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＜＜ギャラリーときの忘れものだより・・・来週からフォーゲラーです！＞＞

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永井桃子さんの個展には多数ご来場いただきましてありがとうございました。

朝日新聞の紹介記事をご覧になっていらしたお客様が結構いらっしゃしましたが、新聞に掲載された絵を実際にご覧になり、あの絵が60号という大きさだったことに皆さん驚かれていました。きちんと描かれた絵は、縮尺されても拡大されてもその絵の良さは変わらないものです。

9日（金）からは、北ドイツ、ヴォルプスヴェーデで20世紀初頭に活躍したハインリヒ・フォーゲラーを始めとする作家４名の版画作品をご紹介する展覧会『フォーゲラーとヴォルプスヴェーデ展』を開催したします。版画集『ヴォルプスヴェーデにて』の作品を中心に、フォーゲラーの代表作「春」を併せて出品いたします。なかなか日本では手に入りにくい作品群です。この機会に、ぜひコレクションに加えてください。

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＜＜今週の話題・・・オークションの結果＞＞

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先週書きました、5月26日に開催されたエスト・ウエスト・オークションの「ポスト・ウォー＆コンテンポラリー・アート」の結果が、ウェブで見られるようになりました。エスティメイトと落札金額の差を見てみるのも面白いものです。高くなると思われた作品がそうでもなかったり、この作品がこんな価格になるんだというものも当然あるわけです。

奈良美智の作品は、概ね順当でしたが、5点のドローイングと机のセットが、エスティメイトを超えて1千万円で落札されたのには少し驚きました。ちょっとバブリーな気がします。他には、杉本博司の作品が強く、360～380万円で落札されました。現存作家の写真作品でこんな価格が付くのはすごいですね。グローバルな人気を裏付けています。

僕が持っている作家の作品も、160万円で落札されました。エスティメイト上限より少し下ですが、数年で10倍近い上がり方です。投機目的ではないので、前回にも書いたように、その作家の作品をもう買えなくなるほうがずっと寂しいですね。



　　　　　　　　　　　　　　　　（ときの忘れものスタッフ　三浦次郎）