今週のおすすめ作品はル・コルビュジエの《マッチ箱と二人の女》です。

《マッチ箱と二人の女》
1933年以降
リトグラフ
イメージサイズ: 29.0×21.0cm
シートサイズ:50.3×36.0cm
Ed.250
刷り込みサインあり
現在パナソニック汐留美術館で開催中の「ル・コルビュジエ 諸芸術の綜合 1930-1965」展のチラシに掲載されている《マッチ箱と二人の女》(1933年、油彩)と同じモチーフですね。

油彩画は森稔さんのコレクション蔵となっています。
------------------
また、本日3月12日はアメリカの建築家であり、ポストモダン建築を代表する一人であるマイケル・グレイヴス(1934年7月9日 - 2015年3月12日)の没後10年にあたります。
幅広く商業ビルや住宅の設計を行い、インテリアデザインでも評価されたグレイヴスは1983年に「第1回アイカ現代建築セミナー」講師として来日して以降、百道浜の集合住宅(1989年 福岡市)、御堂筋ミナミビル(1990年 大阪市中央区)、カスミつくばセンター(1992年)、ファミール月島グランスイートタワー(2002年 東京都中央区)など日本の建築も数多く手がけてきました。
「没後60年 ル・コルビュジエ 建築讃歌」展にはグレイヴス作品も複数出品しておりますので、ぜひこの機会にお立ち寄りください。
マイケル・グレイヴス

《作品 ドローイング》
1989
紙に鉛筆、色鉛筆
Image size:13.0x81.0cm
Signed

マイケル・グレイヴス
《Design for Architecture》
1976年
シルクスクリーン
イメージサイズ:27.0×33.8cm
シートサイズ:40.2×50.4cm
Ed.80
Signed
*画廊亭主敬白
また昔話。
1983年ころ、ある日、磯崎アトリエに呼ばれて磯崎新先生から
「マイケル・グレイヴスが来るんだ、あいつは建築家じゃなくて絵描きだよ。少し案内してやってくれ」と突然の命令。
日本語専門の亭主は英語はできない、車も無ければ運転もできない。
友人のデパート専門の画商・山下伸さんに頼み込み、彼の商売用のハイエース(まあ額を詰め込む輸送用の車ですね)にマイケル・グレイヴスと同伴の美女を乗せて都内をあちこち走り回りました。
夜は大学の同級生の落合良行君(亭主の大学4年間の町工場の守衛アルバイトに付き合い、一銭も受け取らなかった恩人、おかげで亭主は仕送り無しで卒業できた)が勤めていた高輪プリンスホテルの豪華和室でただみたいな料金で晩餐。磯崎アトリエの番頭さんだった藤江秀一さんが付き合ってくれました。

東京成城にあった緑蔭小舎にて
マイケル・グレイブスと柳田冨美子さん(左)
◆「没後60年 ル・コルビュジエ 建築讃歌」
会期:2025年3月11日(火)~3月22日(土) 11:00-19:00 ※日・月・祝日休廊
*出品作品の詳細は3月1日ブログに掲載しました。

ル・コルビュジエは 建築設計とともに油彩、彫刻、版画を精力的に制作しました。本展では版画作品を紹介するとともに、磯崎新、安藤忠雄、マイケル・グレイブス、六角鬼丈、高松伸など建築家のドローイング、版画作品も併せてご覧いただきます。
●ときの忘れものの建築は阿部勤先生の設計です。
建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。


《マッチ箱と二人の女》
1933年以降
リトグラフ
イメージサイズ: 29.0×21.0cm
シートサイズ:50.3×36.0cm
Ed.250
刷り込みサインあり
現在パナソニック汐留美術館で開催中の「ル・コルビュジエ 諸芸術の綜合 1930-1965」展のチラシに掲載されている《マッチ箱と二人の女》(1933年、油彩)と同じモチーフですね。

油彩画は森稔さんのコレクション蔵となっています。
------------------
また、本日3月12日はアメリカの建築家であり、ポストモダン建築を代表する一人であるマイケル・グレイヴス(1934年7月9日 - 2015年3月12日)の没後10年にあたります。
幅広く商業ビルや住宅の設計を行い、インテリアデザインでも評価されたグレイヴスは1983年に「第1回アイカ現代建築セミナー」講師として来日して以降、百道浜の集合住宅(1989年 福岡市)、御堂筋ミナミビル(1990年 大阪市中央区)、カスミつくばセンター(1992年)、ファミール月島グランスイートタワー(2002年 東京都中央区)など日本の建築も数多く手がけてきました。
「没後60年 ル・コルビュジエ 建築讃歌」展にはグレイヴス作品も複数出品しておりますので、ぜひこの機会にお立ち寄りください。
マイケル・グレイヴス

《作品 ドローイング》
1989
紙に鉛筆、色鉛筆
Image size:13.0x81.0cm
Signed

マイケル・グレイヴス
《Design for Architecture》
1976年
シルクスクリーン
イメージサイズ:27.0×33.8cm
シートサイズ:40.2×50.4cm
Ed.80
Signed
*画廊亭主敬白
また昔話。
1983年ころ、ある日、磯崎アトリエに呼ばれて磯崎新先生から
「マイケル・グレイヴスが来るんだ、あいつは建築家じゃなくて絵描きだよ。少し案内してやってくれ」と突然の命令。
日本語専門の亭主は英語はできない、車も無ければ運転もできない。
友人のデパート専門の画商・山下伸さんに頼み込み、彼の商売用のハイエース(まあ額を詰め込む輸送用の車ですね)にマイケル・グレイヴスと同伴の美女を乗せて都内をあちこち走り回りました。
夜は大学の同級生の落合良行君(亭主の大学4年間の町工場の守衛アルバイトに付き合い、一銭も受け取らなかった恩人、おかげで亭主は仕送り無しで卒業できた)が勤めていた高輪プリンスホテルの豪華和室でただみたいな料金で晩餐。磯崎アトリエの番頭さんだった藤江秀一さんが付き合ってくれました。

東京成城にあった緑蔭小舎にて
マイケル・グレイブスと柳田冨美子さん(左)
◆「没後60年 ル・コルビュジエ 建築讃歌」
会期:2025年3月11日(火)~3月22日(土) 11:00-19:00 ※日・月・祝日休廊
*出品作品の詳細は3月1日ブログに掲載しました。

ル・コルビュジエは 建築設計とともに油彩、彫刻、版画を精力的に制作しました。本展では版画作品を紹介するとともに、磯崎新、安藤忠雄、マイケル・グレイブス、六角鬼丈、高松伸など建築家のドローイング、版画作品も併せてご覧いただきます。
●ときの忘れものの建築は阿部勤先生の設計です。
建築空間についてはWEBマガジン<コラージ2017年12月号18~24頁>に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間=火曜~土曜の平日11時~19時。日・月・祝日は休廊。
JR及び南北線の駒込駅南口から約8分です。

コメント