宮脇愛子先生は2014年8月20日に亡くなられました。
あれから10年。
宮脇先生は早くから世界各地で制作活動を展開され、その交友関係は幅広く多彩でした。
その一端は宮脇アトリエに在籍した杣木浩一先生の回想「宮脇愛子さんとの出会い」(ただいまブログ連載中、毎月8日更新)に詳しいのでぜひお読みください。
●宮脇愛子、私が出逢った作家たち~マン・レイ
ジュリエット・マン・レイ(左)、宮脇愛子(中央)、マン・レイ(右)
パリのマン・レイのアトリエにて、1960年頃
「マン・レイは友だちをとても大切にする人でした。そして、いったん友だちときめた人は絶対に信用して変わることがありません。ですから、古くからの友だちであるハンス・リヒターが紹介してくれた私のことも家族の一員のように温かく迎えてくれたのです。」


宮脇愛子
『Hommage a Man Ray マン・レイへのオマージュ』(DVD付き)
2010
シルクスクリーン入り小冊子、宮脇愛子ドローイング入り、ときの忘れものエディション
18.0×14.5cm折本形式(蛇腹)、表裏各15ページ
Ed.25
宮脇愛子のサイン入り
宮脇愛子
《Work》
1961
油彩、大理石粉、パネル
91.0×72.5cm
サインあり
宮脇愛子 "Utsurohi" 1959-1989 ポスター
ポートレート写真:マン・レイ
デザイン:磯崎新
ミラーフィルムにシルクスクリーン(刷り:岡部徳三)
87.7×62.1cm
宮脇愛子のサインあり
マン・レイの刷り込みサインあり

1980年9月 堤清二(左)、宮脇愛子(右)
現代版画センター企画「宮脇愛子展」於:銀座・ギャラリーせいほう
宮脇愛子
《Untitled》
1980
エッチング
イメージサイズ: 35.5×19.8cm
シートサイズ: 56.5×38.0cm
Ed. 25
サインあり
現代版画センターエディション

1983年11月 関根伸夫(左)、宮脇愛子(中央)、二村裕子(右)
GAギャラリー開館記念「磯崎新展」
●宮脇愛子、私が出逢った作家たち ~辻邦生
1984年11月 宮脇愛子(左)、辻邦生(右)
現代版画センター主催「宮脇愛子 新作版画展」(渋谷・ギャラリー方寸)
「二年半もの時間をかけて完結した辻邦生氏の長編小説『背教者ユリアヌス』の本の装丁で、私は迷いに迷って、大袈裟な言い方をすれば、この旅に出るまでに、もう十冊もの本をつくった感じだったのだけれども、ユリアヌスにぴったりのものが見つからず、ともあれ、ユリアヌスの舞台をこの眼で確かめてみたいと、このエーゲ海の船旅に飛出してきたわけである。」
宮脇愛子
上《Golden Egg(A)》21.0×12.0×H4.5cm
下《Golden Egg(B)》17.5×10.0×H3.0cm
1982
ブロンズ
Ed. 50
刻印あり、共箱にサインあり
●宮脇愛子、私が出逢った作家たち~斎藤義重
「私は、ひそかに絵を描いていて、発表するなんて夢にも思っていなかったころ、斎藤先生がたまたま遊びにいらして、「絵というものは、人が見る事を意識して自分でも見ないとだめだ」という事をとくとくと説いてくださった。つまり実際に外に出してみないと、客観性は生まれないということです。」
宮脇愛子
《Work (4)》
1983
ピアノ線
46.5×37.9cm
サインあり
●宮脇愛子、私が出逢った作家たち~阿部展也
「私がポーランドで展覧会ができたのも、やはり阿部先生からの情報があったからです。阿部先生のところには国籍を問わずいろんな国の人が集まっていました。」
宮脇愛子
《うつろひ GRAY-i》
1984
シルクスクリーン
イメージサイズ:31.5×44.5cm
シートサイズ:44.7×58.0cm" Ed. 20
サインあり

1999年10月 磯崎新(左)、荒井由泰(中央、マイク)、宮脇愛子(右)
於・福井県勝山市・中上邸イソザキホール(磯崎新設計)
●宮脇愛子、私が出逢った作家たち~瀧口修造
「おそらく私にとって瀧口修造さんとの最初の出逢いは、『妖精の距離』であった。その詩画集を下落合の阿部展也氏のアトリエで見せていただいた。」
宮脇愛子
《Work》
2013
紙に銀ペン
イメージサイズ:23.2×28.5cm
シートサイズ:29.8×42.0cm
サインと年記あり
●宮脇愛子、私が出逢った作家たち~南桂子 ナウム・ガボ
「初対面の私に、はじめてとは思えないほどの打ちとけた話し方をなさるので、私は、その話しぶりのようなものにすっかり感動してしまった。」

2010年4月 「The NUDE 写真展」に来廊、
於・ときの忘れもの(青山)

2010年10月「マン・レイと宮脇愛子展」 三宅一生(右) 於・ときの忘れもの(青山)

2010年10月「マン・レイと宮脇愛子展」 右から磯崎新、宮脇愛子、朝山耿吉、細江英公、カイ・ファルクマン(スウェーデン俳句協会会長、同国外務省特別顧問)、綿貫不二夫
於・ときの忘れもの(青山)

2010年10月「マン・レイと宮脇愛子展」 妹島和世
於・ときの忘れもの(青山)

2012年6月、銀座・ギャラリーせいほうの宮脇愛子展オープニング 槇文彦
宮脇愛子
《Work2013-18》
2013
ミクストメディア
イメージサイス:47.5×41.0cm
サインと年記あり

2012年6月、銀座・ギャラリーせいほうの宮脇愛子展オープニング
宮脇愛子
《Untitled》
2014
キャンバスに油彩
61.0×73.0cm
裏にサインと年記あり
2012年にときの忘れものが発行した宮脇愛子オリジナル・シルクスクリーン入り図録(DVD付)『La Rencontre, c´est merveilleuse 宮脇愛子、私が出逢った作家たち』には、作家たちとの交友・影響についての宮脇先生のエッセイを掲載しています。

*
ときの忘れもので開催中の「杣木浩一×宮脇愛子展」は8月31日までの開催です。また、日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴ「宮脇愛子インタヴュー」もこの機会にあわせてご覧ください。
※クリックすると再生します。
※右下の「全画面」ボタンをクリックすると動画が大きくなります。
◆「杣木浩一×宮脇愛子」展
会期:2024年8月20日(火)~8月31日(土)※日・月・祝日休廊
出品作品の詳細は8月17日ブログに掲載しました。

●「杣木浩一×宮脇愛子」展カタログを刊行
ときの忘れもの 2024年 25.7×17.2㎝ 24P
執筆:杣木浩一
図版:26点掲載(杣木浩一13点、宮脇愛子13点)
編集:尾立麗子(ときの忘れもの)
デザイン:岡本一宣デザイン事務所
価格:1,100円(税込み)+送料250円
オンラインでも販売中です。

ときの忘れものの建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS ときの忘れもの
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
あれから10年。
宮脇先生は早くから世界各地で制作活動を展開され、その交友関係は幅広く多彩でした。
その一端は宮脇アトリエに在籍した杣木浩一先生の回想「宮脇愛子さんとの出会い」(ただいまブログ連載中、毎月8日更新)に詳しいのでぜひお読みください。
●宮脇愛子、私が出逢った作家たち~マン・レイ

ジュリエット・マン・レイ(左)、宮脇愛子(中央)、マン・レイ(右)
パリのマン・レイのアトリエにて、1960年頃
「マン・レイは友だちをとても大切にする人でした。そして、いったん友だちときめた人は絶対に信用して変わることがありません。ですから、古くからの友だちであるハンス・リヒターが紹介してくれた私のことも家族の一員のように温かく迎えてくれたのです。」


宮脇愛子『Hommage a Man Ray マン・レイへのオマージュ』(DVD付き)
2010
シルクスクリーン入り小冊子、宮脇愛子ドローイング入り、ときの忘れものエディション
18.0×14.5cm折本形式(蛇腹)、表裏各15ページ
Ed.25
宮脇愛子のサイン入り
宮脇愛子《Work》
1961
油彩、大理石粉、パネル
91.0×72.5cm
サインあり
宮脇愛子 "Utsurohi" 1959-1989 ポスターポートレート写真:マン・レイ
デザイン:磯崎新
ミラーフィルムにシルクスクリーン(刷り:岡部徳三)
87.7×62.1cm
宮脇愛子のサインあり
マン・レイの刷り込みサインあり

1980年9月 堤清二(左)、宮脇愛子(右)
現代版画センター企画「宮脇愛子展」於:銀座・ギャラリーせいほう
宮脇愛子《Untitled》
1980
エッチング
イメージサイズ: 35.5×19.8cm
シートサイズ: 56.5×38.0cm
Ed. 25
サインあり
現代版画センターエディション

1983年11月 関根伸夫(左)、宮脇愛子(中央)、二村裕子(右)
GAギャラリー開館記念「磯崎新展」
●宮脇愛子、私が出逢った作家たち ~辻邦生
1984年11月 宮脇愛子(左)、辻邦生(右)現代版画センター主催「宮脇愛子 新作版画展」(渋谷・ギャラリー方寸)
「二年半もの時間をかけて完結した辻邦生氏の長編小説『背教者ユリアヌス』の本の装丁で、私は迷いに迷って、大袈裟な言い方をすれば、この旅に出るまでに、もう十冊もの本をつくった感じだったのだけれども、ユリアヌスにぴったりのものが見つからず、ともあれ、ユリアヌスの舞台をこの眼で確かめてみたいと、このエーゲ海の船旅に飛出してきたわけである。」
宮脇愛子上《Golden Egg(A)》21.0×12.0×H4.5cm
下《Golden Egg(B)》17.5×10.0×H3.0cm
1982
ブロンズ
Ed. 50
刻印あり、共箱にサインあり
●宮脇愛子、私が出逢った作家たち~斎藤義重
「私は、ひそかに絵を描いていて、発表するなんて夢にも思っていなかったころ、斎藤先生がたまたま遊びにいらして、「絵というものは、人が見る事を意識して自分でも見ないとだめだ」という事をとくとくと説いてくださった。つまり実際に外に出してみないと、客観性は生まれないということです。」
宮脇愛子《Work (4)》
1983
ピアノ線
46.5×37.9cm
サインあり
●宮脇愛子、私が出逢った作家たち~阿部展也
「私がポーランドで展覧会ができたのも、やはり阿部先生からの情報があったからです。阿部先生のところには国籍を問わずいろんな国の人が集まっていました。」
宮脇愛子《うつろひ GRAY-i》
1984
シルクスクリーン
イメージサイズ:31.5×44.5cm
シートサイズ:44.7×58.0cm" Ed. 20
サインあり

1999年10月 磯崎新(左)、荒井由泰(中央、マイク)、宮脇愛子(右)
於・福井県勝山市・中上邸イソザキホール(磯崎新設計)
●宮脇愛子、私が出逢った作家たち~瀧口修造
「おそらく私にとって瀧口修造さんとの最初の出逢いは、『妖精の距離』であった。その詩画集を下落合の阿部展也氏のアトリエで見せていただいた。」
宮脇愛子《Work》
2013
紙に銀ペン
イメージサイズ:23.2×28.5cm
シートサイズ:29.8×42.0cm
サインと年記あり
●宮脇愛子、私が出逢った作家たち~南桂子 ナウム・ガボ
「初対面の私に、はじめてとは思えないほどの打ちとけた話し方をなさるので、私は、その話しぶりのようなものにすっかり感動してしまった。」

2010年4月 「The NUDE 写真展」に来廊、
於・ときの忘れもの(青山)

2010年10月「マン・レイと宮脇愛子展」 三宅一生(右) 於・ときの忘れもの(青山)

2010年10月「マン・レイと宮脇愛子展」 右から磯崎新、宮脇愛子、朝山耿吉、細江英公、カイ・ファルクマン(スウェーデン俳句協会会長、同国外務省特別顧問)、綿貫不二夫
於・ときの忘れもの(青山)

2010年10月「マン・レイと宮脇愛子展」 妹島和世
於・ときの忘れもの(青山)

2012年6月、銀座・ギャラリーせいほうの宮脇愛子展オープニング 槇文彦
宮脇愛子《Work2013-18》
2013
ミクストメディア
イメージサイス:47.5×41.0cm
サインと年記あり

2012年6月、銀座・ギャラリーせいほうの宮脇愛子展オープニング
宮脇愛子《Untitled》
2014
キャンバスに油彩
61.0×73.0cm
裏にサインと年記あり
2012年にときの忘れものが発行した宮脇愛子オリジナル・シルクスクリーン入り図録(DVD付)『La Rencontre, c´est merveilleuse 宮脇愛子、私が出逢った作家たち』には、作家たちとの交友・影響についての宮脇先生のエッセイを掲載しています。

*
ときの忘れもので開催中の「杣木浩一×宮脇愛子展」は8月31日までの開催です。また、日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴ「宮脇愛子インタヴュー」もこの機会にあわせてご覧ください。
※クリックすると再生します。
※右下の「全画面」ボタンをクリックすると動画が大きくなります。
◆「杣木浩一×宮脇愛子」展
会期:2024年8月20日(火)~8月31日(土)※日・月・祝日休廊
出品作品の詳細は8月17日ブログに掲載しました。

●「杣木浩一×宮脇愛子」展カタログを刊行
ときの忘れもの 2024年 25.7×17.2㎝ 24P執筆:杣木浩一
図版:26点掲載(杣木浩一13点、宮脇愛子13点)
編集:尾立麗子(ときの忘れもの)
デザイン:岡本一宣デザイン事務所
価格:1,100円(税込み)+送料250円
オンラインでも販売中です。

ときの忘れものの建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS ときの忘れもの
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
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