スタッフSの海外ネットサーフィン No.77
「NAM JUNE PAIK」
TATE MODERN
読者の皆様こんにちわ。寒さも深まり今年も残すところあと1月な今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。1週間後に迫ったArt Miamiの最後の準備に毎度のごとく右往左往しております、スタッフSこと新澤です。
今回ご紹介させていただくのは、「ビデオ・アートの父」ことナム・ジュン・パイク、その大回顧展を行っているイギリス・ロンドンはTATE MODERNです。

ときの忘れものでもパイクの作品は扱っており、方々のアートフェアにも出品していますが、その大半は版画です(先月のArt Taipeiに出品した作品は、作品の梱包だっただろう木箱の板に油彩で着彩したものでしたが)。一方、テート・モダンとサンフランシスコ近代美術館が共同企画したこの回顧展、上にも書いた通り、「ビデオ・アート」の先駆けであるパイクの50年に及ぶ作家活動の中より、200点以上の作品が網羅されています。
会場に入ると最初に設営されている《TV Garden》(1974/2002)
© Estate of Nam June Paik. Photo by Andrew Dunkley © Tate
展示内容はビデオ・アートのみならず、作家初のロボット作品"Robot K-456"(1964年)や、ピーター・ガブリエル、ローリー・アンダーソン、デイビッド・ボウイ、ルー・リード等の大衆文化のアイコンイメージを使用して「MTV美学」を定義した4編の衛星動画、パイクの初個展「Exposition of Music - Electronic Television」(1963)の部分的再現や、第45回ヴェネチア・ビエンナーレのドイツ・パヴィリオンで金獅子賞を受賞したインスタレーション《Sistine Chapel》(1993)の初再現も行われています。
右)最初のロボット作品"Robot K-456"(1964年)
© Estate of Nam June Paik. Photo by Andrew Dunkley © Tate
第45回ヴェネチア・ビエンナーレ、金獅子賞受賞作品《Sistine Chapel》(1993)
© Estate of Nam June Paik. Photo by Andrew Dunkley © Tate
その名前に相応しく、ナム・ジュン・パイクという作家の始まりから終わりまで見れるこの展覧会は、TATE MODERNでは来年2月9日まで開催しています。その後展覧会はサンフランシスコ近代美術館の他、アメリカ、オランダ、シンガポールの美術館を巡回する予定となっているので、イギリスに行く機会はなくともシンガポールやアメリカなら、という方には是非とも目を付けておいていただきたい展覧会です。
(しんざわ ゆう)
展覧会公式ページ(英語)
展覧会公式動画
●今日のお勧め作品は、ナム・ジュン・パイクです。
ナム・ジュン・パイク Nam June PAIK
《作品》
木・油彩
シートサイズ:136.3x75.7cm
筆サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
「NAM JUNE PAIK」
TATE MODERN
読者の皆様こんにちわ。寒さも深まり今年も残すところあと1月な今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。1週間後に迫ったArt Miamiの最後の準備に毎度のごとく右往左往しております、スタッフSこと新澤です。
今回ご紹介させていただくのは、「ビデオ・アートの父」ことナム・ジュン・パイク、その大回顧展を行っているイギリス・ロンドンはTATE MODERNです。

ときの忘れものでもパイクの作品は扱っており、方々のアートフェアにも出品していますが、その大半は版画です(先月のArt Taipeiに出品した作品は、作品の梱包だっただろう木箱の板に油彩で着彩したものでしたが)。一方、テート・モダンとサンフランシスコ近代美術館が共同企画したこの回顧展、上にも書いた通り、「ビデオ・アート」の先駆けであるパイクの50年に及ぶ作家活動の中より、200点以上の作品が網羅されています。
会場に入ると最初に設営されている《TV Garden》(1974/2002)© Estate of Nam June Paik. Photo by Andrew Dunkley © Tate
展示内容はビデオ・アートのみならず、作家初のロボット作品"Robot K-456"(1964年)や、ピーター・ガブリエル、ローリー・アンダーソン、デイビッド・ボウイ、ルー・リード等の大衆文化のアイコンイメージを使用して「MTV美学」を定義した4編の衛星動画、パイクの初個展「Exposition of Music - Electronic Television」(1963)の部分的再現や、第45回ヴェネチア・ビエンナーレのドイツ・パヴィリオンで金獅子賞を受賞したインスタレーション《Sistine Chapel》(1993)の初再現も行われています。
右)最初のロボット作品"Robot K-456"(1964年)© Estate of Nam June Paik. Photo by Andrew Dunkley © Tate
第45回ヴェネチア・ビエンナーレ、金獅子賞受賞作品《Sistine Chapel》(1993)© Estate of Nam June Paik. Photo by Andrew Dunkley © Tate
その名前に相応しく、ナム・ジュン・パイクという作家の始まりから終わりまで見れるこの展覧会は、TATE MODERNでは来年2月9日まで開催しています。その後展覧会はサンフランシスコ近代美術館の他、アメリカ、オランダ、シンガポールの美術館を巡回する予定となっているので、イギリスに行く機会はなくともシンガポールやアメリカなら、という方には是非とも目を付けておいていただきたい展覧会です。
(しんざわ ゆう)
展覧会公式ページ(英語)
展覧会公式動画
●今日のお勧め作品は、ナム・ジュン・パイクです。
ナム・ジュン・パイク Nam June PAIK《作品》
木・油彩
シートサイズ:136.3x75.7cm
筆サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
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