<そう、先日、駒込のときの忘れものさんで、三島由紀夫がモデルに撮った細江英公氏の作品「薔薇刑」を見てきた。三島由紀夫の全てがこの一枚に表現されていて、しばらく作品の前から離れられなかった。芸術ってこういう作品を言うんだよね。見てよかった。
(20190912/佐々木竹翠 さんのfacebookより)>

細江英公 Eikoh HOSOE
「薔薇刑 作品32 Ordeal by Roses #32」
1961年(printed later) ゼラチン・シルバー・プリント
51×61cm Signed
<眼差しの肖像画コレクション@ときの忘れもの(2019/09/04)
今日の夕方はときの忘れものに。夏の間はずっとバタバタしていてなかなか足を運ぶ機会が無かったが、仕事が山を越えてようやく少し遠回りする気持ちの余裕ができた。
現在開催中なのは肖像画・肖像写真のコレクション展。さらっとしたテーマのように見えて、森村泰昌や細江英公、ジョセフ・コーネルなどのマスターピースが並ぶ重量級の展示。こういう圧倒的なオーラを放つ作品たちをプライベート感のある空間で至近距離から眺められるというのは美術館とは違うギャラリーならではの醍醐味。自分の身の丈に合った存在感の作品が持つ居心地の良さというのも大好きなんだけどね。
今回の展示では階段で小野隆生のテンペラ画が迎えてくれる。緻密に描き込まれた細密な作品なんだけど、最近メディアにも頻繁に登場する細密画とは雰囲気が違う。何故かな、と考えてみたんだけど、後者の細密画は「これほど手の込んだ作品を自分は所有している」という支配欲・所有欲を刺激するもので、小野氏の作品は、この世ならざる者、自分と同じ地平に降りてきていないもの、という距離感を感じさせるものなのではないかな、と思った。どちらが良い悪い、ということではないんだけど。
このギャラリーの実力を改めて感じさせられた展示。秋には見に来るペースを上げないとな。
(20190906/林光一郎さんのブログLuv Pop TYO (Pop U NYC跡地)より>
E.J.ベロック Ernest James BELLOCQ
「ストーリービル・ポートレート」
1911年頃
ゼラチン・シルバー・プリント
(リー・フリードランダーによるプリント、金調色P.O.P.プリント)
20.2×25.2cm
リー・フリードランダーのサインあり
ジョセフ・コーネル Joseph CORNELL
《アンドレ・ブルトン》
1960年頃
Collage by Joseph CORNELL on the photo by Man Ray
24.6x17.9cm Signed
小野隆生 Takao ONO
《発掘と調査の日に》
1998年 テンペラ・板 175.0x176.0cm Signed
森村泰昌 Yasumasa MORIMURA
《若いセルフポートレイト 1629(B)》
1994年
カラー写真(キャンバス加工)
イメージサイズ:41.0x33.0cm
額装サイズ:57.5x49.5cm
Ed.5 Signed
五味彬 Akira GOMI
《村上麗奈 CP vintage 1989-17》
1989CA
ヴィンテージ・ゼラチン・シルバー・プリント
12.2x10.3cm Signed
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
*画廊亭主敬白
意外な(?)好評をいただいた「眼差しの肖像画コレクション」展、最後の数日間は福岡のアートフェアに出張しており、社長と亭主は不在でした。嬉しい感想を書いてくださった佐々木竹翠さんや林光一郎さんには残念ですがお目にかかっておりません。

昔から「客に教えられる」という言葉があります。
画商の務めは己の信ずる美術品を顧客に紹介し買っていただくことによって、次代に引き渡すお手伝いをすることですが、お客様が売主の私たちも気づかぬ美を発見してくださることもしばしばです。
お二人の言葉をかみしめたいと思います。
●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
(20190912/佐々木竹翠 さんのfacebookより)>

細江英公 Eikoh HOSOE
「薔薇刑 作品32 Ordeal by Roses #32」
1961年(printed later) ゼラチン・シルバー・プリント
51×61cm Signed
<眼差しの肖像画コレクション@ときの忘れもの(2019/09/04)
今日の夕方はときの忘れものに。夏の間はずっとバタバタしていてなかなか足を運ぶ機会が無かったが、仕事が山を越えてようやく少し遠回りする気持ちの余裕ができた。
現在開催中なのは肖像画・肖像写真のコレクション展。さらっとしたテーマのように見えて、森村泰昌や細江英公、ジョセフ・コーネルなどのマスターピースが並ぶ重量級の展示。こういう圧倒的なオーラを放つ作品たちをプライベート感のある空間で至近距離から眺められるというのは美術館とは違うギャラリーならではの醍醐味。自分の身の丈に合った存在感の作品が持つ居心地の良さというのも大好きなんだけどね。
今回の展示では階段で小野隆生のテンペラ画が迎えてくれる。緻密に描き込まれた細密な作品なんだけど、最近メディアにも頻繁に登場する細密画とは雰囲気が違う。何故かな、と考えてみたんだけど、後者の細密画は「これほど手の込んだ作品を自分は所有している」という支配欲・所有欲を刺激するもので、小野氏の作品は、この世ならざる者、自分と同じ地平に降りてきていないもの、という距離感を感じさせるものなのではないかな、と思った。どちらが良い悪い、ということではないんだけど。
このギャラリーの実力を改めて感じさせられた展示。秋には見に来るペースを上げないとな。
(20190906/林光一郎さんのブログLuv Pop TYO (Pop U NYC跡地)より>
E.J.ベロック Ernest James BELLOCQ「ストーリービル・ポートレート」
1911年頃
ゼラチン・シルバー・プリント
(リー・フリードランダーによるプリント、金調色P.O.P.プリント)
20.2×25.2cm
リー・フリードランダーのサインあり
ジョセフ・コーネル Joseph CORNELL《アンドレ・ブルトン》
1960年頃
Collage by Joseph CORNELL on the photo by Man Ray
24.6x17.9cm Signed
小野隆生 Takao ONO《発掘と調査の日に》
1998年 テンペラ・板 175.0x176.0cm Signed
森村泰昌 Yasumasa MORIMURA《若いセルフポートレイト 1629(B)》
1994年
カラー写真(キャンバス加工)
イメージサイズ:41.0x33.0cm
額装サイズ:57.5x49.5cm
Ed.5 Signed
五味彬 Akira GOMI《村上麗奈 CP vintage 1989-17》
1989CA
ヴィンテージ・ゼラチン・シルバー・プリント
12.2x10.3cm Signed
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※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
*画廊亭主敬白
意外な(?)好評をいただいた「眼差しの肖像画コレクション」展、最後の数日間は福岡のアートフェアに出張しており、社長と亭主は不在でした。嬉しい感想を書いてくださった佐々木竹翠さんや林光一郎さんには残念ですがお目にかかっておりません。

昔から「客に教えられる」という言葉があります。
画商の務めは己の信ずる美術品を顧客に紹介し買っていただくことによって、次代に引き渡すお手伝いをすることですが、お客様が売主の私たちも気づかぬ美を発見してくださることもしばしばです。
お二人の言葉をかみしめたいと思います。
●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
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