盗めるアート展と言うアートパフォーマンスが開始30分前に近所迷惑を考えて開場したら作品即全て盗まれて即終了してしまったようだ。コレクターとしては割安な物を買いたいとは思うが盗みたいとは思わない。
(20200711/小泉清さんのfacebookより)>

さすが寸鉄人を刺す小泉語録!
小泉清さんは有名な裸婦のコレクターですが、「裸婦しか描かない画家の裸婦像は買わない」という名言もあります。コレクターの鑑ですね。

3月28日に画廊の扉を閉めてから108日も経ってしまいました。
WEB展と事前予約制という変則の開催方法でしたが「生誕100年 駒井哲郎展 Part1 若き日の作家とパトロン」は先週末7月11日に無事終了いたしました。わざわざ事前予約までして来場された皆さんには心より御礼申し上げます。
私たちは長年にわたり駒井哲郎先生の作品を扱ってきましたが、個展としては2000年4月の「駒井哲郎展ー生誕80年」以来、20年ぶりのまとまった展観でした。
_MG_4857No.9 駒井哲郎 「作品名不詳」
キャンバス・油彩
32.8×52.8cm(M10号)
Signed

珍しい駒井先生の油彩作品を展示できたことも嬉しい経験でした。
栗田秀法先生の長文の論考で示された通り、駒井先生の身近にいた方でなければ入手できなかったであろう貴重な作品群をまとめてコレクションしてくださったM様ご夫妻には深甚の謝意を表したいと思います。
駒井先生からパトロンのM氏へ、そして奇しくも同じイニシアルのM様ご夫妻へと受け継がれたコレクションに幸多かれと祈らずにはおられません。
(亭主の「駒井哲郎を追いかけて」の第68回までの目次を7月9日ブログに掲載しました)

東京は再びウイルスの感染者が増えてきました。私たちのような零細企業は万一のことを考えると警戒をとくわけにはいきません。在宅勤務による新たな働き方を模索しながら、お客様とスタッフの安全を最優先し、アポイントメント制(予約制)をこのまま続行いたします。
例年ですと、企画展を軸に、ギャラリートーク、上映会、入札会、コンサート、建築ツアー、古書セールなどを毎月のように開催してきましたが、年内は複数の方が集まるイベントは残念ですがすべて取りやめます。
アートフェアも予定していた東京、大阪、福岡などすべて中止または延期となりました。
海外のアートフェアも、香港、台湾、シンガポール、マイアミなどに出展してきましたが、今年はすべて出展を断念しました。

ときの忘れものがホームページを開設したのは1998年からですが、2005年ころからはブログにも注力し、2007年あたりからはほぼ毎日更新となりました。
このところブログへのアクセスが増えているのは豪華執筆陣のおかげです。
現在は19人の方にテーマ別に月一回、または隔月でエッセイを執筆していただいています。その他にも単発で美術館の学芸員や研究者、作家、コレクターの皆さんに寄稿していただいており、感謝にたえません。

ブログ連載の執筆者の皆さん
大竹昭子のエッセイ「迷走写真館~一枚の写真に目を凝らす」は毎月1日の更新です。DSC_0979

小松崎拓男のエッセイ「松本竣介研究ノート」は毎月3日の更新です。a96b76d2-s

小国貴司のエッセイ「かけだし本屋・駒込日記」は毎月5日の更新です。小国貴司

佐藤研吾のエッセイ「大地について―インドから建築を考える―」は毎月7日の更新です。20191218佐藤研吾・忘年会にて

杉山幸一郎のエッセイ「幸せにみちたくうかんを求めて」は毎月10日の更新です。796682dc-s

太田岳人のエッセイ「よりみち未来派」は隔月・偶数月12日の更新です。イラスト2

平嶋彰彦のエッセイ <「東京ラビリンス」のあとさき>は毎月14日の更新です。portrait

野口琢郎のエッセイ「京都西陣から」は毎月15日の更新です。29b46285-s

宮森敬子のエッセイ「ゆらぎの中で」は毎月17日の更新です。734e605c

王聖美のエッセイ「気の向くままに展覧会逍遥」は隔月・偶数月18日の更新です。201905王聖美

中尾美穂のエッセイ「ときの忘れものの本棚から」は隔月・奇数月19日の更新です。2389e9c3-s

柳正彦のエッセイ「アートと本、アートの本、アートな本、の話し」は毎月20日の更新です。クリストと柳正彦

中村惠一のエッセイ「美術・北の国から」は毎月22日の更新です。DSC_0998

土渕信彦のエッセイ「瀧口修造の本」は毎月23日の更新です。DSC_0959

尾崎森平のエッセイ「長いこんにちは」は毎月25日の更新です。3155ae0a-s

スタッフSの海外ネットサーフィンは毎月26日の更新です。8785bb1c

植田実のエッセイ「本との関係」は毎月29日の更新です。554ff209

石原輝雄のエッセイ「美術館でブラパチ」は不定期の更新です。石原輝雄

中村茉貴のエッセイ「美術館に瑛九を観に行く」は不定期の更新です。3b1f3928

--------------------------------
「開廊25周年 第1回ときの忘れものエディション展―建築家たち」
会期=2020年7月21日[火]―8月8日[土]
建築家たちDM
ときの忘れものはこの6月に開廊25周年を迎えることができました。展覧会の企画と版画の版元として今日まで歩んでこれた感謝をこめて、25年間にエディションした建築家5人(安藤忠雄石山修武磯崎新光嶋裕介六角鬼丈)の版画を展示し、動画を撮影、YouTubeに公開します。

●ときの忘れものは青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。
阿部勤設計の新しい空間はWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
E-mail:info@tokinowasuremono.com 
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊。