ときの忘れものでは、倉俣史朗氏の遺したスケッチを倉俣美恵子夫人と植田実氏の監修のもとシルクスクリーン版画におこし、作品集「倉俣史朗 Shiro Kuramata Cahier」を刊行しています。
1集、2集に続き「倉俣史朗 Shiro Kuramata Cahier 3」の刊行準備が整いましたのでご案内いたします。
収録作品は全6巻60点を予定しており、2020年に1集10点と2集10点を同時刊行しました。2021年に3集刊行を予定していましたが、コロナ禍で制作が遅れ、2022年に刊行の運びとなりました。
引き続き、4集、5集、6集を刊行していく予定です。
3集は倉俣史朗先生のスケッチの中から、夢日記をテーマに10点選びました。
シルクスクリーン10点組、限定35部ですが、その内10部のみ、1集に挿入した作品と同じ68 《ミス ブランチ(1988)》を挿入したB版(11点組)として刊行します。
「倉俣史朗 Shiro Kuramata Cahier 3」に挿入するシルクスクリーンの画像をホームページでもご案内しています。実物は開催中の「アートフェア東京2022」にてご覧いただけます。
シルクスクリーンの刷りはアンディ・ウォーホル〈KIKU〉シリーズ、磯崎新〈MoCA〉シリーズ、安藤忠雄《光の教会》などを手掛けた名手・石田了一です。
各作品には倉俣史朗のスタンプ印を捺し、倉俣美恵子夫人が鉛筆による署名をいたします。
倉俣史朗 Shiro Kuramata Cahier 3
A版:シルクスクリーン10点組
B版:68 《ミス ブランチ(1988)》を含むシルクスクリーン11点組
作者:倉俣史朗
監修:倉俣美恵子、植田実(住まいの図書館出版局編集長)
制作:2022年
技法:シルクスクリーン
用紙:ベランアルシュ紙
紙サイズ:37.5×48.0cm
シルクスクリーン刷り:石田了一工房・石田了一
限定 35部(1/35~35/35)、
68 《ミス ブランチ(1988)》のみ75部
(1集に35部、 3集に10部[36/75~45/75]まで挿入)
発行 ときの忘れもの
〒113-0021東京都文京区本駒込5-4-1 LAS CASAS
Tel 03-6902-9530/Fax 03-6902-9531
E-mail: info@tokinowasuremono.com
HP: http://www.tokinowasuremono.com/
●先行予約
・1集、2集をご購入いただいた方には限定番号を同じ番号にいたします。
・本企画のパトロンとして、予約申し込み者のお名前を奥付に英文で刷り込みます。

倉俣史朗が、紙と鉛筆とペンとインクで描いたのは形の探求ではなく
その全体から細部まで、すでに克明に見えていたものへの
いのちがけの覚えがきだったにちがいありません。夢からさめた直後に
この世の現実よりも深刻なその現実を、絵にすることの不可能は
絶望によって、だから優しさのみで記録された。ほかに例がありません。
文字どおりの夢のメモとその等価であるデザインの筆致は
交叉し、ひとつに溶けあい、そのはかなさと強さが
見る者を逃れようのない純粋空間に追いつめます。
それにひとり対するには、さみしさが大きくなってくる。
共有できればとの御遺族の願いをも受けて、倉俣史朗の
日常のなかにいつまでも居たいその名残を
覚えがき、すなわち「カイエ」とするにいたりました。
植田実
■倉俣史朗 Shiro Kuramata Cahier 3 収録作品
21 IMPERIAL メンフィス参加作品 (1981)
20.0×30.7cm 2版 3色 4度刷り
IMPERIAL FOR MEMPHIS (1981)
20.0×30.7cm 2 screens 3 colors 4 printings
67 SYDNEY(1988)
24.4×34.0cm 2版 2色 3度刷り
SYDNEY (1988)
24.4×34.0cm 2 screens 2 colors 3 printings
168 1981年6月20日の夢日記より(1981)
12.8×17.3cm 3版 3色 4度刷り
From the dream diary of June 20, 1981(1981)
12.8×17.3cm 3 screens 3 colors 4 printings
173 1984 年12月12日の夢日記より(1984)
25.0×29.0cm 3版 4色 4度刷り
From the dream diary of December 12, 1984(1984)
25.0×29.0cm 3 screens 4 colors 4 printings
174 1986 年 2 月 18 日の夢日記より(1986)
15.3×27.8cm 2版 3色 3度刷り
From the dream diary of February 18, 1986(1986)
15.3×27.8cm 2 screens 3 colors 3 printings
175 1986 年 3 月 26 日の夢日記より(1986)
12.5×12.9cm 2版 3色 4度刷り
From the dream diary of March 3, 1986(1986)
12.5×12.9cm 2 screens 3 colors 4 printings
179 1987 年 2 月 1日の夢日記より(1987)
20.8×28.3cm 2版 2色 3度刷り
From the dream diary of February 1, 1987(1987)
20.8×28.3cm 2 screens 2 colors 3 printings
183 1987 年 2 月 1 日の夢日記より(1987)
21.0×28.2cm 2版 2色 3度刷り
From the dream diary of February 1, 1987(1987)
21.0×28.2cm 2 screens 2 colors 3 printings
185 1991 年 1月2日の夢日記より(1991)
27.7×36.6cm 9版 7色9度刷り
From the dream diary of January 2, 1991(1991)
27.7×36.6cm 9 screens 7 colors 9 printings
202 ?年の夢日記より
11.0×19.3cm 2版 3色 3度刷り
From the dream diary of ?
11.0×19.3cm 2 screens 3 colors 3 printings
■限定35部中10部のみ挿入(11点組)
68 ミス ブランチ(1988)
25.0×32.0cm 15版 13色 15度刷り
MISS BLANCHE(1988)
25.0×32.0cm 15 screens 13 colors 15 printings
◆ART FAIR TOKYO 2022 ― 倉俣史朗展/葉栗剛・野口琢郎展に出展しています
会期=2022年3月10日[木]~3月13日[日]
一般公開:
3月11日(金) 11:00 – 19:00
3月12日(土) 11:00 – 19:00
3月13日(日) 11:00 – 16:00
会場:
東京国際フォーラム ホールE & ロビーギャラリー
東京都千代田区丸の内3-5-1
Toki-no-Wasuremono: Booth N031
公式サイト:https://artfairtokyo.com/
出展作家:倉俣史朗、葉栗剛、野口琢郎












倉俣美恵子夫人(左)、尾立麗子(右) 2022年3月11日撮影
野口琢郎先生(左)、葉栗剛先生(右)2022年3月10日撮影


◆「倉俣史朗展」
会期=2023年12月8日(金)~23日(土)11:00-19:00 日曜・月曜・祝日休み
会場:ときの忘れもの

ときの忘れものは2017年に青山から駒込に移転しましたが、偶然にも倉俣史朗はこの街で生まれ、近くの昭和小学校を卒業されました。2024年に生誕90年を迎える倉俣史朗のゆかりの地で「倉俣史朗展」を開催します。
●倉俣史朗の限定本『倉俣史朗 カイエ Shiro Kuramata Cahier 1-2 』を刊行しました。
限定部数:365部(各冊番号入り)
監修:倉俣美恵子、植田実
執筆:倉俣史朗、植田実、堀江敏幸
アートディレクション&デザイン:岡本一宣デザイン事務所
体裁:25.7×25.7cm、64頁、和英併記、スケッチブック・ノートブックは日本語のみ
価格:7,700円(税込) 送料1,000円
詳細は3月24日ブログをご参照ください。
お申込みはこちらから
1集、2集に続き「倉俣史朗 Shiro Kuramata Cahier 3」の刊行準備が整いましたのでご案内いたします。
収録作品は全6巻60点を予定しており、2020年に1集10点と2集10点を同時刊行しました。2021年に3集刊行を予定していましたが、コロナ禍で制作が遅れ、2022年に刊行の運びとなりました。
引き続き、4集、5集、6集を刊行していく予定です。
3集は倉俣史朗先生のスケッチの中から、夢日記をテーマに10点選びました。
シルクスクリーン10点組、限定35部ですが、その内10部のみ、1集に挿入した作品と同じ68 《ミス ブランチ(1988)》を挿入したB版(11点組)として刊行します。
「倉俣史朗 Shiro Kuramata Cahier 3」に挿入するシルクスクリーンの画像をホームページでもご案内しています。実物は開催中の「アートフェア東京2022」にてご覧いただけます。
シルクスクリーンの刷りはアンディ・ウォーホル〈KIKU〉シリーズ、磯崎新〈MoCA〉シリーズ、安藤忠雄《光の教会》などを手掛けた名手・石田了一です。
各作品には倉俣史朗のスタンプ印を捺し、倉俣美恵子夫人が鉛筆による署名をいたします。
倉俣史朗 Shiro Kuramata Cahier 3
A版:シルクスクリーン10点組
B版:68 《ミス ブランチ(1988)》を含むシルクスクリーン11点組
作者:倉俣史朗
監修:倉俣美恵子、植田実(住まいの図書館出版局編集長)
制作:2022年
技法:シルクスクリーン
用紙:ベランアルシュ紙
紙サイズ:37.5×48.0cm
シルクスクリーン刷り:石田了一工房・石田了一
限定 35部(1/35~35/35)、
68 《ミス ブランチ(1988)》のみ75部
(1集に35部、 3集に10部[36/75~45/75]まで挿入)
発行 ときの忘れもの
〒113-0021東京都文京区本駒込5-4-1 LAS CASAS
Tel 03-6902-9530/Fax 03-6902-9531
E-mail: info@tokinowasuremono.com
HP: http://www.tokinowasuremono.com/
●先行予約
・1集、2集をご購入いただいた方には限定番号を同じ番号にいたします。
・本企画のパトロンとして、予約申し込み者のお名前を奥付に英文で刷り込みます。

倉俣史朗が、紙と鉛筆とペンとインクで描いたのは形の探求ではなく
その全体から細部まで、すでに克明に見えていたものへの
いのちがけの覚えがきだったにちがいありません。夢からさめた直後に
この世の現実よりも深刻なその現実を、絵にすることの不可能は
絶望によって、だから優しさのみで記録された。ほかに例がありません。
文字どおりの夢のメモとその等価であるデザインの筆致は
交叉し、ひとつに溶けあい、そのはかなさと強さが
見る者を逃れようのない純粋空間に追いつめます。
それにひとり対するには、さみしさが大きくなってくる。
共有できればとの御遺族の願いをも受けて、倉俣史朗の
日常のなかにいつまでも居たいその名残を
覚えがき、すなわち「カイエ」とするにいたりました。
植田実
■倉俣史朗 Shiro Kuramata Cahier 3 収録作品
21 IMPERIAL メンフィス参加作品 (1981) 20.0×30.7cm 2版 3色 4度刷り
IMPERIAL FOR MEMPHIS (1981)
20.0×30.7cm 2 screens 3 colors 4 printings
67 SYDNEY(1988) 24.4×34.0cm 2版 2色 3度刷り
SYDNEY (1988)
24.4×34.0cm 2 screens 2 colors 3 printings
168 1981年6月20日の夢日記より(1981) 12.8×17.3cm 3版 3色 4度刷り
From the dream diary of June 20, 1981(1981)
12.8×17.3cm 3 screens 3 colors 4 printings
173 1984 年12月12日の夢日記より(1984)25.0×29.0cm 3版 4色 4度刷り
From the dream diary of December 12, 1984(1984)
25.0×29.0cm 3 screens 4 colors 4 printings
174 1986 年 2 月 18 日の夢日記より(1986)15.3×27.8cm 2版 3色 3度刷り
From the dream diary of February 18, 1986(1986)
15.3×27.8cm 2 screens 3 colors 3 printings
175 1986 年 3 月 26 日の夢日記より(1986)12.5×12.9cm 2版 3色 4度刷り
From the dream diary of March 3, 1986(1986)
12.5×12.9cm 2 screens 3 colors 4 printings
179 1987 年 2 月 1日の夢日記より(1987)20.8×28.3cm 2版 2色 3度刷り
From the dream diary of February 1, 1987(1987)
20.8×28.3cm 2 screens 2 colors 3 printings
183 1987 年 2 月 1 日の夢日記より(1987)21.0×28.2cm 2版 2色 3度刷り
From the dream diary of February 1, 1987(1987)
21.0×28.2cm 2 screens 2 colors 3 printings
185 1991 年 1月2日の夢日記より(1991)27.7×36.6cm 9版 7色9度刷り
From the dream diary of January 2, 1991(1991)
27.7×36.6cm 9 screens 7 colors 9 printings
202 ?年の夢日記より11.0×19.3cm 2版 3色 3度刷り
From the dream diary of ?
11.0×19.3cm 2 screens 3 colors 3 printings
■限定35部中10部のみ挿入(11点組)
68 ミス ブランチ(1988) 25.0×32.0cm 15版 13色 15度刷り
MISS BLANCHE(1988)
25.0×32.0cm 15 screens 13 colors 15 printings
◆ART FAIR TOKYO 2022 ― 倉俣史朗展/葉栗剛・野口琢郎展に出展しています
会期=2022年3月10日[木]~3月13日[日]
一般公開: 3月11日(金) 11:00 – 19:00
3月12日(土) 11:00 – 19:00
3月13日(日) 11:00 – 16:00
会場:
東京国際フォーラム ホールE & ロビーギャラリー
東京都千代田区丸の内3-5-1
Toki-no-Wasuremono: Booth N031
公式サイト:https://artfairtokyo.com/
出展作家:倉俣史朗、葉栗剛、野口琢郎












倉俣美恵子夫人(左)、尾立麗子(右) 2022年3月11日撮影
野口琢郎先生(左)、葉栗剛先生(右)2022年3月10日撮影

◆「倉俣史朗展」
会期=2023年12月8日(金)~23日(土)11:00-19:00 日曜・月曜・祝日休み
会場:ときの忘れもの

ときの忘れものは2017年に青山から駒込に移転しましたが、偶然にも倉俣史朗はこの街で生まれ、近くの昭和小学校を卒業されました。2024年に生誕90年を迎える倉俣史朗のゆかりの地で「倉俣史朗展」を開催します。
●倉俣史朗の限定本『倉俣史朗 カイエ Shiro Kuramata Cahier 1-2 』を刊行しました。
限定部数:365部(各冊番号入り)
監修:倉俣美恵子、植田実
執筆:倉俣史朗、植田実、堀江敏幸
アートディレクション&デザイン:岡本一宣デザイン事務所
体裁:25.7×25.7cm、64頁、和英併記、スケッチブック・ノートブックは日本語のみ
価格:7,700円(税込) 送料1,000円
詳細は3月24日ブログをご参照ください。
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