本日5月15日(水)「一日だけの特集展示/ジム・ダイン、菅井汲、関根伸夫」を開催します。

新たに加わったコレクションをご案内します。
ジム・ダインの〈Vegetables〉シリーズ、菅井汲の〈シグナル〉シリーズ、関根伸夫の位相絵画をご紹介します。
*
■ジム・ダイン Jim DINE
1935年アメリカ合衆国オハイオ州に生まれる。1959年NYのジャドソン・ギャラリーでのハプニングでデビュー。1970年ホイットニー美術館にて個展開催。1978年ニューヨーク近代美術館にて個展開催。1997年ヴェネツィア・ビエンナーレに参加。2003年フランス芸術文化勲章受賞。様々な日用品をオブジェとして取り付けたり、アクション・ペインティングの技法を取り入れた絵画などを制作している。アメリカのポップアートを代表する作家である。
5月9日ブログ・森下泰輔「ジム・ダインに関する覚書」をご参照ください。
ジム・ダイン
《Vegetables I》
1969年
リトグラフ、コラージュ
Sheet size: 45.0x40.2cm
Ed. AP
サインあり
ジム・ダイン
《Vegetables VIII》
1969年
リトグラフ、コラージュ
Sheet size: 45.0x40.7cm
Ed. AP
サインあり
■菅井汲 Kumi SUGAI
1919年神戸市生まれ。本名・菅井貞三。阪急電鉄でデザイナーとして活躍、プロ野球の阪急ブレ-ブスのマークなどを制作。中村貞以に日本画を学ぶが52年渡仏、渡仏間もないクラヴェン画廊での個展が大きな反響を呼び、たちまちパリ美術界のスターとなる。55年から版画制作を開始、生涯に約400点を制作。59年リュブリアナ国際版画展、65年サンパウロ・ビエンナーレ最優秀賞など数多くの国際展で受賞。96年永逝(享年77)。
映画ファンなら誰でも知っているサガンの[悲しみよ、こんにちは]のギャラリーのシーンはまさにデビューしたてのスガイ先生の個展風景です。戦後の国際舞台に単身で闘いを挑み大きな成功を勝ち得た抽象画家スガイ先生は、私にとって版元と画家との緊張関係を身をもって教えてくれた恩人であり、教師でした。70年~80年代の幾何学的抽象による70点以上の版画エディションを送り出すことができました。
菅井汲
《シグナルA》
1976年
シルクスクリーン
(刷り:石田了一)
イメージサイズ:34.0×14.0cm
シートサイズ:40.5×28.5cm
Ed.150
サインあり
菅井汲
《シグナルB》
1976年
シルクスクリーン
(刷り:石田了一)
イメージサイズ:31.5×23.0cm
シートサイズ:40.5×28.5cm
Ed.150
サインあり
菅井汲
《シグナルC》
1976年
シルクスクリーン
(刷り:石田了一)
イメージサイズ:33.0×19.0cm
シートサイズ:40.5×28.5cm
Ed.150
サインあり
菅井汲
《シグナルD》
1976年
シルクスクリーン
(刷り:石田了一)
イメージサイズ:31.5×22.0cm
シートサイズ:40.5×28.5cm
Ed.150
サインあり
菅井汲
《シグナルE》
1976年
シルクスクリーン
(刷り:石田了一)
イメージサイズ:34.5×18.5cm
シートサイズ:40.5×28.5cm
Ed.150
サインあり
菅井汲
《シグナルF》
1976年
シルクスクリーン
(刷り:石田了一)
イメージサイズ:33.0×23.5cm
シートサイズ:40.5×28.5cm
Ed.150
サインあり
菅井汲
《シグナルG》
1976年
シルクスクリーン
(刷り:石田了一)
イメージサイズ:31.5×22.0cm
シートサイズ:40.5×28.5cm
Ed.150
サインあり
■関根伸夫 Nobuo SEKINE
1942年9月12日埼玉県生まれ。1962年多摩美術大学油絵科入学、1966年多摩美術大学大学院油画研究科入学、斉藤義重に師事(1968年卒業)。1968年に第8回現代美術展《位相No.6》、神戸須磨離宮公園現代彫刻展《位相―大地》、第5回長岡現代美術館賞展《位相―スポンジ》などで次々と受賞。日本発の現代美術ムーブメント[もの派]を代表する作家として活躍する。1970年第35回ヴェニス・ビエンナーレに《空相》出品。これを機に渡欧し、1971年帰国。
1973年環境美術研究所を設立(2010年閉所)。1977年デンマーク・ルイジアナ美術館にセキネ・コーナーが完成。1978年ルイジアナ美術館他でヨーロッパ巡回展を開催。2010年上海へ移住。2012年ロサンゼルス南部のパロスバーデス半島に移住し制作活動を行なう。2019年 5月13日ロサンゼルス郊外のトーランス市の病院にて永逝(享年76)。
関根伸夫
位相絵画《波間の符号》
(G15-86)
1988年
位相絵画(ミクストメディア、金)
66.0×53.0cm(F15号)
サインあり
関根伸夫
位相絵画《川の場所》
(B15-2)
1987年
位相絵画(ミクストメディア、黒鉛)
65.5×54.0cm (F15号)
サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
*画廊亭主敬白
メインの企画展(月に一回ほど)とは別に、今月から「一日だけの特集展示」を開催し、新たなコレクションを丁寧に紹介してゆきたいと思います。今回出品のジム・ダインの佳品については森下泰輔さんにご寄稿いただいた「ジム・ダインに関する覚書」をぜひお読みください。
●カタログのご案内
『内間安瑆 Forest Byobu』展図録
発行:ときの忘れもの
発行日:2024年5月17日
サイズ他:25.7×18.2cm、カラー/モノクロ38P
図版:内間安瑆作品26点
テキスト執筆:
長谷見雄二(早稲田大学名誉教授)
水沢勉(美術史家・美術評論家)
比嘉良治(N.Y.ロングアイランド大学名誉教授)
編集:Curio Editors Studio
デザイン:柴田卓
価格:1,650円(税込)+送料250円
●取り扱い作家たちの展覧会情報(5月ー6月)は5月1日ブログに掲載しました。
ときの忘れものの建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。


新たに加わったコレクションをご案内します。
ジム・ダインの〈Vegetables〉シリーズ、菅井汲の〈シグナル〉シリーズ、関根伸夫の位相絵画をご紹介します。
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■ジム・ダイン Jim DINE
1935年アメリカ合衆国オハイオ州に生まれる。1959年NYのジャドソン・ギャラリーでのハプニングでデビュー。1970年ホイットニー美術館にて個展開催。1978年ニューヨーク近代美術館にて個展開催。1997年ヴェネツィア・ビエンナーレに参加。2003年フランス芸術文化勲章受賞。様々な日用品をオブジェとして取り付けたり、アクション・ペインティングの技法を取り入れた絵画などを制作している。アメリカのポップアートを代表する作家である。
5月9日ブログ・森下泰輔「ジム・ダインに関する覚書」をご参照ください。
ジム・ダイン《Vegetables I》
1969年
リトグラフ、コラージュ
Sheet size: 45.0x40.2cm
Ed. AP
サインあり
ジム・ダイン《Vegetables VIII》
1969年
リトグラフ、コラージュ
Sheet size: 45.0x40.7cm
Ed. AP
サインあり
■菅井汲 Kumi SUGAI
1919年神戸市生まれ。本名・菅井貞三。阪急電鉄でデザイナーとして活躍、プロ野球の阪急ブレ-ブスのマークなどを制作。中村貞以に日本画を学ぶが52年渡仏、渡仏間もないクラヴェン画廊での個展が大きな反響を呼び、たちまちパリ美術界のスターとなる。55年から版画制作を開始、生涯に約400点を制作。59年リュブリアナ国際版画展、65年サンパウロ・ビエンナーレ最優秀賞など数多くの国際展で受賞。96年永逝(享年77)。
映画ファンなら誰でも知っているサガンの[悲しみよ、こんにちは]のギャラリーのシーンはまさにデビューしたてのスガイ先生の個展風景です。戦後の国際舞台に単身で闘いを挑み大きな成功を勝ち得た抽象画家スガイ先生は、私にとって版元と画家との緊張関係を身をもって教えてくれた恩人であり、教師でした。70年~80年代の幾何学的抽象による70点以上の版画エディションを送り出すことができました。
菅井汲《シグナルA》
1976年
シルクスクリーン
(刷り:石田了一)
イメージサイズ:34.0×14.0cm
シートサイズ:40.5×28.5cm
Ed.150
サインあり
菅井汲《シグナルB》
1976年
シルクスクリーン
(刷り:石田了一)
イメージサイズ:31.5×23.0cm
シートサイズ:40.5×28.5cm
Ed.150
サインあり
菅井汲《シグナルC》
1976年
シルクスクリーン
(刷り:石田了一)
イメージサイズ:33.0×19.0cm
シートサイズ:40.5×28.5cm
Ed.150
サインあり
菅井汲《シグナルD》
1976年
シルクスクリーン
(刷り:石田了一)
イメージサイズ:31.5×22.0cm
シートサイズ:40.5×28.5cm
Ed.150
サインあり
菅井汲《シグナルE》
1976年
シルクスクリーン
(刷り:石田了一)
イメージサイズ:34.5×18.5cm
シートサイズ:40.5×28.5cm
Ed.150
サインあり
菅井汲《シグナルF》
1976年
シルクスクリーン
(刷り:石田了一)
イメージサイズ:33.0×23.5cm
シートサイズ:40.5×28.5cm
Ed.150
サインあり
菅井汲《シグナルG》
1976年
シルクスクリーン
(刷り:石田了一)
イメージサイズ:31.5×22.0cm
シートサイズ:40.5×28.5cm
Ed.150
サインあり
■関根伸夫 Nobuo SEKINE
1942年9月12日埼玉県生まれ。1962年多摩美術大学油絵科入学、1966年多摩美術大学大学院油画研究科入学、斉藤義重に師事(1968年卒業)。1968年に第8回現代美術展《位相No.6》、神戸須磨離宮公園現代彫刻展《位相―大地》、第5回長岡現代美術館賞展《位相―スポンジ》などで次々と受賞。日本発の現代美術ムーブメント[もの派]を代表する作家として活躍する。1970年第35回ヴェニス・ビエンナーレに《空相》出品。これを機に渡欧し、1971年帰国。
1973年環境美術研究所を設立(2010年閉所)。1977年デンマーク・ルイジアナ美術館にセキネ・コーナーが完成。1978年ルイジアナ美術館他でヨーロッパ巡回展を開催。2010年上海へ移住。2012年ロサンゼルス南部のパロスバーデス半島に移住し制作活動を行なう。2019年 5月13日ロサンゼルス郊外のトーランス市の病院にて永逝(享年76)。
関根伸夫位相絵画《波間の符号》
(G15-86)
1988年
位相絵画(ミクストメディア、金)
66.0×53.0cm(F15号)
サインあり
関根伸夫位相絵画《川の場所》
(B15-2)
1987年
位相絵画(ミクストメディア、黒鉛)
65.5×54.0cm (F15号)
サインあり
こちらの作品の見積り請求、在庫確認はこちらから
※お問合せには、必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記してください。
*画廊亭主敬白
メインの企画展(月に一回ほど)とは別に、今月から「一日だけの特集展示」を開催し、新たなコレクションを丁寧に紹介してゆきたいと思います。今回出品のジム・ダインの佳品については森下泰輔さんにご寄稿いただいた「ジム・ダインに関する覚書」をぜひお読みください。
●カタログのご案内
『内間安瑆 Forest Byobu』展図録発行:ときの忘れもの
発行日:2024年5月17日
サイズ他:25.7×18.2cm、カラー/モノクロ38P
図版:内間安瑆作品26点
テキスト執筆:
長谷見雄二(早稲田大学名誉教授)
水沢勉(美術史家・美術評論家)
比嘉良治(N.Y.ロングアイランド大学名誉教授)
編集:Curio Editors Studio
デザイン:柴田卓
価格:1,650円(税込)+送料250円
●取り扱い作家たちの展覧会情報(5月ー6月)は5月1日ブログに掲載しました。
ときの忘れものの建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

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