表するマイケル・グレイヴス(Michael Graves、1934年~2015年)は幾度も来日し、東京、横浜、福岡などに魅力的な建築作品を残しています。
家具などのデザインでも人気を博し、版画作品(銅版、木版)も多数制作しました。
1983年に来日した折には、磯崎新アトリエの藤江秀一さんと村野藤吾設計の新高輪プリンスホテルの和食の店にご案内したこともありました。

1983年に来日
東京成城にあった緑蔭小舎にて
マイケル・グレイヴスと柳田冨美子さん(左)
このときマイケル・グレイヴスは京都の職人さんたちとの協働で初めて木版画を手がけました。
木版のやわらかさと、グレイヴスの暖かな色彩感覚がとてもよくマッチしています。
マイケル・グレイヴス《作品 7・84/1》
1984年 木版
Image size: 30.4×24.0cm(シート:39.4×30.7cm)
Ed.150 signed
マイケル・グレイヴス《作品 7・84/2》
1984年 木版
Image size: 27.7×42.2cm(シート:40.8×53.4cm)
Ed.150 signed
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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
■マイケル・グレイヴスの建築(2015年撮影)
《THE WINDOW》1989年竣工
横浜(撮影:尾立麗子)
ポートサイド地区は、1990年頃よりスタートした「アート&デザインの街」をコンセプトとする再開発により、幅員の広い歩道や歩道橋が整備され、オフィスビルや高層マンションなどが林立する地区となりました。
[ソフトバンクIDC横浜データセンター(設置当時はIDC横浜国際通信センター)]の建物壁面には、1500枚のタイルを用いたマイケル・グレイヴスのアート作品が設置されています。高さ28m、幅19mほどの大きさで、氏の作品を1500枚のパーツに精密に分割し、それを忠実にタイルに焼き込んだもので、1枚のタイルは60cm×60cmほどの大きさになります。
[アルテ横浜]1992年竣工
横浜(撮影:尾立麗子)
ヨコハマポートサイド地区D-2街区[アルテ横浜](UR都市機構)は、マイケル・グレイヴスのデザインによるものです。
建物のカラーについて「ブルー・グリーンの色彩は、この建築物に日本の多くの現代建築とは異なる生き生きとした表情を与え、その立地であるウォーターフロントを象徴的に表現した」と語っています。
■マイケル・グレイヴス Michael GRAVES (1934-2015)
アメリカのポストモダニズムの代表的建築家。プリンストン大学建築学科教授。1934年インディアナポリス生まれ。シンシナティ大学、ハーバード大学で建築を学び、ジョージ・ネルソンの事務所に入る。
1964年から建築の仕事に従事し、1964年にニューヨーク近代美術館で行われた「モダニズム建築家5人」を特集した展覧会を書籍にして1972年に発売した「ファイブアーキテクト」によってニューヨーク・ファイブのモダニズム建築家の一員として知られるようになった。「ニューヨーク・ファイブ」のメンバーには、リチャード・マイヤー、ピーター・アイゼンマン、ジョン・ヘイダック、チャールズ・グワスミーがいる。
代表作に[ディズニー本社ビル][ウォルトディズニーワールドスワン&ドルフィンホテル]他がある。日本においても「ネクサス百道M棟」「ハイアットリージェンシー福岡」などを設計した。
アメリカ建築家協会のゴールド・メダルやナショナルAIA名誉賞を受賞、99年にクリントン大統領より芸術栄誉賞を授与される。インテリア、プロダクト、グラフィック・デザイナーなど幅広く活躍し、ドローイングや版画も多数制作した。2015年3月死去(享年80)。
◆ときの忘れものは「紙の上の建築展」を開催しています。
会期:2019年7月26日(金)~8月10日(土) *日・月・祝日休廊
フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー、ル・コルビュジエ、マイケル・グレイヴス、磯崎新、安藤忠雄、六角鬼丈ら建築家のドローイングや版画を展示します。 ◆ときの忘れものは8月11日(日)~8月19日(月)まで夏季休廊いたします。
●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
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