根岸文子 スペインより
ときの忘れものの皆様へ:
お元気ですか。
私も、PCR検査で無事に陰性で、スペインから日本に帰国できました。
今年は、去年とは違い、事前の手続きなどを済ませ、スムーズに成田空港から入国することができました。
2020年よりパンデミックが世界を襲い、私もマドリッドで過ごしました。当時のことを思いだすと、約一か月半くらい外出しない生活、本当に特別な時間でした。今まで読めなかった本を次々と読み、貴重な時間を過ごしたような気がします。まだ、新型コロナウイルスが収束したわけではありませんが、2年前と、今とでは全く違った世の中になりました。
現在スペインでは、パンデミック前の生活とほとんど同じ生活に戻っているような気がします。公共交通機関の乗り物の中、病院、薬局ではマスクの着用が求められますが、普通に生活しているうえでは、マスクは必要ありません。
感染者も自粛義務はなく、マスクを着けて生活するよう推奨されているのみです。
そんな中、2022年の春ごろからやっと、世の中が動き出してきたような感じを私たちも受け取る事が出来ます。
私達の文化活動の大きなスタートといえるのは、今スペイン・マラガ市で開催されている私:根岸文子と夫:カルロス ムニィスの企画する展覧会です。
2022年7月5日から9月4日まで、マラガ市立資料館ミンゴランセ展示室で開催されている、「TESOROS SOBRE SEDA, ENSONACIONES ORIENTALES/東洋の夢・絹の宝物展」です。
マラガ市はスペイン南部アンダルシア地方で今最も注目されている地中海に面した街です。最近は、美術館ラッシュで、ポンピデゥーセンターやティッセン美術館の別館もあります。パブロ・ピカソの生まれた街。旧市街にはカテドラル、アルカサバル(アラブ式の宮殿)、ローマ時代の劇場などが残っていて、気候も良く過ごしやすくて美しい街です。
そして、東洋の夢・絹の宝物展では、日本の着物を思い浮かばせるTの形の黒い絹に31人のアーティスト達が作品を制作しました。二つの世界、東洋と西洋を結び、融合をテーマとしています。3000年の歴史をはぐくむシルクロードのように、歴史上、東洋と西洋の文化が出合い融合するとき、芸術革命が起こってきました。アーティストが多文化に出会う想像の旅:シルクロードでの旅路の経験を表現しているかのようにも見えます。東洋と西洋を結ぶ旅そして芸術と絹。それがこの展覧会です。
メインの展覧会と同時に別スペースで和歌、書、詩、芸術をテーマにしたスペースももうけました。
黒の羽織に西行の和歌、アントニオ・マチャドの詩を表現した作品や大河原淳行による和歌の書、わび寂和表現した作品などを展示し、7月7日には、日本人アーティスト:根岸文子 スペイン人アーティスト:チャロ カレラによるアクションペインティングも行われました。7月28日イグナシオ デ リアニョによる講演会”東洋の夢”、9月2日には根岸文子、カルロス ムニィス、アルフォンソ アルバせて、ギジェルモ ペレス ビジャルタによる座談会、アーティストの旅・日本も開催されます。
後日カタログもできますので、PDFで送らせていただきます。
マラガの街の様子

左から: ・アントニオ イェッサ/アーティスト ・チャロ カレラ/アーティスト ・ノエリア ロサダ/マラガ市文化部 ・エルンスト クラフト/アーティスト ・カルロス ムニィス/アーティスト ・アントニオ ラフエンテ/アーティスト ・根岸文子/アーティスト
展示の様子
展示の様子
作品:根岸文子
作品:カルロス ムニィス
作品:ホセ ホベン
作品:安藤輝弘
アクションペインティング
アクションペインティング
願はくは 花の下にて 春死なん
その如月の 望月の頃
西行
四月のほほえみ
アントニオ マチャド
カルロス ムニィスのわび寂作品
(ねぎし ふみこ)
●ただいまときの忘れものは夏季休廊中です(8月14日~22日)。お問い合わせ、ご注文への返信が8月23日以降、順次対応させていただきます。
ときの忘れものの皆様へ:
お元気ですか。
私も、PCR検査で無事に陰性で、スペインから日本に帰国できました。
今年は、去年とは違い、事前の手続きなどを済ませ、スムーズに成田空港から入国することができました。
2020年よりパンデミックが世界を襲い、私もマドリッドで過ごしました。当時のことを思いだすと、約一か月半くらい外出しない生活、本当に特別な時間でした。今まで読めなかった本を次々と読み、貴重な時間を過ごしたような気がします。まだ、新型コロナウイルスが収束したわけではありませんが、2年前と、今とでは全く違った世の中になりました。
現在スペインでは、パンデミック前の生活とほとんど同じ生活に戻っているような気がします。公共交通機関の乗り物の中、病院、薬局ではマスクの着用が求められますが、普通に生活しているうえでは、マスクは必要ありません。
感染者も自粛義務はなく、マスクを着けて生活するよう推奨されているのみです。
そんな中、2022年の春ごろからやっと、世の中が動き出してきたような感じを私たちも受け取る事が出来ます。
私達の文化活動の大きなスタートといえるのは、今スペイン・マラガ市で開催されている私:根岸文子と夫:カルロス ムニィスの企画する展覧会です。
2022年7月5日から9月4日まで、マラガ市立資料館ミンゴランセ展示室で開催されている、「TESOROS SOBRE SEDA, ENSONACIONES ORIENTALES/東洋の夢・絹の宝物展」です。
マラガ市はスペイン南部アンダルシア地方で今最も注目されている地中海に面した街です。最近は、美術館ラッシュで、ポンピデゥーセンターやティッセン美術館の別館もあります。パブロ・ピカソの生まれた街。旧市街にはカテドラル、アルカサバル(アラブ式の宮殿)、ローマ時代の劇場などが残っていて、気候も良く過ごしやすくて美しい街です。
そして、東洋の夢・絹の宝物展では、日本の着物を思い浮かばせるTの形の黒い絹に31人のアーティスト達が作品を制作しました。二つの世界、東洋と西洋を結び、融合をテーマとしています。3000年の歴史をはぐくむシルクロードのように、歴史上、東洋と西洋の文化が出合い融合するとき、芸術革命が起こってきました。アーティストが多文化に出会う想像の旅:シルクロードでの旅路の経験を表現しているかのようにも見えます。東洋と西洋を結ぶ旅そして芸術と絹。それがこの展覧会です。
メインの展覧会と同時に別スペースで和歌、書、詩、芸術をテーマにしたスペースももうけました。
黒の羽織に西行の和歌、アントニオ・マチャドの詩を表現した作品や大河原淳行による和歌の書、わび寂和表現した作品などを展示し、7月7日には、日本人アーティスト:根岸文子 スペイン人アーティスト:チャロ カレラによるアクションペインティングも行われました。7月28日イグナシオ デ リアニョによる講演会”東洋の夢”、9月2日には根岸文子、カルロス ムニィス、アルフォンソ アルバせて、ギジェルモ ペレス ビジャルタによる座談会、アーティストの旅・日本も開催されます。
後日カタログもできますので、PDFで送らせていただきます。
マラガの街の様子
左から: ・アントニオ イェッサ/アーティスト ・チャロ カレラ/アーティスト ・ノエリア ロサダ/マラガ市文化部 ・エルンスト クラフト/アーティスト ・カルロス ムニィス/アーティスト ・アントニオ ラフエンテ/アーティスト ・根岸文子/アーティスト
展示の様子
展示の様子
作品:根岸文子
作品:カルロス ムニィス
作品:ホセ ホベン
作品:安藤輝弘
アクションペインティング
アクションペインティング
願はくは 花の下にて 春死なんその如月の 望月の頃
西行
四月のほほえみアントニオ マチャド
カルロス ムニィスのわび寂作品(ねぎし ふみこ)
●ただいまときの忘れものは夏季休廊中です(8月14日~22日)。お問い合わせ、ご注文への返信が8月23日以降、順次対応させていただきます。
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