昨秋、ときの忘れものは「倉俣史朗 小展示」を開催しましたが、若い人たちの反響は驚くほど熱く、没後30年近く経つのにその影響力はますます広がっているようです。
東京国立近代美術館とNPO法人建築思考プラットフォーム主催によるシンポジウム「PASS the BATON 倉俣史朗を語ろう」が11月10日に開催されます。
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日 程:2019年11月10日(日)13:30~16:30 ※開場13:00
会 場:東京国立近代美術館
本館講堂(東京都千代田区北の丸公園3-1)
スピーカー:
五十嵐久枝(インテリアデザイナー)
桑山秀康(インテリアデザイナー)
近藤康夫(インテリアデザイナー)
田川欣哉(デザインエンジニア)
田根 剛(建築家)
田村奈穂(デザイナー)
保坂健二朗(東京国立近代美術館主任研究員)
関 康子(NPO法人建築思考プラットフォーム〈PLAT〉理事)

聴 講:無料、事前申込不要、当日10:00より1階受付で整理券を配布
主 催:東京国立近代美術館、NPO法人建築思考プラットフォーム
協 力:クラマタデザイン事務所
問合せ:NPO法人建築思考プラットフォーム

1991年に急逝したインテリアデザイナー倉俣史朗(1934~1991年)は、建築、デザイン界に多大な影響を与えた人物です。その影響力はいまだ衰えず、国内外で高い評価を保ち続けています。
倉俣の没後30年が経過した現在、グローバル化、デジタル化が進行し「デザイン」の役割は大きく変貌しています。本シンポジウムはこうしたデザインの過渡期を歩む、倉俣と直接的な接点をもつ機会のなかった現在40歳前後のクリエーターたちが倉俣をどう捉え、どう評価するのか。彼らの視点から倉俣を再考するという、これまでになかったアプローチにより、新たな「倉俣考」を創出するとともに、倉俣が生きた時代のデザインを再考し、デザインアーカイブとして後世にバトンタッチすることを目指しています。
特定非営利活動法人建築思考プラットフォームは2016年度より、公益財団法人石橋財団の助成を受け「日本のデザインアーカイブ実態調査」を実施しており、本プロジェクトは同事業の一環として取り組むものです。(PLATホームページより)

倉俣史朗/インテリアデザイナー。1934~1991年。
1956年桑沢デザイン研究所リビングデザイン科卒業。三愛宣伝課、松屋インテリアデザイン室を経て、1965年クラマタデザイン事務所設立。空間デザイン、家具デザインの分野で活躍し、国内外で高い評価を得る。毎日産業デザイン賞、日本文化デザイン賞など、受賞歴多数。フランス文化省芸術文化勲章を受勲。

sakurai--3987倉俣史朗 Shiro KURAMATA
「Flower Vase #1301」(ブルー)
アクリル、アルミパイプ カラーアルマイト、ガラス管
W8.0xD8.0xH22.0cm
撮影:桜井ただひさ

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kuramata-22_7倉俣史朗 Shiro KURAMATA
Cabinet de Curiosite(カビネ・ド・キュリオジテ)
1989年(1989-2014)
アクリル
46.0 x 46.0 x 190.0cm
Ed.40
倉俣美恵子夫人の証明書付

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