昨日5月1日から5日(木曜、祝日)までときの忘れものも連休です。
ブログも執筆者たちのご協力で、いつもより締切を早くして更新予約を完了。亭主ものんびりさせていただきます。
5月10日からは私達の「生誕110年 松本竣介展」が始まるので、その前にと、鎌倉の「生誕110年 松本竣介」展に行ってまいりました。平日でも観光地状態の鎌倉、早朝に出かけたのですが、連休初日とあって既に駅前から大混雑でした。
代表作「立てる像」は何度見ても心揺さぶられます。亭主が初めてこの作品に出会ったのは1973年頃、当時の本館(現・鎌倉文華館)にあった松本竣介記念室でした。あのとき受けた感動が画商として生きる原動力になったと思います。
さて、本日5月2日は山口勝弘先生の命日です(1928年4月22日 生まれ~ 2018年5月2日没)。
90歳を迎えられた直後に亡くなられました。
お元気なころの山口勝弘先生(左)と亭主。
2013年6月25日銀座・ギャラリーせいほう
「宮脇愛子展」オープニングにて。
つい先日まで、上述の神奈川県立近代美術館 鎌倉別館で「山口勝弘展 『日記』(1945-1955)に見る」が開催されており、ご覧になった方も多いでしょう。
3月17日のブログで王聖美さんにレビューをご寄稿いただきました。
山口勝弘先生は戦後まもなく造形作家として活動を開始し、その後ビデオメディアを用いた表現へと移行。瀧口修造が主導した実験工房のメンバーであり、日本におけるメディアアートのパイオニアとして大きな足跡を残されています。
それらの仕事を版画集としてまとめたのが、山口勝弘版画集「ANTHOLOGICAL PRINTS」(1981年、シルクスクリーン10点組、刷り:岡部徳三、限定50部)でした。
刷りを担当した岡部徳三さんは山口先生だけではなく、ナム・ジュン・パイクやジョン・ケージなどの版画作品をプロデュースしています。
「Kinetic Fountain」
1981年
シルクスクリーン
49.0×63.0cm
Ed.50
鉛筆サインあり
「Cの関係」
1981年
シルクスクリーン
イメージサイズ:40.0×50.0cm
シートサイズ:49.0×63.0cm
Ed.50
鉛筆サインあり
「港」
1981年
シルクスクリーン
イメージサイズ:51.5×39.5cm
シートサイズ:63.0×49.0cm
Ed.50
鉛筆サインあり
「光の立方体」
1981年
シルクスクリーン
イメージサイズ:59.0×46.0cm
シートサイズ:63.0×49.0cm
Ed.50
鉛筆サインあり
「夜の進行」
1981年
シルクスクリーン
イメージサイズ:47.0×40.0cm
シートサイズ:63.0×49.0cm
Ed.50
鉛筆サインあり
「静かな昇天」
1981年
シルクスクリーン
イメージサイズ:54.5×36.0cm
シートサイズ:63.0×49.0cm
Ed.50
鉛筆サインあり
「赤い街」
1981年
シルクスクリーン
イメージサイズ:36.0×54.0cm
シートサイズ:49.0×63.0cm
Ed.50
鉛筆サインあり
「ペン」
1981年
シルクスクリーン
イメージサイズ:59.0×46.0cm
シートサイズ:63.0×49.0cm
Ed.50
鉛筆サインあり
「推力No.2」
1981年
シルクスクリーン
イメージサイズ:45.0×59.5cm
シートサイズ:49.0×63.0cm
Ed.50
鉛筆サインあり
「万華鏡」
1981年
シルクスクリーン
イメージサイズ:59.0×46.0cm
シートサイズ:63.0×49.0cm
Ed.50
鉛筆サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
2018年1月埼玉県立近代美術館「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展の会場スナップ
山口勝弘コーナー
山口先生が参加した実験工房とは、美術家の北代省三、山口勝弘、福島秀子、駒井哲郎、写真家の大辻清司、音楽家の武満徹、湯浅譲二、福島和夫、佐藤慶次郎、鈴木博義、園田高弘、照明家の今井直次、技術者の山崎英夫、詩人の秋山邦晴など、ジャンルを超えて集まった若手前衛芸術家のグループです。
1951年に結成され、美術・音楽・舞台の総合を標榜するなど世界的先駆者でもありました。グループの命名者である美術評論家で詩人の瀧口修造らの支持を受け、「実験工房」の活動は1951年のピカソ展を記念したピカソ祭のバレエ『生きる悦び』の開催からスタートします。その後「実験工房」はダンス、演劇、映画といった多岐にわたるジャンルへと活動の幅を拡大して行きました。正式な解散はしていませんが、グループとしての活動がほぼ終了する1957年頃までの間、総合芸術としての斬新な舞台公演や現代音楽のコンサート、そして現代美術の世界でパイオニア的な作品を多数残しています。
近年、その業績を検証する展覧会がいくつか開催されています。
『実験工房―戦後芸術を切り拓く』
会期:2013年11月23日ー2014年1月26日
会場:世田谷美術館


『岡本太郎とメディアアート展 山口勝弘ー受け継がれるもの』
会期:2017年11月3日[金・祝]~2018年1月28日[日]
会場:川崎市岡本太郎美術館


内覧会にて。左から池田龍雄先生、亭主、山口勝弘先生
代表作「ヴィトリーヌ」シリーズの前で、山口先生。
●ときの忘れものは5月1日(日)~5月5日(木曜、祝日)まで休廊します。
●ときの忘れものは2017年に青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。阿部勤が設計した個人住宅だった空間で企画展の開催、版画のエディション、美術書の編集等を行なっています(WEBマガジン コラージ2017年12月号18~24頁の特集参照)。
JR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊
ブログも執筆者たちのご協力で、いつもより締切を早くして更新予約を完了。亭主ものんびりさせていただきます。
5月10日からは私達の「生誕110年 松本竣介展」が始まるので、その前にと、鎌倉の「生誕110年 松本竣介」展に行ってまいりました。平日でも観光地状態の鎌倉、早朝に出かけたのですが、連休初日とあって既に駅前から大混雑でした。
代表作「立てる像」は何度見ても心揺さぶられます。亭主が初めてこの作品に出会ったのは1973年頃、当時の本館(現・鎌倉文華館)にあった松本竣介記念室でした。あのとき受けた感動が画商として生きる原動力になったと思います。
さて、本日5月2日は山口勝弘先生の命日です(1928年4月22日 生まれ~ 2018年5月2日没)。
90歳を迎えられた直後に亡くなられました。
お元気なころの山口勝弘先生(左)と亭主。2013年6月25日銀座・ギャラリーせいほう
「宮脇愛子展」オープニングにて。
つい先日まで、上述の神奈川県立近代美術館 鎌倉別館で「山口勝弘展 『日記』(1945-1955)に見る」が開催されており、ご覧になった方も多いでしょう。
3月17日のブログで王聖美さんにレビューをご寄稿いただきました。
山口勝弘先生は戦後まもなく造形作家として活動を開始し、その後ビデオメディアを用いた表現へと移行。瀧口修造が主導した実験工房のメンバーであり、日本におけるメディアアートのパイオニアとして大きな足跡を残されています。
それらの仕事を版画集としてまとめたのが、山口勝弘版画集「ANTHOLOGICAL PRINTS」(1981年、シルクスクリーン10点組、刷り:岡部徳三、限定50部)でした。
刷りを担当した岡部徳三さんは山口先生だけではなく、ナム・ジュン・パイクやジョン・ケージなどの版画作品をプロデュースしています。
「Kinetic Fountain」1981年
シルクスクリーン
49.0×63.0cm
Ed.50
鉛筆サインあり
「Cの関係」1981年
シルクスクリーン
イメージサイズ:40.0×50.0cm
シートサイズ:49.0×63.0cm
Ed.50
鉛筆サインあり
「港」1981年
シルクスクリーン
イメージサイズ:51.5×39.5cm
シートサイズ:63.0×49.0cm
Ed.50
鉛筆サインあり
「光の立方体」1981年
シルクスクリーン
イメージサイズ:59.0×46.0cm
シートサイズ:63.0×49.0cm
Ed.50
鉛筆サインあり
「夜の進行」1981年
シルクスクリーン
イメージサイズ:47.0×40.0cm
シートサイズ:63.0×49.0cm
Ed.50
鉛筆サインあり
「静かな昇天」1981年
シルクスクリーン
イメージサイズ:54.5×36.0cm
シートサイズ:63.0×49.0cm
Ed.50
鉛筆サインあり
「赤い街」1981年
シルクスクリーン
イメージサイズ:36.0×54.0cm
シートサイズ:49.0×63.0cm
Ed.50
鉛筆サインあり
「ペン」1981年
シルクスクリーン
イメージサイズ:59.0×46.0cm
シートサイズ:63.0×49.0cm
Ed.50
鉛筆サインあり
「推力No.2」1981年
シルクスクリーン
イメージサイズ:45.0×59.5cm
シートサイズ:49.0×63.0cm
Ed.50
鉛筆サインあり
「万華鏡」1981年
シルクスクリーン
イメージサイズ:59.0×46.0cm
シートサイズ:63.0×49.0cm
Ed.50
鉛筆サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
2018年1月埼玉県立近代美術館「版画の景色 現代版画センターの軌跡」展の会場スナップ山口勝弘コーナー
山口先生が参加した実験工房とは、美術家の北代省三、山口勝弘、福島秀子、駒井哲郎、写真家の大辻清司、音楽家の武満徹、湯浅譲二、福島和夫、佐藤慶次郎、鈴木博義、園田高弘、照明家の今井直次、技術者の山崎英夫、詩人の秋山邦晴など、ジャンルを超えて集まった若手前衛芸術家のグループです。
1951年に結成され、美術・音楽・舞台の総合を標榜するなど世界的先駆者でもありました。グループの命名者である美術評論家で詩人の瀧口修造らの支持を受け、「実験工房」の活動は1951年のピカソ展を記念したピカソ祭のバレエ『生きる悦び』の開催からスタートします。その後「実験工房」はダンス、演劇、映画といった多岐にわたるジャンルへと活動の幅を拡大して行きました。正式な解散はしていませんが、グループとしての活動がほぼ終了する1957年頃までの間、総合芸術としての斬新な舞台公演や現代音楽のコンサート、そして現代美術の世界でパイオニア的な作品を多数残しています。
近年、その業績を検証する展覧会がいくつか開催されています。
『実験工房―戦後芸術を切り拓く』
会期:2013年11月23日ー2014年1月26日
会場:世田谷美術館


『岡本太郎とメディアアート展 山口勝弘ー受け継がれるもの』
会期:2017年11月3日[金・祝]~2018年1月28日[日]
会場:川崎市岡本太郎美術館


内覧会にて。左から池田龍雄先生、亭主、山口勝弘先生
代表作「ヴィトリーヌ」シリーズの前で、山口先生。●ときの忘れものは5月1日(日)~5月5日(木曜、祝日)まで休廊します。
●ときの忘れものは2017年に青山から〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS に移転しました。阿部勤が設計した個人住宅だった空間で企画展の開催、版画のエディション、美術書の編集等を行なっています(WEBマガジン コラージ2017年12月号18~24頁の特集参照)。
JR及び南北線の駒込駅南口から徒歩約8分です。
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。*日・月・祝日は休廊
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