8月20日(火)~8月31日(土)「杣木浩一 × 宮脇愛子展」
杣木浩一×宮脇愛子展案内状 表面1200

杣木浩一×宮脇愛子展案内状 宛名面1200



宮脇愛子さんの没後10年を記念して、杣木浩一宮脇愛子の作品をご覧いただきます。

杣木浩一は東京造形大学で成田克彦に学びます。合板で立体をつくり、その上にシナベニヤを張りウレタン塗装を重ね、表面研磨するという工程によって、独特の質感をもつ、反りと膨らみのある表現をしています。1998年に高木修らとABST(抽象)を結成し、定期的に展覧会を開催してきました。また、自身の作品を制作する傍ら、1981年から宮脇愛子のアシスタントを務めました。

宮脇愛子は阿部展也斎藤義重に師事し、油彩制作を始めます。1959~66年欧米各地に滞在して制作活動を行ないました。1966~70年代真鍮、石、ガラスを用いた立体作品を制作。1980年からの代表的な彫刻作品《うつろひ》は、ピアノ線を使って空にドローイングを描くというコンセプトで、モンジュイック・オリンピック広場(バルセロナ)、ラ・デファンス(パリ)、奈義町現代美術館など世界各地にコレクションされています。 晩年は車椅子での不自由な闘病生活にもかかわらず創作意欲は衰えず、ふたたび油彩や墨絵ドローイングを制作し続けました。

本展では深い関わりのあった二人の作品を約25点展示し、展覧会図録を刊行します。

作家の体調不良により、8月24日(土)15時~16時半のギャラリートークと同日17時~19時のパーティーは中止となりました。
ご予約いただいた皆様にお詫び申し上げます。


杣木浩一と宮脇愛子の出品作品26点を収録した展覧会カタログを刊行します。
杣木・宮脇展_カタログ表紙1-4_1200『杣木浩一×宮脇愛子展』カタログ(25.7×17.2㎝、24頁)
発行:ときの忘れもの
発行年:2024年
執筆:杣木浩一
図版:26点掲載(杣木浩一作品13点、宮脇愛子作品13点)
デザイン:岡本一宣デザイン事務所
価格:1,100円(税込)+送料250円
ご注文はこちらから


以下は出品作品です。

No.1
No1_Somaki_2024杣木浩一
無題
2024
ウレタン、合板
25.0×21.0×H241.0cm
サインあり

No.2
No2_Somaki_2021杣木浩一
無題
2021
ウレタン、合板
25.0×21.5×H241.0cm
サインあり

No.3
No3_Somaki杣木浩一
無題
1996
ウレタン、合板
73.0×76.0×H84.0cm
サインあり

No.4
No4_Somaki杣木浩一
無題
2024
ウレタン、合板
各10.0×74.8×6.0cm~10.0×89.0×6.0cm
サインあり

No.5
No5_Somaki杣木浩一
無題
2003
ウレタン、合板
36.2×36.2×6.0cm
サインあり

No.6
No6_Somaki杣木浩一
無題
2006
ウレタン、合板
16.6×16.6×93.0cm
サインあり

No.7
No7_Somaki杣木浩一
無題
1994
ウレタン、合板
21.0×21.0×83.0cm
サインあり

No.8
No8_Somaki杣木浩一
無題
1990
カシュー、合板
30.5×200.8×13.5cm
サインあり

No.9
No9_Somaki_1998杣木浩一
無題
1998
ウレタン、合板
21.6×21.6×8.3cm
サインあり

No.10
No10_Somaki杣木浩一
無題
1998
ウレタン、合板
21.6×21.6×8.3cm
サインあり

No.11
No11_Somaki杣木浩一
無題
2021
ウレタン、合板
8.5×20.5×H10.5cm
サインあり


No.12
No12_杣木浩一ドローイング1杣木浩一
無題
2014
鉛筆、紙
イメージサイズ:18.5×5.2cm
台紙サイズ:36.6×25.7cm
サインあり


No.13
No13_杣木浩一ドローイング2杣木浩一
無題
2014
鉛筆、紙
イメージサイズ:21.2×8.0cm
台紙サイズ:36.6×25.7cm
サインあり


杣木浩一 Koichi SOMAKI
1952年新潟県に生まれる。1979年東京造形大学絵画専攻卒業。1981年に東京造形大学聴講生として成田克彦に学び、1981~2014年に宮脇愛子アトリエで制作の手伝いを行なう。2002~2006年には東京造形大学で非常勤講師を務めた。 1979年真和画廊(東京)での初個展から、1993年ギャラリーaM(東京)、2000年川崎IBM市民文化ギャラリー(神奈川)、2015年ベイスギャラリー(東京)など、現在までに20以上の個展を開催。 主なグループ展に2001年より現在まで定期開催中の「ABST」展、1985年「第3回釜山ビエンナーレ」(韓国)、1991年川崎市市民ミュージアム「色相の詩学」展(神奈川)、2003年カスヤの森現代美術館「宮脇愛子と若手アーチストたち」展(神奈川)、2018年池田記念美術館「八色の森の美術」展(新潟)など。制作依頼、収蔵は1984年 グラスアート赤坂、1986年 韓国々立現代美術館、2002 年グランボア千葉ウィングアリーナ、2013年B-tech Japan Bosendorfer他多数。


No.14
No14_宮脇愛子1961_tri宮脇愛子
Work
1961
油彩、大理石粉、パネル
91.0×72.5cm
サインあり



No.15
No15_Miyawaki Megu宮脇愛子
MEGU
ガラス
33.0×12.0×17.3cm

No.16
No16_Miyawaki宮脇愛子
Work
1973
真鍮
15.0×15.0×15.0cm
Ed. 6
共箱にサイン、本体に刻印あり

No.17
No17_宮脇愛子_Untitled_エッチング宮脇愛子
Untitled
1980
エッチング
イメージサイズ: 35.5×19.8cm
シートサイズ: 56.5×38.0cm
Ed. 25
サインあり
現代版画センターエディション

No.18 No.19
No18_19Miyawaki宮脇愛子
上《Golden Egg(A)》21.0×12.0×H4.5cm
下《Golden Egg(B)》17.5×10.0×H3.0cm
1982
ブロンズ
Ed. 50
刻印あり、共箱にサインあり


No.20
No20_宮脇愛子 ピアノ線 27.5×22.0cm (1)宮脇愛子
Work (4)
1983
ピアノ線
46.5×37.9cm
サインあり


No.21
No21_Miyawaki宮脇愛子
うつろひ GRAY-i
1984
シルクスクリーン
イメージサイズ:31.5×44.5cm
シートサイズ:44.7×58.0cm" Ed. 20
サインあり


No.22
No22_宮脇愛子2013_05宮脇愛子
Work
2013
紙に銀ペン
イメージサイズ:23.2×28.5cm
シートサイズ:29.8×42.0cm
サインと年記あり



No.23
No23_宮脇愛子2013_17宮脇愛子
Work
2013
ミクストメディア
イメージサイズ:50.0×43.0cm
シートサイズ:53.5×46.0cm
サインと年記あり


No.24
No24_宮脇愛子2013_27宮脇愛子
Work
2013
ミクストメディア
イメージサイズ:34.0×25.0cm
シートサイズ:46.5×38.6cm
サインと年記あり


No.25
No25_宮脇愛子Untitled2014_20Ftri宮脇愛子
Untitled
2014
キャンバスに油彩
61.0×73.0cm
裏にサインと年記あり


No.26
No26_宮脇愛子_うつろひポスター宮脇愛子 "Utsurohi" 1959-1989 ポスター(ポートレート写真:マン・レイ、デザイン:磯崎新、プリント:岡部徳三)
シルクスクリーン
87.7×62.1cm
宮脇愛子のサインあり、マン・レイの刷り込みサインあり



No.27
宮脇愛子「work」1957年 油彩
宮脇愛子
《Work》
1957
ミクストメディア
40.5×50.5 cm


No.28
宮脇愛子宮脇愛子
《Work》
1973
真鍮
H15.0×15.0×15.0cm
Ed.6
刻印あり


No.29
20240807125135_00001宮脇愛子
『宮脇愛子銅版画集 1980』より《作品 III》
1980年
エッチング
イメージサイズ:9.4×10.4cm
Ed.50
サインあり
現代版画センターエディション


No.30
表紙
hommage_02
hommage_03宮脇愛子
『Hommage a Man Ray マン・レイへのオマージュ』(DVD付き)
2010
シルクスクリーン入り小冊子、宮脇愛子ドローイング入り、ときの忘れものエディション
18.0×14.5cm折本形式(蛇腹)、表裏各15ページ
Ed.25
宮脇愛子のサイン入り



No.31
miyawaki_18宮脇愛子
《Work2013-18》
2013
ミクストメディア
イメージサイス:47.5×41.0cm
サインと年記あり



宮脇愛子 Aiko MIYAWAKI
1929年東京生まれ。1952年日本女子大学文学部史学科卒業。阿部展也、斎藤義重に師事。1957-66年欧米各地に滞在し、制作活動を行なう。真鍮、石、ガラスを用いた立体作品のほか油彩や墨絵を制作。代表的な彫刻作品〈うつろい〉は、モンジュイック・オリンピック広場(バルセロナ)、ラ・デファンス(パリ)、奈義町現代美術館など世界各地にコレクションされている。1998年神奈川県立近代美術館で回顧展、国内外で多数開催。2014年8月20日84歳で永逝。
宮脇のシルクスクリーンや銅版画からは繊細で静かな華やかさが漂う。マン・レイが撮影したモナリザのポーズの若き日の宮脇の肖像写真は、夫君の磯崎新のデザインでシルクスクリーンのポスターになった。しなやかな金属ワイヤーによる〈うつろい〉がもたらす軽やかで爽やかな空間のゆらぎは、宮脇の独創で、自然と人間の感性が共鳴する新たな現代美術の可能性を人々に訴えかけている。


*画廊亭主敬白
8月17日は敬愛するフェルナン・レジェとミース=ファン=デル=ローエの命日です。
フェルナン・レジェ(Fernand Leger、1881年2月4日 - 1955年8月17日)74歳
ミース=ファン=デル=ローエ(1886年3月27日~1969年8月17日)83歳

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フェルナン・レジェ
〈ALBUM OF 10 SERIGRAPHS〉より《無題》
シルクスクリーン
Sheet size: 42.2x23.0cm
Ed. 200
サインあり
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取り扱い作家たちの展覧会情報(7月ー8月)は7月1日ブログに掲載しました。

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ときの忘れものの建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS ときの忘れもの
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 
E-mail:info@tokinowasuremono.com 
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。