今日は先週の続きで、1983年に刊行した「アンディ・ウォーホル展 1983~1984カタログ」の<編集後記>の校正をし、この作業は終了しました。そして、読み合わせをしましたが、初回の読み合わせに比べて、比較的スムーズに出来た気がしますが、何せ長い文章だったので、喉が渇きました。19時に近くの和食料理・北海屋さんに行きました。メンバーは、月刊誌「室内」の塩野さんと奥様の和子さん、青森県弘前市で旅館を営んでいらっしゃる石場さん、建築の編集者でこの春から東京大学大学院に入った吉川さん、ときの忘れもの社長の令子さん、綿貫さん、そして私です。令子さんと綿貫さん以外、皆初対面ですが、建築の話題で盛り上がりまた。皆さん知識が豊富で、 私は話に付いて行けず、ひたすら聞き役にしか回れませんでしたが、面白い話を沢山聞くことができました。石場旅館(図1)は明治12年に建てた古い建物だそうですが、古い建物の保存に悩みを抱えているそうです。古い建物は壊され、現代や未来に受ける現代建築が次々に建設されている時代ですが、その中で、弘前の昔ながらの旅館は時代に取り残されていくのでは・・・という危機感を持っている石場さんに、皆声を揃えて古い建物は貴重な財産だから残していくべきだ・・・とおっしゃっていました。10月には石場旅館に泊まり、前川國男はじめ弘前の建築を訪ねるツアーを企画するそうです。壊すエネルギーも残すエネルギーもどちらとも大変な労力が必要だと思います。最後に、名刺を交換し合い、お互い力になり合うことを言い交わしていました。新たなnetworkがここで誕生しました。出逢いから生まれることは沢山あります。出逢いの場に参加させて戴き、とても感謝しております。ありがとうございました。これからも、多くの出逢いの場に参加し、素敵な方々と出逢っていきたいです。6be753ae.jpg緑が繁っている庭石場旅館の内装