仁添まりな_泉
仁添まりな《泉》
2018年
絹本着彩・パネル・絹・岩絵具・水干絵具・墨
(左右組)117.0X80.0X3.0cm
(1パネル)117.0X40.0X3.0cm
サインあり

まだ20代の若い作家で、日本画の技法です。
ご本人には会ったことはありません。
今春5月に旧知の画廊沖縄から初個展の案内状が届き、みた途端その色彩に一瞬で惹かれました。
初個展の様子はユーチューブでご覧ください。
画廊主・上原誠勇さんの目を信じているので数点購入した次第。
明日12月9日から開催する「Tricolore 2022 ハ・ミョンウン・戸村茂樹・仁添まりな」で展示します。

【作家ステートメント】
琉球人は何を想い、何を伝え、何を願ったのか。自身は未来に向けた沖縄をテーマにした理想郷を描いているが、琉球当時の理想と現代の沖縄の理想は異なるだろう。しかし、きっと現代にも通ずる変わらない想いがあると思う。かつて多くの国と渡り合い、小国ながらも豊かな文化を培っていた琉球の誇りを取り戻したい。武器を持って争うのではなく、アートの力で世界中を渡っていけるように。目に見えないものを形にするのはとても難しいけれど、当時の琉球人の痕跡を辿ることで世界中の人々とアートを通して心で繋がるヒントが得られるのではないだろうか。良いと思ったものを素直に吸収し、試行錯誤し、独自のものへと昇華させていく。私が目指す蓬莱の島は、きっと何よりも生々しい光と影、生きとし生ける生命が棲む島である。そんなことを日々模索しながら、作品をとおして万国津梁の舟となる日を夢見て描いている。

仁添まりな_泉仁添まりな

2018年
絹本着彩・パネル・絹・岩絵具・水干絵具・墨
(左右組)117.0X80.0X3.0cm
(1パネル)117.0X40.0X3.0cm
サインあり

仁添まりな_木の葉虫とビワハゴロモ仁添まりな
木の葉虫とビワハゴロモ
2022年
絹本着彩・絹・岩絵具・水干絵具・墨
18.0X14.0X2.0cm
サインあり

仁添まりな_蘭図仁添まりな
蘭図
2022年
絹本着彩・絹・岩絵具・水干絵具・墨
16.0X23.0X2.0cm
サインあり

仁添まりな_翡翠葛仁添まりな
翡翠葛
2022年
絹本着彩・絹・岩絵具・水干絵具・墨
23.0X16.0X2.0cm
サインあり

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■仁添まりな Marina NIZOE
1993 年、沖縄県北谷町生まれ。2010 年、沖縄県立芸術大学美術工芸学部絵画専攻(日本画コース)に入学。日本画を学びながら、学部3 年次から琉球絵画の研究を始める。2021 年に同大学院博士課程を修了し、現在は沖縄県立芸術大学の非常勤講師として働きながら県内外で作家活動を行っている。「琉球絵画の花鳥楽園」を一貫したテーマとして扱う。中国の影響を受けた琉球絵画の花鳥画には、中国から伝来した花と鳥の吉祥を意味する組み合わせが多く取り入れられ、人々の願いを込めて描かれていたことに関心を抱き、現代に通じる吉祥画題として、自らの作品にアレンジを加えながら取り入れている。琉球絵画の描法を積極的に取り入れ、伝統的な吉祥の画題を、現代の琉球絵画で描く楽園として制作していくことで、伝統と革新を試みている。
沖縄県立博物館・美術館のサイトより)

*画廊亭主敬白
2022年11月29日~12月3日にかけてマイアミコンベンションセンターで開催されたArt Basel Miami Beach(アート・バーゼル・マイアミ・ビーチ)からスタッフ3人が無事帰国しました。
ときの忘れものは、Surveyセクターという8年前に設立された1900年~2000年に制作された作品限定の個展・二人展部門に「瑛九展」で出展しました。
展示風景はHPに掲載しました。
以下、副社長の尾立の報告です。
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50年を超える歴史を持ち世界屈指のアートフェアとして知られるArt Baselは、米国マイアミでは記念すべき第20回目の開催となり、出展数は世界各地から283画廊と過去最大級となりました。車もハンバーガーも大きいアメリカ、フェア会場の大きさも1日では到底回り切れない規模で、広々としたブースに巨大な作品を並べる画廊が数多くありました。
来場者も相当な数で、開催期間中、常に賑わっていました。フェア事務局によると、コロナ禍で一時VIP来場者が減った年があったものの、今年は往時の来場者数を超えているとのことでした。割合としては、北米と地理的に近い南米からの出展、来場者が多く、次いでヨーロッパ。アジア方面は減少傾向で日本からの出展はときの忘れものを含め僅か3軒でした。
ときの忘れものは今回が初出展で、ブースにいらした99.9%の方は瑛九を知りませんでしたが、瑛九のフォト・コラージュとフォト・デッサンは多くの方に興味を持っていただき、おかげさまで半数以上が売れました。フォト・コラージュを見るなり「ダダと関係あるの?」と質問されることもあり、コレクターはもちろん、アートディレクターやコンサルタント、メトロポリタンの学芸員など多くの美術関係者に注目していただきました。
Art Basel Miami Beach 2022ときの忘れもの「瑛九展」ブースの様子は以下よりご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=C0gLXKOo6sk
来年もバーゼルへ再挑戦し、内外のアートフェア出展を予定しておりますので応援してください。(尾立麗子)

「Tricolore 2022 ハ・ミョンウン、戸村茂樹、仁添まりな」
会期:12月9日(金)~12月23日(金)※日・月・祝日休廊
出品21点のデータと価格は12月4日ブログをご参照ください。
49_tricolore_案内状_表1280

49_tricolore_案内状_宛名面1280