皆様こんにちわ。
ときの忘れもの国内担当のスタッフMです。
新型コロナウィルスでご不安な日々を過ごしていらっしゃると思います。
ときの忘れものスタッフも在宅勤務が続いております。
そんな中、お客様のA様から贈り物をいただきました。
首にかける除菌ブロッカー「ウイルスシャット」です!
自粛とは言え食料品を買うためには外出しなければなりません。そんなときのお守りとして使わせていただいております。A様、本当にありがとうございました。
社長からもスタッフの健康を気遣って「煮干し」を送ってもらいました。
一人で家にいることが続くと心細くなってくるもので、受け取ったとき胸がいっぱいになりました。
「スタッフMの在宅風景」
自宅にパソコンや資料を持ち込んで作業しております。
さて、今回は2020年4月4日のブログで告知した舟越桂先生の版画処女作となる銅版画3点について少しご説明します。
舟越桂先生が彫刻の初個展をしたのが1982年、銀座の貸し画廊、ギャラリーオカベででした。1986年~87年にかけて舟越桂先生は文化庁の在外研修員に選ばれロンドンに留学します。そのとき、初めて銅版画3点を制作されました。
3点ともに刷りは戸村茂樹、版元はギャラリーせいほうです。
舟越桂
《教会とカフェのためにI》
1987年
ドライポイント
イメージサイズ:14.8×9.7cm
シートサイズ:39.0×31.0cm
Ed.50
サインあり
※レゾネNo.1
『舟越桂全版画1987-2002 』(2003年、株式会社青幻舎)
舟越桂
《教会とカフェのためにII》
1987年
ドライポイント
イメージサイズ:14.8×9.7cm
シートサイズ:39.0×31.0cm
Ed.50
サインあり
※レゾネNo.2
『舟越桂全版画1987-2002 』(2003年、株式会社青幻舎)
舟越桂
《静かな鏡のために》
1987年
ドライポイント
イメージサイズ:14.8×9.7cm
シートサイズ:39.0×31.0cm
Ed.50
サインあり
※レゾネNo.3
『舟越桂全版画1987-2002 』(2003年、株式会社青幻舎)
ロンドンでは3点のみが作られ、その後、版画はしばらくやらず、次の制作は1990年になってからでした。アメリカのクラウン・ポイント・プレスでの制作でした。いきなり1メートル近い大判の銅版を発表され、画廊亭主も驚いたそうですが、あれよあれよと言う間に彫刻、ドローイング、版画と幅広いファンが増え、スターとなっていったのはご承知の通りです。
この処女作銅版3点は、まだブレークする前の初期のもので瑞々しい感性が漂う秀作です。
ちなみに舟越桂先生は1988年に彫刻作品「教会とカフェ」を制作されています。
銅版画《教会とカフェのためにI》《教会とカフェのためにII》と見比べていただくと面白い発見がありますね。
『舟越桂全版画1987-2002 』
(2003年、株式会社青幻舎)P.8 より引用
それでは今日はこのあたりで終わります。
作品にご興味のある方はぜひお問い合わせください。
皆様の健康を心から願っております。
(スタッフM)
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
*画廊亭主敬白
臨時休廊20日目。
連日、各地の美術館や画廊から「●●展開催中止のお知らせ」や「会期変更と休廊のお知らせ」などのハガキや封書が届きます。玄関に置いてあるたくさんのチラシのどれが中止なのか、わからなくなります。あと何百年後かにそれら「中止になった展覧会」の貴重な(?)チラシを見つけた研究者たちがそれらの展覧会を「あったもの」として記録し、論及するかも知れません。たいへんな時代になってしまったなぁ・・・
昔、亭主が盛岡通いをしていたころ、MORIOKA第一画廊で、北園克衛のVOUに参加していた高橋昭八郎さんという詩人にお会いすることがしばしばありました。亭主の最初のパトロンだった船木仁先生の詩集の装丁なども手掛けておられました。
その後、仕事を引退されたのを機に長年住み慣れた盛岡からお子さんのいる九州・佐賀に引っ越しされました。久しぶりに上京され私たちの画廊(青山時代)に寄ってくださったときのことを印象深く覚えています。家族のほかに知り合いもいない初めての土地で、最初は図書館に行くことから縁をつないだとおっしゃっていました。
「でもねえ、ワタヌキさん、毎日行くところがないと人間無精になって、まず身なりに構わなくなる。次に朝起きても髭も剃らなくなる。」
在宅勤務20日目を迎えた朝の感慨です。
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◎昨日読まれたブログ(archive)/2012年06月13日|植田実のエッセイ ~美術展のおこぼれ33「福原コレクション 駒井哲郎1920-1976」
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◆ときの忘れものは新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、当面の間、臨時休廊とし、スッタフは在宅勤務しています。メールでのお問合せ、ご注文には通常通り対応しています。
休廊期間中はアポイント制とさせていただき、作品をご覧になりたい方は事前にメールで予約をお願いします。
◆ときの忘れものは版画・写真のエディション作品などをアマゾンに出品しています。
●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
ときの忘れもの国内担当のスタッフMです。
新型コロナウィルスでご不安な日々を過ごしていらっしゃると思います。
ときの忘れものスタッフも在宅勤務が続いております。
そんな中、お客様のA様から贈り物をいただきました。
首にかける除菌ブロッカー「ウイルスシャット」です!
自粛とは言え食料品を買うためには外出しなければなりません。そんなときのお守りとして使わせていただいております。A様、本当にありがとうございました。
社長からもスタッフの健康を気遣って「煮干し」を送ってもらいました。
一人で家にいることが続くと心細くなってくるもので、受け取ったとき胸がいっぱいになりました。
「スタッフMの在宅風景」自宅にパソコンや資料を持ち込んで作業しております。
さて、今回は2020年4月4日のブログで告知した舟越桂先生の版画処女作となる銅版画3点について少しご説明します。
舟越桂先生が彫刻の初個展をしたのが1982年、銀座の貸し画廊、ギャラリーオカベででした。1986年~87年にかけて舟越桂先生は文化庁の在外研修員に選ばれロンドンに留学します。そのとき、初めて銅版画3点を制作されました。
3点ともに刷りは戸村茂樹、版元はギャラリーせいほうです。
舟越桂《教会とカフェのためにI》
1987年
ドライポイント
イメージサイズ:14.8×9.7cm
シートサイズ:39.0×31.0cm
Ed.50
サインあり
※レゾネNo.1
『舟越桂全版画1987-2002 』(2003年、株式会社青幻舎)
舟越桂《教会とカフェのためにII》
1987年
ドライポイント
イメージサイズ:14.8×9.7cm
シートサイズ:39.0×31.0cm
Ed.50
サインあり
※レゾネNo.2
『舟越桂全版画1987-2002 』(2003年、株式会社青幻舎)
舟越桂《静かな鏡のために》
1987年
ドライポイント
イメージサイズ:14.8×9.7cm
シートサイズ:39.0×31.0cm
Ed.50
サインあり
※レゾネNo.3
『舟越桂全版画1987-2002 』(2003年、株式会社青幻舎)
ロンドンでは3点のみが作られ、その後、版画はしばらくやらず、次の制作は1990年になってからでした。アメリカのクラウン・ポイント・プレスでの制作でした。いきなり1メートル近い大判の銅版を発表され、画廊亭主も驚いたそうですが、あれよあれよと言う間に彫刻、ドローイング、版画と幅広いファンが増え、スターとなっていったのはご承知の通りです。
この処女作銅版3点は、まだブレークする前の初期のもので瑞々しい感性が漂う秀作です。
ちなみに舟越桂先生は1988年に彫刻作品「教会とカフェ」を制作されています。
銅版画《教会とカフェのためにI》《教会とカフェのためにII》と見比べていただくと面白い発見がありますね。
『舟越桂全版画1987-2002 』(2003年、株式会社青幻舎)P.8 より引用
それでは今日はこのあたりで終わります。
作品にご興味のある方はぜひお問い合わせください。
皆様の健康を心から願っております。
(スタッフM)
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
*画廊亭主敬白
臨時休廊20日目。
連日、各地の美術館や画廊から「●●展開催中止のお知らせ」や「会期変更と休廊のお知らせ」などのハガキや封書が届きます。玄関に置いてあるたくさんのチラシのどれが中止なのか、わからなくなります。あと何百年後かにそれら「中止になった展覧会」の貴重な(?)チラシを見つけた研究者たちがそれらの展覧会を「あったもの」として記録し、論及するかも知れません。たいへんな時代になってしまったなぁ・・・
昔、亭主が盛岡通いをしていたころ、MORIOKA第一画廊で、北園克衛のVOUに参加していた高橋昭八郎さんという詩人にお会いすることがしばしばありました。亭主の最初のパトロンだった船木仁先生の詩集の装丁なども手掛けておられました。
その後、仕事を引退されたのを機に長年住み慣れた盛岡からお子さんのいる九州・佐賀に引っ越しされました。久しぶりに上京され私たちの画廊(青山時代)に寄ってくださったときのことを印象深く覚えています。家族のほかに知り合いもいない初めての土地で、最初は図書館に行くことから縁をつないだとおっしゃっていました。
「でもねえ、ワタヌキさん、毎日行くところがないと人間無精になって、まず身なりに構わなくなる。次に朝起きても髭も剃らなくなる。」
在宅勤務20日目を迎えた朝の感慨です。
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◎昨日読まれたブログ(archive)/2012年06月13日|植田実のエッセイ ~美術展のおこぼれ33「福原コレクション 駒井哲郎1920-1976」
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◆ときの忘れものは新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、当面の間、臨時休廊とし、スッタフは在宅勤務しています。メールでのお問合せ、ご注文には通常通り対応しています。
休廊期間中はアポイント制とさせていただき、作品をご覧になりたい方は事前にメールで予約をお願いします。
◆ときの忘れものは版画・写真のエディション作品などをアマゾンに出品しています。
●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。
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