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<<ギャラリーときの忘れものだより・・・来週から永井桃子展です!>>
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ついこの間までアンディ・ウォーホルのにぎやかな切抜きの喧騒の中にいたのが、今はまっさらな壁に永井桃子さんの物言わぬ植物の作品がかけてあります。
永井さんの描く植物は、一見、砂漠などの乾燥地帯に植生する果肉植物のようですが、画面からはなぜか湿潤な空気すら感じます。油彩約10点、ドローイング5点を出品予定です。初日の26日(金)には17時からオープニング・パーティを行いますので、ぜひお出かけください。
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<<今週の話題・・・写真展2題>>
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今週は、恵比寿の東京都写真美術館で二つの写真展を見ました。
一つは、ギィ・ブルダンというシャルル・ジョルダンなどの広告写真で知られるファッション写真家の展覧会です。大胆な構図と色彩、そして、こんな写真、広告で使うの?と思うようなきわどい内容の作品が展示されていました。きわどいというのは、決してエロチックということだけではなく、死のイメージのことです。写真家と広告主の信頼関係がなせることだったのでしょう。ディジタルでは得られない、美しいプリントでした。
5月27日まで。
もうひとつは、オーストラリアの女性写真家で、先住民族のアボリジニの女性や子供を多く撮影し、黒人人形などもシンボリックに使って、いまだに残る白人からの差別を訴え続けているデスティニー・ディーコンの展覧会です。ギィ・ブルダンとはまったく逆の、粒子の粗い、ピントも合ってないような写真ですが、それがそういった内容を逆に生々しく感じさせる力のある作品でした。
オーストラリ
アには演奏旅行で2度ほど行ったことがあり、現地の方たちのあたたかいもてなしなどを受けて、その人柄の良さを感じましたが、そこでこのような差別が根強く残っているというのは、にわかには信じられませんが、どこにでもそういった暗部があることを考えさせられます。6月11日まで。
写真展の話題をもうひとつ。イタリアン・ヴォーグなどのファッション雑誌で活躍している写真家パオロ・ロヴェルシの写真展が6月3日から25日まで、横浜赤レンガ倉庫1号館で開催されます。「Studio」と題された写真展ですが、このタイトルは彼の新しい写真集のタイトルでもあります。数年前から出る出ると言っていて、ずっと待たされていましたが、いざ出るとなると価格が高くて、手が出せないのでした。彼は、独特の色彩感覚、スタイルを持った作家で、彼を模倣した写真家をそちらこちらで見受けます。とにかくお薦めの展覧会です! (ときの忘れものスタッフ 三浦次郎)
<<ギャラリーときの忘れものだより・・・来週から永井桃子展です!>>
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ついこの間までアンディ・ウォーホルのにぎやかな切抜きの喧騒の中にいたのが、今はまっさらな壁に永井桃子さんの物言わぬ植物の作品がかけてあります。
永井さんの描く植物は、一見、砂漠などの乾燥地帯に植生する果肉植物のようですが、画面からはなぜか湿潤な空気すら感じます。油彩約10点、ドローイング5点を出品予定です。初日の26日(金)には17時からオープニング・パーティを行いますので、ぜひお出かけください。
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<<今週の話題・・・写真展2題>>
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今週は、恵比寿の東京都写真美術館で二つの写真展を見ました。
一つは、ギィ・ブルダンというシャルル・ジョルダンなどの広告写真で知られるファッション写真家の展覧会です。大胆な構図と色彩、そして、こんな写真、広告で使うの?と思うようなきわどい内容の作品が展示されていました。きわどいというのは、決してエロチックということだけではなく、死のイメージのことです。写真家と広告主の信頼関係がなせることだったのでしょう。ディジタルでは得られない、美しいプリントでした。
5月27日まで。
もうひとつは、オーストラリアの女性写真家で、先住民族のアボリジニの女性や子供を多く撮影し、黒人人形などもシンボリックに使って、いまだに残る白人からの差別を訴え続けているデスティニー・ディーコンの展覧会です。ギィ・ブルダンとはまったく逆の、粒子の粗い、ピントも合ってないような写真ですが、それがそういった内容を逆に生々しく感じさせる力のある作品でした。
オーストラリ
アには演奏旅行で2度ほど行ったことがあり、現地の方たちのあたたかいもてなしなどを受けて、その人柄の良さを感じましたが、そこでこのような差別が根強く残っているというのは、にわかには信じられませんが、どこにでもそういった暗部があることを考えさせられます。6月11日まで。
写真展の話題をもうひとつ。イタリアン・ヴォーグなどのファッション雑誌で活躍している写真家パオロ・ロヴェルシの写真展が6月3日から25日まで、横浜赤レンガ倉庫1号館で開催されます。「Studio」と題された写真展ですが、このタイトルは彼の新しい写真集のタイトルでもあります。数年前から出る出ると言っていて、ずっと待たされていましたが、いざ出るとなると価格が高くて、手が出せないのでした。彼は、独特の色彩感覚、スタイルを持った作家で、彼を模倣した写真家をそちらこちらで見受けます。とにかくお薦めの展覧会です! (ときの忘れものスタッフ 三浦次郎)
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