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＜＜ギャラリーときの忘れものだより・・・「小野隆生展」開催中！＞＞

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小野隆生さんの個展も半ばを過ぎ、あと1週間なのですが、いまだに残りの新作4点が届きません。小野さんから出荷の連絡もないので、きっとまだ発送してくださってないのでしょう。すっかりイタリア人になりきっている小野さんらしいといえば言えるのですが．．．。そう言えば、小野さんは昨年、運転免許を取得なさったそうです。小野さんの性格を知るときの忘れもののメンバーは、誰一人としてその車に乗りたいとは言いません。小野隆生展は、2月4日までです。

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＜＜今週の話題・・・卒業制作＞＞

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いま、美大を卒業する学生さん達には卒業（修了）制作提出の時期です。今週、東京芸術大学の卒制の内覧会があり、見てまいりました。今年大学院を修了してベルリンに留学する橋爪彩さんは、8点展示していて、うち2点が新作でしたが、旧作と比較すると技術的な向上は一目瞭然で、画面の構成も良くなっており、また欲しくなってしまいました。大学の卒制の方たちは、作品のほかに自画像を制作・展示することになっていて、そちらを見るのも楽しいものです。絵はうまければ良いというものではありませんが、同じ卒業生でもレベルの差は結構あるものだとあらためて思いました。また、僕のひいきの学生さんが作品を完成させられなかったと、涙を流していたのには何と声を掛けて良いやら、慰めようもありませんでした。卒業制作展（2月22日から26日）まで1ヶ月ありますが、一度提出した作品には手を入れることが出来ず、そのまま展示され、大学に収蔵されるとのこと。そして、これらの作品が、大学院への切符となるかどうかともなれば真剣にならざるを得ません。マスコミではスポーツのみが取り上げられますが、絵画や音楽などの芸術の厳しさはスポーツ以上のものがあるといえます。音楽で成功率3割なんてお話になりません、10割が要求されますからね。

来週は、私は1週間お休みをいただきまして、ニューヨークで見聞を拡げてまいります。メカスさんにもお会いする予定です。戻りましたらご報告させていただきますので、お楽しみに！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ときの忘れものスタッフ　三浦次郎）