“ときの忘れもの”今週のオークション 2005.12.24
 

--------------------------------------

<<ギャラリーときの忘れものだより・・・『舟越保武・難波田龍起展』28日まで開催中!>>

--------------------------------------

クリスマスはいかがお過ごしでしょうか。東京はカラカラですが、大雪でたいへんなクリスマスを過ごされていらっしゃる方々にはお見舞い申し上げます。

開催中の「舟越・難波田展」は28日までです。暮れのお忙しい時期とは存じますが、ぜひお出かけください。

画廊のほうは12月29日から翌年1月5日まで休廊いたしますが、ヤフーオークションは1月1日に新しいラインナップを出品する予定でおります。お屠蘇でも召し上がりながらご覧になってください。また画廊は6日から平常営業で、来年の企画展第1弾は20日から「小野隆生展」を開催いたします。お楽しみに!

------------------------------

<<今週の話題・・・銀座の画廊>>

------------------------------

17日の朝日新聞の夕刊のトップに「銀座の画廊に陰り」と題した記事が載っていました。銀座の画廊の数が減り続けていて、絵画の世界での銀座ブランドが脅かされているということでしたが、私にはあまり真意の良くわからない記事でした。確かに銀座の画廊は減ってはいるかもしれませんが、多くはすぐ隣の京橋に移っているだけです。理由は、記事にもあるように銀座の家賃が高いからで、それほど便の変わらなくて家賃の安いところに移ったとしてもそれほど不思議なことではないと思います。ニューヨークでも画廊街が家賃の高騰で別の場所に移っていくということはある話で、そもそも記事の言う「銀座ブランド」とは、画廊側のことか、そこで作品を発表する作家の側のことなのか。作品を買うコレクターのことでないことは確かだと思います。コレクターは、その作家の作品が良ければどこまででも追いかけて行くものです。美術業界の多様化を言うなら、もう少し書きようがあったのではと思いますが...マリオンではいつもお世話になっているのですが、ちょっとひとこと言わせていただきました。

                 (ときの忘れものスタッフ 三浦次郎)