<たくさんのご応募の中、まさか当選するとは思いませんでしたので大変うれしく存じます。合わせて「中村哲医師とペシャワール会」支援のために少しでもお役に立てれば幸いに存じます。
思っていたよりも大きくて懐の深い立派なお茶碗でした。また、厳重に梱包していただきありがとうございました。>
(荒川豊蔵・虎渓山 水月窯茶碗を購入されたSさんより)
8月11日のブログで開催した「中村哲医師とペシャワール会を支援する8月頒布会」はおかげさまでたくさんの方にご参加いただきました。
今回の頒布代金2,028,000円は全額をペシャワール会に送金いたしましたのでご報告します。
次回は9月11日のブログで開催しますが、一画廊として無理のない形で継続したいと思っています。
とはいえ、皆さんが魅力を感じていただけなければ継続もままなりません。
スタッフたちが東奔西走しているのを横目に、亭主は倉庫の隅から隅まで探し回り、何か掘り出し物がないかと探索の日々であります。どうぞご期待ください。
ただいま開催中の「眼差しの肖像画コレクション」展から、小野隆生の70年代の初期肖像画(剽窃シリーズ)と、実物よりはるかに巨大な肖像画(発掘と調査の日に)をご紹介します。
小野隆生について昔ある高名な編集者が「評論を拒否する絵」と評したことがありました。
描いているのは一貫して肖像画、しかも毒気いっぱい、抜群の描写力です。じゃあ人々に人気の「具象画」系統かというと ? デパートの画廊に流行の細密描写や美少女画と並ぶと、なんとも居心地が悪い。
ときの忘れもののブログには、この「評論を拒否する絵」について、いろいろな方に執筆していただいています。ぜひご一読を。
・大倉宏 「貴種」に正対する目
・小泉清 「断片作品と見立ての楽しみ」
・池上ちかこ 小野隆生の「断片」をめぐって
■小野隆生(b.1950)
小野隆生 Takao ONO
《肖像図・啄木》
1970年代 油彩・画布
33.5×24.0cm Signed
小野隆生 Takao ONO
《剽窃断片図(フェルメール)》
1976年 油彩・画布
33.0x24.3cm Signed
小野隆生 Takao ONO
《肖像図ランボー》
1976年 油彩・画布
33.3×24.3cm Signed
小野隆生 Takao ONO
《残像図》
1976年 油彩・画布
23.0x16.2cm(SM号) Signed
小野隆生 Takao ONO
《発掘と調査の日に》
1998年 テンペラ・板 175.0x176.0cm Signed
岩手出身の小野隆生は1971年にイタリアにわたり、国立ローマ美術学校・フィレンツェ美術学校・国立ローマ中央修復研究所絵画科で学ぶ。77~85年イタリア各地の教会壁画や美術館収蔵作品の修復に携わりましたが、それは修復家になるためではなく、自らがライバルと称するルネッサンスの画家たちの作品に直接触れたいがため。ペルジーノに憧れ、小さな山岳都市にアトリエを構え、テンペラ画手法による肖像画を一貫して制作しています。今回ご紹介する初期の油彩作品はいずれも小品ですが、小野の資質が如実に現れています。1990年代に手がけたポプラ合板を切り抜いた大作は、実物より遥かに巨大な肖像画で圧巻です。
◆ときの忘れものは「眼差しの肖像画コレクション」を開催しています。
会期:2019年8月23日[金]―9月7日[土] *日・月・祝日休廊
卓抜な表現力と、深い人間観察に基づいて描かれた7人の作家による異色の肖像画コレクションをご覧いただきます。
出品作家:細江英公、五味彬、E.J.ベロック、ジョセフ・コーネル、小野隆生、森村泰昌、三上誠
●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
思っていたよりも大きくて懐の深い立派なお茶碗でした。また、厳重に梱包していただきありがとうございました。>
(荒川豊蔵・虎渓山 水月窯茶碗を購入されたSさんより)
8月11日のブログで開催した「中村哲医師とペシャワール会を支援する8月頒布会」はおかげさまでたくさんの方にご参加いただきました。
今回の頒布代金2,028,000円は全額をペシャワール会に送金いたしましたのでご報告します。次回は9月11日のブログで開催しますが、一画廊として無理のない形で継続したいと思っています。
とはいえ、皆さんが魅力を感じていただけなければ継続もままなりません。
スタッフたちが東奔西走しているのを横目に、亭主は倉庫の隅から隅まで探し回り、何か掘り出し物がないかと探索の日々であります。どうぞご期待ください。
ただいま開催中の「眼差しの肖像画コレクション」展から、小野隆生の70年代の初期肖像画(剽窃シリーズ)と、実物よりはるかに巨大な肖像画(発掘と調査の日に)をご紹介します。
小野隆生について昔ある高名な編集者が「評論を拒否する絵」と評したことがありました。
描いているのは一貫して肖像画、しかも毒気いっぱい、抜群の描写力です。じゃあ人々に人気の「具象画」系統かというと ? デパートの画廊に流行の細密描写や美少女画と並ぶと、なんとも居心地が悪い。
ときの忘れもののブログには、この「評論を拒否する絵」について、いろいろな方に執筆していただいています。ぜひご一読を。
・大倉宏 「貴種」に正対する目
・小泉清 「断片作品と見立ての楽しみ」
・池上ちかこ 小野隆生の「断片」をめぐって
■小野隆生(b.1950)
小野隆生 Takao ONO《肖像図・啄木》
1970年代 油彩・画布
33.5×24.0cm Signed
小野隆生 Takao ONO《剽窃断片図(フェルメール)》
1976年 油彩・画布
33.0x24.3cm Signed
小野隆生 Takao ONO《肖像図ランボー》
1976年 油彩・画布
33.3×24.3cm Signed
小野隆生 Takao ONO《残像図》
1976年 油彩・画布
23.0x16.2cm(SM号) Signed
小野隆生 Takao ONO《発掘と調査の日に》
1998年 テンペラ・板 175.0x176.0cm Signed
岩手出身の小野隆生は1971年にイタリアにわたり、国立ローマ美術学校・フィレンツェ美術学校・国立ローマ中央修復研究所絵画科で学ぶ。77~85年イタリア各地の教会壁画や美術館収蔵作品の修復に携わりましたが、それは修復家になるためではなく、自らがライバルと称するルネッサンスの画家たちの作品に直接触れたいがため。ペルジーノに憧れ、小さな山岳都市にアトリエを構え、テンペラ画手法による肖像画を一貫して制作しています。今回ご紹介する初期の油彩作品はいずれも小品ですが、小野の資質が如実に現れています。1990年代に手がけたポプラ合板を切り抜いた大作は、実物より遥かに巨大な肖像画で圧巻です。
◆ときの忘れものは「眼差しの肖像画コレクション」を開催しています。
会期:2019年8月23日[金]―9月7日[土] *日・月・祝日休廊
卓抜な表現力と、深い人間観察に基づいて描かれた7人の作家による異色の肖像画コレクションをご覧いただきます。出品作家:細江英公、五味彬、E.J.ベロック、ジョセフ・コーネル、小野隆生、森村泰昌、三上誠
●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
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