本日3月30日は、亭主のどってんばったん人生の中で、40代の足掛け６年に及ぶ編纂事業の末に『資生堂ギャラリー七十五年史』が刊行されてからちょうど30年にあたります。
社史でもない、一部署の歴史の調査編集に多大な労力と資金を費やすことができたのは当時企業文化部を率いた柿崎孝夫さんの功績です。
46名もの研究者たちに参加していただいた同書の編纂はとても亭主一人でできるものではなく、三上豊、柴田卓の名編集者お二人が参加してくれたおかげです。深く、深く感謝する次第です。
＜資生堂のもっともいい時代にそのその企業文化に参加したことを、私もなつかしく思い出しました。
（海野弘先生より、20210425付書簡）
◆『資生堂ギャラリー七十五年史 1919～1994』
発行日：1995年3月30日
監修：富山秀男
企画・編集：資生堂企業文化部（柿崎孝夫、久保豊）
発行：資生堂
発売：求龍堂
制作：(有)ワタヌキ
収録図版約2,500点、収録展覧会約3,000展
Ａ4変型(30.5×23cm) 735頁
編纂委員：阿部公正、飯沢耕太郎、海野弘、五十殿利治、田中日佐夫、富山秀男、横山勝彦、
執筆：赤木里香子、秋山正、阿部公正、飯沢耕太郎、石川毅、海上雅臣、海野弘、大井健地、大泉博一郎、大河内菊雄、大谷省吾、大屋美那、五十殿利治、金子賢治、河田明久、菊屋吉生、北川太一、栗原敦、小池智子、佐々木繁美、島田康寛、清水勲、清水久夫、白石和己、菅原教夫、巣山健、田中日佐夫、富山秀男、中村圭介、中村誠、野地耕一郎、林洋子、福原義春、藤森照信、藤谷陽悦、増野恵子、松永伍一、六岡康光、村上公司、諸山正則、矢口國夫、柳沢秀行、山本武夫、横山勝彦、吉田漱、綿貫不二夫、
デザイン監修：中村誠
アートディレクション：北澤敏彦
記録作成：綿貫不二夫、柴田卓、三上豊
＊我が国で最も長い歴史を持つ資生堂ギャラリーの歩みと、そこで開催された展覧会の記録を開催当時の資料によって正確に復元したドキュメントである。
美術、写真、工芸、建築、演劇、舞踊、服飾、文芸、デザインなど、あらゆる文化の流れを一望できる。展覧会開催当時の原資料徹底的に渉猟、網羅。今まで不十分だった戦時中の芸術家たちの活動など美術史の空白をも埋める資料性の高い厚い一冊。
大正8年から75年間に展覧会を開催した作家や、主催者・後援者、さらに展評等を執筆した人物は約五千名にのぼり、主催・後援団体は六百余あるが、そのすべてを本文記録編に収録した。特に個展や二人展を開いた約千名については有名無名を問わず略歴を記載し、資生堂を拠点としたグループ・団体については結成の経緯、構成メンバーについても詳述した。どんな作品を発表したかについても作品名はもちろん、図版を豊富に収録してる。
また重要な展覧会や埋もれた作家については、46名の専門研究者がコラムや解説約 190本を執筆しており、読み物としても充分な内容を持っている。資生堂の記録のみならず書誌事項に重点を置いた「関連年表」は一般読者のみならず、研究者にとって便利なものとなるに違いない。
本書には多彩で幅広い分野の人々とグループ・団体が数多く登場するが、それらに関して細大漏らさず、一万件をこえる完全な索引が巻末にまとめられており、美術史研究には欠かせない。
執筆者のうち最年少だったのが大谷省吾先生（当時26歳、現・東京国立近代美術館副館長）、最高齢は大泉博一郎先生（当時92歳、1903年・明治36年生まれ）でした。
46名の研究者に190本の原稿を執筆依頼したのですが、下記がその一覧です。
『資生堂ギャラリー七十五年史 1919～1994』執筆者(五十音順、数字は掲載頁)
赤木理香子「『オヒサマ』と大正児童文化」 38
赤木理香子「武井武雄」 62
赤木理香子「山本鼎と農民美術研究所」 52
赤木理香子「松の画家 新道繁」476
秋山正「三日月と南蛮堂」325
阿部公正「黒田朋信」356
飯沢耕太郎「A・L・コーバンとその影響」57
飯沢耕太郎「有賀乕五郎の肖像写真」 64
飯沢耕太郎「写真家・福原路草」 145
飯沢耕太郎「浪華写真倶楽部と関西写壇」 49
飯沢耕太郎「西山清の風景写真」 60
飯沢耕太郎「日本写真会の活動」61
飯沢耕太郎「野島康三と兜屋画堂」73
飯沢耕太郎「長谷川傳次郎 山岳写真と仏像写真」264
飯沢耕太郎「日高長太郎と愛友写真倶楽部」43
飯沢耕太郎「福原信三と寫眞藝術社」39
飯沢耕太郎「山沢栄子の世界」 318
石川毅「資生堂絵具と児童画」 282
海野弘「化粧品ポスター」 88
海野弘「香水とハンドバッグ」110
海野弘 「子供服と児童文化」37
海野弘 「セルロイド」70
海野弘「チェインストア」106
海野弘「中元・年末贈答品」 85
海野弘「人形文化」 130
海野弘「パブロワの来日」45
海野弘「パリのファッションとインテリア」58
海野弘「福原信三と資生堂」12
海野弘「舞台美術とディスプレー」121
海野弘 「山名文夫」323
海野弘「夢二と「どんたく社」人形展」 100
海野弘「洋装文化」 118
海野弘「ラジオの時代」66
海上雅臣「資生堂絵具時代」282
海上雅臣「棟方志功油絵展」340
大井健地 「靉光、三点の自画像の制作」255
大泉博一郎「銀座・大正一二年」 51
大河内菊雄「清光会——志賀直哉と後藤眞太郎」 169
大谷省吾「安孫子真人とその仲間たち」234
大谷省吾「荒井龍男」259
大谷省吾「伊藤久三郎」 256
大谷省吾「牛島憲之」 466
大谷省吾「川口軌外」 314
大谷省吾「川端実」 329
大谷省吾「古賀春江」 98
大谷省吾「シュルレアリスムと前衛絵画運動——福沢一郎」 139
大谷省吾「瀧口修造と新浪漫派」 199
大谷省吾「名井万亀」 294
大谷省吾「脇田和」 442
大屋美那「一九三〇、一九四〇年代における女性画家の活動」189
大屋美那「牧野義雄と栗原忠二」140
五十殿利治「銀座を歩く・考現学と舞台美術 吉田謙吉の軌跡」 283
五十殿利治「震災とバラック建築」:50
五十殿利治「大正期新興美術運動における離合集散 仲田定之助と二つの「三科」」 74
五十殿利治「高木長葉」353
五十殿利治「ナターリヤ・ゴンチャローヴァとミハイル・ラリオーノフ」 47
五十殿利治 「中川紀元」251
五十殿利治「中原実と画廊九段」 75
五十殿利治「西村伊作と文化学院」71
五十殿利治「夢の推移——実験工房と駒井哲郎」316
柿崎孝夫「あとがき」732
金子賢治「新井謹也のモダニズム」146
金子賢治「岩田久利」474
金子賢治「型会と昭和一〇年代の工芸界」 178
金子賢治「加守田章二の「大挫折道」」419
金子賢治「木村和一の事蹟」 53
金子賢治「志村ふくみの「精神の色」」,368
金子賢治「富本憲吉の「立体の美術」」34
金子賢治「真赤土工芸会と「生活工芸」 」305
金子賢治「山田 喆」 257
金子賢治「山本正年」 293
金子賢治「山脇道子の「新しい織物」――ファイバーワークの淵源」 128
金子賢治「和田三造と有田焼」126
河田明久「岡鹿之助と日本の油彩」 364
河田明久「香月泰男」 406
河田明久「島崎鶏二と島崎蓊助」150
河田明久「十五年戦争期の美術界」 , 271
河田明久「古沢岩美―もう一つの戦争画」302
河田明久「山口薫」 377
菊屋吉生「岩崎鐸」300
菊屋吉生「筵上会」 281
菊屋吉生「新美術人協会」 243
菊屋吉生「高木長葉と蒼空邦画会」177
菊屋吉生「玉村方久斗」 266
菊屋吉生「藤田隆治」291
菊屋吉生「村雲大撲子と青鷺社」237
北川太一「最初の画廊=琅玕洞始末記」 29
北川太一 「高村光太郎賞と連翹会展」361
北川太一「美術評論家川路柳虹」87
栗原敦「菊岡久利」 229
栗原敦「北原白秋と日光社」55
栗原敦「正木ひろしと「近きより」」227
小池智子「洋風版画会」 104
佐々木繁美「澤田哲郎」 336
島田康寛「梅原龍三郎と福原信三」 132
島田康寛「岸田劉生とその周辺」180
島田康寛「小磯良平」482
島田康寛「須田国太郎」 , 123
島田康寛「津高和一」 337
島田康寛「野長瀬晩花」 101
島田康寛「長谷川三郎」127
島田康寛「吉原治良」135
清水勲「銀座回顧展と文化人たち」83
清水勲「小村雪岱とその挿絵の時代」225
清水久夫「南方への憧れ——染木煦と土方久功」 146
清水久夫「向井潤吉——民家を訪ねて」299
白石和己「赤地友哉」424
白石和己「装飾美術家協会」 30
白石和己「帝国工芸会と近代工芸運動」91
白石和己「内藤四郎」 459
白石和己「紅房と琉球漆工芸」212
菅原教夫 「企業と美術館、ギャラリー」512
巣山健「横堀角次郎と「三酉会」」 289
田中日佐夫「奥田元宋の個展」 288
田中日佐夫「川島理一郎と福原信三との関係」 350
田中日佐夫 「小松均・岩崎勝平二人展」296
田中日佐夫「塩月桃甫と台湾美術界」 333
田中日佐夫「関尚美堂と日本画展」 96
田中日佐夫「戦時中の不思議な展覧会——京都日本画壇の展覧会」 198
田中日佐夫「野村清六の個展活動」 398
田中日佐夫「忘れられた画家 楠瓊州の個展」 164
富山秀男「監修者序」8
富山秀男「資生堂ギャラリー第一期(1919～1927)概説」24
富山秀男「資生堂ギャラリー第二期(1928～1945)概説」80
富山秀男「資生堂ギャラリー第三期(1946～1955)概説」276
富山秀男「資生堂ギャラリー第四期(1956～1973)概説」348
富山秀男「資生堂ギャラリー第五期(1974～1994)概説」404
富山秀男「今泉篤男と資生堂ギャラリー」357
中村圭介「梶田恵」 28
中村圭介「斎藤佳三」 76
中村圭介「渡辺明」 147
中村誠「資生堂ギャラリーのデザイン展」313
野地耕一郎「一采社」253
野地耕一郎 「上村松篁」426
野地耕一郎「奥村土牛」 409
野地耕一郎「小泉智英」 414
野地耕一郎「髙山辰雄・思索と象徴」 437
野地耕一郎 「山本丘人の初個展」122
野地耕一郎「横山操・戦後日本画の寵児」 385
野地耕一郎「四方田草炎 自己完結するデッサン」 290
野地耕一郎「六篠社の俊秀たち――東山魁夷、橋本明治」112
野地耕一郎 「瑠爽画社・新日本画の模索」151
林洋子「石井柏亭と鶴三」239
林洋子「荻島安二と日本マネキン外史」163
林洋子「堀内正和の一九六〇年代」379
福原義春「刊行の辞」6
福原義春「福原信義と園芸」36
藤森照信 「資生堂ギャラリーの建築空間の変遷と建築家たち」15
藤森照信「大正の建築家たち」67
藤谷陽悦「自然保護の先駆――風景協会」168
藤谷陽悦「帝都復興一都市美協会の活動」102
藤谷陽悦「渡辺六郎と大船田園都市計画」44
藤谷陽悦「レーモンドが育てた建築家たち」174
増野恵子「明治初期洋画研究」233
松永伍一「奇妙なドラマ 長谷川利行と天城俊彦」 223
松永伍一 「禅からピカソへ 井上三綱」308
松永伍一「知の贅沢に生きる 御木本隆三」 108
松永征一「反骨流浪の画家 高島野十郎」303
六岡康光「佐藤忠良さんのこと」 447
六岡康光「深沢紅子さんのこと」413
六岡康光「舟越保武さんのこと」451
村上公司「高橋英吉と齊々会」161
諸山正則「青田五良と上加茂染織協団」142
諸山正則「金重陶陽」 185
諸山正則 「北大路魯山人と小野賢一郎」111
諸山正則 「近藤悠三」195
諸山正則「新工人工芸展」 320
諸山正則「鈴木治」 464
諸山正則「創作工芸協会」311
諸山正則「PK人形クラブ」210
諸山正則「八木一夫」 434
諸山正則「安原喜明」136
矢口國夫 「アジアの美術」504
矢口國夫「日本美術の海外紹介と国際作家の活躍」 496
柳沢秀行 「群小グループに拠った前衛作家たち」196
柳沢秀行「里見勝蔵と日本のフォーヴ」176
柳沢秀行「戦争と画家一靉光と松本竣介(新人画会)」 267
柳沢秀行「高間惣七」158
柳沢秀行 「難波田龍起」330
柳沢秀行「橋本平八と近代木彫」124
柳沢秀行「平櫛田中」370
山本武夫「二つの研究発表会」193
横山勝彦「昆野恆」 331
横山勝彦「清宮質文」391
横山勝彦「戦後美術から現代の美術へ」 399
横山勝彦 「中谷泰」487
横山勝彦「美術機構の復活」278
吉田漱「桑原羊次郎と肉筆浮世絵コレクション」89
吉田漱「在野の浮世絵研究家 吉田暎二」 295
綿貫不二夫 「生方誠 大正のモダンボーイ」59
綿貫不二夫「恩地孝四郎と創作版画運動」 269
綿貫不二夫「企業文化部の発足」 492
綿貫不二夫「今純三とエッチング」 214
綿貫不二夫「新東京百景と諏訪兼紀」 119
綿貫不二夫「第四次椿会の発足」,500
綿貫不二夫 「西田武雄と室内社画堂」197
綿貫不二夫「福原信三と資生堂ギャラリー年譜」518
綿貫不二夫「安成三兄弟」 40
残念なことに鬼籍に入られた方も少なくありませんが、多くが第一線で活躍されています。
資生堂、及び資生堂ギャラリーが一企業の枠を超えて文化全般に大きな足跡を残した（そしていまも続く）ことがよくわかるリストだと自画自賛し、30年の歳月を噛みしめています。
●ときの忘れものの建築空間についてはＷＥＢマガジン＜コラージ2017年12月号18～24頁＞に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込５丁目４の１ LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間＝火曜～土曜の平日11時～19時。日・月・祝日は休廊。
ＪＲ及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
社史でもない、一部署の歴史の調査編集に多大な労力と資金を費やすことができたのは当時企業文化部を率いた柿崎孝夫さんの功績です。
46名もの研究者たちに参加していただいた同書の編纂はとても亭主一人でできるものではなく、三上豊、柴田卓の名編集者お二人が参加してくれたおかげです。深く、深く感謝する次第です。
＜資生堂のもっともいい時代にそのその企業文化に参加したことを、私もなつかしく思い出しました。
（海野弘先生より、20210425付書簡）
◆『資生堂ギャラリー七十五年史 1919～1994』
発行日：1995年3月30日監修：富山秀男
企画・編集：資生堂企業文化部（柿崎孝夫、久保豊）
発行：資生堂
発売：求龍堂
制作：(有)ワタヌキ
収録図版約2,500点、収録展覧会約3,000展
Ａ4変型(30.5×23cm) 735頁
編纂委員：阿部公正、飯沢耕太郎、海野弘、五十殿利治、田中日佐夫、富山秀男、横山勝彦、
執筆：赤木里香子、秋山正、阿部公正、飯沢耕太郎、石川毅、海上雅臣、海野弘、大井健地、大泉博一郎、大河内菊雄、大谷省吾、大屋美那、五十殿利治、金子賢治、河田明久、菊屋吉生、北川太一、栗原敦、小池智子、佐々木繁美、島田康寛、清水勲、清水久夫、白石和己、菅原教夫、巣山健、田中日佐夫、富山秀男、中村圭介、中村誠、野地耕一郎、林洋子、福原義春、藤森照信、藤谷陽悦、増野恵子、松永伍一、六岡康光、村上公司、諸山正則、矢口國夫、柳沢秀行、山本武夫、横山勝彦、吉田漱、綿貫不二夫、
デザイン監修：中村誠
アートディレクション：北澤敏彦
記録作成：綿貫不二夫、柴田卓、三上豊
＊我が国で最も長い歴史を持つ資生堂ギャラリーの歩みと、そこで開催された展覧会の記録を開催当時の資料によって正確に復元したドキュメントである。
美術、写真、工芸、建築、演劇、舞踊、服飾、文芸、デザインなど、あらゆる文化の流れを一望できる。展覧会開催当時の原資料徹底的に渉猟、網羅。今まで不十分だった戦時中の芸術家たちの活動など美術史の空白をも埋める資料性の高い厚い一冊。
大正8年から75年間に展覧会を開催した作家や、主催者・後援者、さらに展評等を執筆した人物は約五千名にのぼり、主催・後援団体は六百余あるが、そのすべてを本文記録編に収録した。特に個展や二人展を開いた約千名については有名無名を問わず略歴を記載し、資生堂を拠点としたグループ・団体については結成の経緯、構成メンバーについても詳述した。どんな作品を発表したかについても作品名はもちろん、図版を豊富に収録してる。
また重要な展覧会や埋もれた作家については、46名の専門研究者がコラムや解説約 190本を執筆しており、読み物としても充分な内容を持っている。資生堂の記録のみならず書誌事項に重点を置いた「関連年表」は一般読者のみならず、研究者にとって便利なものとなるに違いない。
本書には多彩で幅広い分野の人々とグループ・団体が数多く登場するが、それらに関して細大漏らさず、一万件をこえる完全な索引が巻末にまとめられており、美術史研究には欠かせない。
執筆者のうち最年少だったのが大谷省吾先生（当時26歳、現・東京国立近代美術館副館長）、最高齢は大泉博一郎先生（当時92歳、1903年・明治36年生まれ）でした。
46名の研究者に190本の原稿を執筆依頼したのですが、下記がその一覧です。
『資生堂ギャラリー七十五年史 1919～1994』執筆者(五十音順、数字は掲載頁)
赤木理香子「『オヒサマ』と大正児童文化」 38
赤木理香子「武井武雄」 62
赤木理香子「山本鼎と農民美術研究所」 52
赤木理香子「松の画家 新道繁」476
秋山正「三日月と南蛮堂」325
阿部公正「黒田朋信」356
飯沢耕太郎「A・L・コーバンとその影響」57
飯沢耕太郎「有賀乕五郎の肖像写真」 64
飯沢耕太郎「写真家・福原路草」 145
飯沢耕太郎「浪華写真倶楽部と関西写壇」 49
飯沢耕太郎「西山清の風景写真」 60
飯沢耕太郎「日本写真会の活動」61
飯沢耕太郎「野島康三と兜屋画堂」73
飯沢耕太郎「長谷川傳次郎 山岳写真と仏像写真」264
飯沢耕太郎「日高長太郎と愛友写真倶楽部」43
飯沢耕太郎「福原信三と寫眞藝術社」39
飯沢耕太郎「山沢栄子の世界」 318
石川毅「資生堂絵具と児童画」 282
海野弘「化粧品ポスター」 88
海野弘「香水とハンドバッグ」110
海野弘 「子供服と児童文化」37
海野弘 「セルロイド」70
海野弘「チェインストア」106
海野弘「中元・年末贈答品」 85
海野弘「人形文化」 130
海野弘「パブロワの来日」45
海野弘「パリのファッションとインテリア」58
海野弘「福原信三と資生堂」12
海野弘「舞台美術とディスプレー」121
海野弘 「山名文夫」323
海野弘「夢二と「どんたく社」人形展」 100
海野弘「洋装文化」 118
海野弘「ラジオの時代」66
海上雅臣「資生堂絵具時代」282
海上雅臣「棟方志功油絵展」340
大井健地 「靉光、三点の自画像の制作」255
大泉博一郎「銀座・大正一二年」 51
大河内菊雄「清光会——志賀直哉と後藤眞太郎」 169
大谷省吾「安孫子真人とその仲間たち」234
大谷省吾「荒井龍男」259
大谷省吾「伊藤久三郎」 256
大谷省吾「牛島憲之」 466
大谷省吾「川口軌外」 314
大谷省吾「川端実」 329
大谷省吾「古賀春江」 98
大谷省吾「シュルレアリスムと前衛絵画運動——福沢一郎」 139
大谷省吾「瀧口修造と新浪漫派」 199
大谷省吾「名井万亀」 294
大谷省吾「脇田和」 442
大屋美那「一九三〇、一九四〇年代における女性画家の活動」189
大屋美那「牧野義雄と栗原忠二」140
五十殿利治「銀座を歩く・考現学と舞台美術 吉田謙吉の軌跡」 283
五十殿利治「震災とバラック建築」:50
五十殿利治「大正期新興美術運動における離合集散 仲田定之助と二つの「三科」」 74
五十殿利治「高木長葉」353
五十殿利治「ナターリヤ・ゴンチャローヴァとミハイル・ラリオーノフ」 47
五十殿利治 「中川紀元」251
五十殿利治「中原実と画廊九段」 75
五十殿利治「西村伊作と文化学院」71
五十殿利治「夢の推移——実験工房と駒井哲郎」316
柿崎孝夫「あとがき」732
金子賢治「新井謹也のモダニズム」146
金子賢治「岩田久利」474
金子賢治「型会と昭和一〇年代の工芸界」 178
金子賢治「加守田章二の「大挫折道」」419
金子賢治「木村和一の事蹟」 53
金子賢治「志村ふくみの「精神の色」」,368
金子賢治「富本憲吉の「立体の美術」」34
金子賢治「真赤土工芸会と「生活工芸」 」305
金子賢治「山田 喆」 257
金子賢治「山本正年」 293
金子賢治「山脇道子の「新しい織物」――ファイバーワークの淵源」 128
金子賢治「和田三造と有田焼」126
河田明久「岡鹿之助と日本の油彩」 364
河田明久「香月泰男」 406
河田明久「島崎鶏二と島崎蓊助」150
河田明久「十五年戦争期の美術界」 , 271
河田明久「古沢岩美―もう一つの戦争画」302
河田明久「山口薫」 377
菊屋吉生「岩崎鐸」300
菊屋吉生「筵上会」 281
菊屋吉生「新美術人協会」 243
菊屋吉生「高木長葉と蒼空邦画会」177
菊屋吉生「玉村方久斗」 266
菊屋吉生「藤田隆治」291
菊屋吉生「村雲大撲子と青鷺社」237
北川太一「最初の画廊=琅玕洞始末記」 29
北川太一 「高村光太郎賞と連翹会展」361
北川太一「美術評論家川路柳虹」87
栗原敦「菊岡久利」 229
栗原敦「北原白秋と日光社」55
栗原敦「正木ひろしと「近きより」」227
小池智子「洋風版画会」 104
佐々木繁美「澤田哲郎」 336
島田康寛「梅原龍三郎と福原信三」 132
島田康寛「岸田劉生とその周辺」180
島田康寛「小磯良平」482
島田康寛「須田国太郎」 , 123
島田康寛「津高和一」 337
島田康寛「野長瀬晩花」 101
島田康寛「長谷川三郎」127
島田康寛「吉原治良」135
清水勲「銀座回顧展と文化人たち」83
清水勲「小村雪岱とその挿絵の時代」225
清水久夫「南方への憧れ——染木煦と土方久功」 146
清水久夫「向井潤吉——民家を訪ねて」299
白石和己「赤地友哉」424
白石和己「装飾美術家協会」 30
白石和己「帝国工芸会と近代工芸運動」91
白石和己「内藤四郎」 459
白石和己「紅房と琉球漆工芸」212
菅原教夫 「企業と美術館、ギャラリー」512
巣山健「横堀角次郎と「三酉会」」 289
田中日佐夫「奥田元宋の個展」 288
田中日佐夫「川島理一郎と福原信三との関係」 350
田中日佐夫 「小松均・岩崎勝平二人展」296
田中日佐夫「塩月桃甫と台湾美術界」 333
田中日佐夫「関尚美堂と日本画展」 96
田中日佐夫「戦時中の不思議な展覧会——京都日本画壇の展覧会」 198
田中日佐夫「野村清六の個展活動」 398
田中日佐夫「忘れられた画家 楠瓊州の個展」 164
富山秀男「監修者序」8
富山秀男「資生堂ギャラリー第一期(1919～1927)概説」24
富山秀男「資生堂ギャラリー第二期(1928～1945)概説」80
富山秀男「資生堂ギャラリー第三期(1946～1955)概説」276
富山秀男「資生堂ギャラリー第四期(1956～1973)概説」348
富山秀男「資生堂ギャラリー第五期(1974～1994)概説」404
富山秀男「今泉篤男と資生堂ギャラリー」357
中村圭介「梶田恵」 28
中村圭介「斎藤佳三」 76
中村圭介「渡辺明」 147
中村誠「資生堂ギャラリーのデザイン展」313
野地耕一郎「一采社」253
野地耕一郎 「上村松篁」426
野地耕一郎「奥村土牛」 409
野地耕一郎「小泉智英」 414
野地耕一郎「髙山辰雄・思索と象徴」 437
野地耕一郎 「山本丘人の初個展」122
野地耕一郎「横山操・戦後日本画の寵児」 385
野地耕一郎「四方田草炎 自己完結するデッサン」 290
野地耕一郎「六篠社の俊秀たち――東山魁夷、橋本明治」112
野地耕一郎 「瑠爽画社・新日本画の模索」151
林洋子「石井柏亭と鶴三」239
林洋子「荻島安二と日本マネキン外史」163
林洋子「堀内正和の一九六〇年代」379
福原義春「刊行の辞」6
福原義春「福原信義と園芸」36
藤森照信 「資生堂ギャラリーの建築空間の変遷と建築家たち」15
藤森照信「大正の建築家たち」67
藤谷陽悦「自然保護の先駆――風景協会」168
藤谷陽悦「帝都復興一都市美協会の活動」102
藤谷陽悦「渡辺六郎と大船田園都市計画」44
藤谷陽悦「レーモンドが育てた建築家たち」174
増野恵子「明治初期洋画研究」233
松永伍一「奇妙なドラマ 長谷川利行と天城俊彦」 223
松永伍一 「禅からピカソへ 井上三綱」308
松永伍一「知の贅沢に生きる 御木本隆三」 108
松永征一「反骨流浪の画家 高島野十郎」303
六岡康光「佐藤忠良さんのこと」 447
六岡康光「深沢紅子さんのこと」413
六岡康光「舟越保武さんのこと」451
村上公司「高橋英吉と齊々会」161
諸山正則「青田五良と上加茂染織協団」142
諸山正則「金重陶陽」 185
諸山正則 「北大路魯山人と小野賢一郎」111
諸山正則 「近藤悠三」195
諸山正則「新工人工芸展」 320
諸山正則「鈴木治」 464
諸山正則「創作工芸協会」311
諸山正則「PK人形クラブ」210
諸山正則「八木一夫」 434
諸山正則「安原喜明」136
矢口國夫 「アジアの美術」504
矢口國夫「日本美術の海外紹介と国際作家の活躍」 496
柳沢秀行 「群小グループに拠った前衛作家たち」196
柳沢秀行「里見勝蔵と日本のフォーヴ」176
柳沢秀行「戦争と画家一靉光と松本竣介(新人画会)」 267
柳沢秀行「高間惣七」158
柳沢秀行 「難波田龍起」330
柳沢秀行「橋本平八と近代木彫」124
柳沢秀行「平櫛田中」370
山本武夫「二つの研究発表会」193
横山勝彦「昆野恆」 331
横山勝彦「清宮質文」391
横山勝彦「戦後美術から現代の美術へ」 399
横山勝彦 「中谷泰」487
横山勝彦「美術機構の復活」278
吉田漱「桑原羊次郎と肉筆浮世絵コレクション」89
吉田漱「在野の浮世絵研究家 吉田暎二」 295
綿貫不二夫 「生方誠 大正のモダンボーイ」59
綿貫不二夫「恩地孝四郎と創作版画運動」 269
綿貫不二夫「企業文化部の発足」 492
綿貫不二夫「今純三とエッチング」 214
綿貫不二夫「新東京百景と諏訪兼紀」 119
綿貫不二夫「第四次椿会の発足」,500
綿貫不二夫 「西田武雄と室内社画堂」197
綿貫不二夫「福原信三と資生堂ギャラリー年譜」518
綿貫不二夫「安成三兄弟」 40
残念なことに鬼籍に入られた方も少なくありませんが、多くが第一線で活躍されています。
資生堂、及び資生堂ギャラリーが一企業の枠を超えて文化全般に大きな足跡を残した（そしていまも続く）ことがよくわかるリストだと自画自賛し、30年の歳月を噛みしめています。
●ときの忘れものの建築空間についてはＷＥＢマガジン＜コラージ2017年12月号18～24頁＞に特集されています。
〒113-0021 東京都文京区本駒込５丁目４の１ LAS CASAS
TEL: 03-6902-9530、FAX: 03-6902-9531 E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/
営業時間＝火曜～土曜の平日11時～19時。日・月・祝日は休廊。
ＪＲ及び南北線の駒込駅南口から約8分です。
コメント