那須で「元永定正シルクスクリーン展」を開催します。
那須ブックセンター 内田 眞吾
本屋のない地域に書店をつくるという目的で設立した「書店と本の文化を拡める会」です。
栃木県那須高原に「那須ブックセンター」をつくって2年になります。
雑誌、趣味の本から岩波文庫まで、老若男女それぞれ読みたい本が見つかる小さな総合書店です。(水曜休み)「書店で素敵な本を見つけ、心許せる仲間と出会う」出会いを演出する本屋を目指して頑張っています。
人と人が助け合い、生活が循環するローカルな世界をつくる。経済偏重の世の中へのアンチテーゼです。本は心の栄養、考える力を育みます。
たまたま、以前から交流のあったギャラリー「ときの忘れもの」綿貫さんが、少しでも本屋の経営に役立つなら、と元永定正さんの素晴らしい絵を貸してくれました。
那須ブックセンターで「元永定正シルクスクリーン展(展示・即売会)」を開催します。綿貫さんのご好意もあり、1万円から30万円と比較的手に入れやすい価格で提供できます。

元永定正さんは「もこもこもこ」(谷川俊太郎文)などの絵本でおなじみで、第15回日本芸術大賞を受賞された国際的にも評価の高い画家です。シンプルながら独特の世界観を表現した絵を数多くそろえました。
期間中、那須ブックセンターでは、「元永定正児童書フェア」も開催します。
また、元永定正展は、「那須ブックセンターを応援する仲間たち」のメンバーである「ギャラリーバーン」と、旧朝日小学校跡で地域再生の拠点として多角的に活動している「那須町づくり広場」の2ヶ所で巡回展示販売をいたします。地域ぐるみの取り組みになります。
是非のぞいて下さい。
(うちだ しんご)
●那須ブックセンター「元永定正展」
会期:2019年12月19日~2020年1月13日 *水曜、元旦休み
那須郡那須町高久丙2-39 TEL:0287-78-2000
●ギャラリーバーン「元永定正展」
会期:2019年11月27日~12月16日 *火曜休み
那須塩原市小結88-197
●那須まちづくり広場「元永定正展」
会期:2020年1月18日~2月2日
那須郡那須町豊原丙1340
*画廊亭主敬白
長年のお客様である内田眞吾さんがほとんどボランティアで那須に本屋さんをつくったと聞いたときには驚きました。
日本中の町や村から本屋さんが消えてゆく。
亭主の自宅のあるひばりヶ丘(西武池袋線)は自由学園と閑静な住宅地もあり、20年ほど前には新刊書店が数軒、それぞれの個性を競い合っていました。古本屋さんも4軒ほどあったのですが今や絶滅。パルコの中の書店1軒になってしまいました。
そんなご時勢に逆らって栃木県那須のそれも決して便のいいとは言いがたい場所に本屋さんをつくってしまった内田さんです。無謀というか、なんというか・・・・
つい先日見知らぬ方のtwitterに次のようなつぶやきがありました。
<現代版画センターというのは、「ときの忘れもの」の綿貫氏が設立なのか。秋田では高校の美術教師をされていた佐藤功介氏が運営する「大曲画廊」で毎年展覧会が催されていたそう。
昨年の埼玉県立近代美術館での展覧会には、佐藤氏からも資料提供が。知らない事だらけだ
(20191121/旭川研究フィールド@swampingriverさんのtwitterより)>
私たち画商の世界も東京一極集中が進み、人口数万の地方都市で絵の商いだけで維持できるところはもはやないでしょう。
1970年代には、上掲の旭川研究フィールドさんのtwitterにあるような小さな町の小さな画廊が文化の灯をともし続けていました。秋田県大曲ばかりでなく、青森県八戸、大分県中津、宮崎県都城、新潟の佐渡島にも志を持ち、地域の文化サロンとしての画廊が存在し得たのでした。
今回、<本屋が地域の文化を育む、地域の読者が本屋を育てる>という内田さんの心意気に感じ、那須の町での元永定正展をお手伝いすることになりました。
お近くの方、たまたま旅の途中の方、ぜひお立ち寄りください。
那須ブックセンター 内田 眞吾
本屋のない地域に書店をつくるという目的で設立した「書店と本の文化を拡める会」です。
栃木県那須高原に「那須ブックセンター」をつくって2年になります。
雑誌、趣味の本から岩波文庫まで、老若男女それぞれ読みたい本が見つかる小さな総合書店です。(水曜休み)「書店で素敵な本を見つけ、心許せる仲間と出会う」出会いを演出する本屋を目指して頑張っています。
人と人が助け合い、生活が循環するローカルな世界をつくる。経済偏重の世の中へのアンチテーゼです。本は心の栄養、考える力を育みます。
たまたま、以前から交流のあったギャラリー「ときの忘れもの」綿貫さんが、少しでも本屋の経営に役立つなら、と元永定正さんの素晴らしい絵を貸してくれました。
那須ブックセンターで「元永定正シルクスクリーン展(展示・即売会)」を開催します。綿貫さんのご好意もあり、1万円から30万円と比較的手に入れやすい価格で提供できます。

元永定正さんは「もこもこもこ」(谷川俊太郎文)などの絵本でおなじみで、第15回日本芸術大賞を受賞された国際的にも評価の高い画家です。シンプルながら独特の世界観を表現した絵を数多くそろえました。
期間中、那須ブックセンターでは、「元永定正児童書フェア」も開催します。
また、元永定正展は、「那須ブックセンターを応援する仲間たち」のメンバーである「ギャラリーバーン」と、旧朝日小学校跡で地域再生の拠点として多角的に活動している「那須町づくり広場」の2ヶ所で巡回展示販売をいたします。地域ぐるみの取り組みになります。
是非のぞいて下さい。
(うちだ しんご)
●那須ブックセンター「元永定正展」
会期:2019年12月19日~2020年1月13日 *水曜、元旦休み那須郡那須町高久丙2-39 TEL:0287-78-2000
●ギャラリーバーン「元永定正展」
会期:2019年11月27日~12月16日 *火曜休み那須塩原市小結88-197
●那須まちづくり広場「元永定正展」
会期:2020年1月18日~2月2日那須郡那須町豊原丙1340
*画廊亭主敬白
長年のお客様である内田眞吾さんがほとんどボランティアで那須に本屋さんをつくったと聞いたときには驚きました。
日本中の町や村から本屋さんが消えてゆく。
亭主の自宅のあるひばりヶ丘(西武池袋線)は自由学園と閑静な住宅地もあり、20年ほど前には新刊書店が数軒、それぞれの個性を競い合っていました。古本屋さんも4軒ほどあったのですが今や絶滅。パルコの中の書店1軒になってしまいました。
そんなご時勢に逆らって栃木県那須のそれも決して便のいいとは言いがたい場所に本屋さんをつくってしまった内田さんです。無謀というか、なんというか・・・・
つい先日見知らぬ方のtwitterに次のようなつぶやきがありました。
<現代版画センターというのは、「ときの忘れもの」の綿貫氏が設立なのか。秋田では高校の美術教師をされていた佐藤功介氏が運営する「大曲画廊」で毎年展覧会が催されていたそう。
昨年の埼玉県立近代美術館での展覧会には、佐藤氏からも資料提供が。知らない事だらけだ
(20191121/旭川研究フィールド@swampingriverさんのtwitterより)>
私たち画商の世界も東京一極集中が進み、人口数万の地方都市で絵の商いだけで維持できるところはもはやないでしょう。
1970年代には、上掲の旭川研究フィールドさんのtwitterにあるような小さな町の小さな画廊が文化の灯をともし続けていました。秋田県大曲ばかりでなく、青森県八戸、大分県中津、宮崎県都城、新潟の佐渡島にも志を持ち、地域の文化サロンとしての画廊が存在し得たのでした。
今回、<本屋が地域の文化を育む、地域の読者が本屋を育てる>という内田さんの心意気に感じ、那須の町での元永定正展をお手伝いすることになりました。
お近くの方、たまたま旅の途中の方、ぜひお立ち寄りください。
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