d3816982.jpg◆第129回企画展 アンディ・ウォーホル展 FROM THE PERSONAL COLLECTION OF Yutaka KURIYAMA


会期=2006年4月21日[金]~5月13日[土]  *日曜・月曜・祝日は休廊
ポップ・アートの旗手としてますますその輝きを増すアンディ・ウォーホル(1928~1987年)の版画作品と、故・栗山豊の蒐集した1960年代~1990年代の新聞、雑誌、カタログ、ポスターなど資料300点を展示します。
http://www.tokinowasuremono.com/tenrankag/izen/tk0604/tk0604.html#129

■知る人ぞ知る史上最強のウォーホルのウォッチャーだった栗山豊は、1946年に和歌山県の田辺に生まれた。父が南方熊楠に師事したというから、後年の栗山の何でも蒐集癖は血かも知れない。文化学院を卒業後は、看板描きや、新宿、銀座、上野の街頭で似顔絵描きとして生計をたてていた。春になると全国の主要なお祭りに出かける、寅さんの如き生涯だった。栗山が60年代から集めた膨大なアンディ・ウォーホルに関する資料類は、 1983年、及び1996年の大規模な回顧展の折にはカタログ編集の重要な源泉となった。
2001年2月22日街で倒れ、病院に運ばれるが誰にも看取られず死去、奇しくもウォーホルの命日だった。友人たちは天国でウォーホルに再会し、彼の似顔絵を描いているに違いないと噂している。