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<<ギャラリーときの忘れものだより・・・フォーゲラー展始まる!>>

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9日(金)から、『フォーゲラーとヴォルプスヴェーデ展』が始まりました。1897年に制作された版画集『ヴォルプスヴェーデより』に所収されたハインリヒ・フォーゲラーを始めとする作家4名の版画作品に、フォーゲラーの代表作「春」を加えた15点を展示しております。どの作品も、とても100年以上前の作品とは思えないような良い状態です。ぜひ作品と対峙して、作品が語りかけてくる言葉に耳を傾けてくみてださい。この機会を逃すともう二度と出会えないであろう、希少な作品です。



日和崎尊夫ファンに朗報!7月にときの忘れもので第2回の日和崎尊夫展を開催する予定です。また、ギャラリー・トークも予定しておりますので、ホームページを時々チェックしてください。近日中に正式発表いたします。お楽しみに!

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<<今週の話題・・・写真展の話題>>

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以前ご紹介しました私のひいきのファッション写真家パオロ・ロウ゛ェルシの展覧会に行ってきました。日曜でしたので、会場の横浜赤レンガ倉庫は、家族連れやカップルで賑わっていましたが、知名度のないパオロの写真展は人気が少なく、じっくり見ることが出来ました。プラチナ・パラジウム・プリントによる前の写真集「NUDI」のシリーズ、色彩が美しいコム・デ・ギャルソンのシリーズ、そして、モノクロの新しい写真集「STUDIO」のシリーズからと、100点近い作品を見ることが出来、かなり見ごたえのある展覧会でした。

また、東京都写真美術館では、18日まで「東川賞海外作家コレクション展」が開催中です。北海道中部の町東川町は、1985年に「写真の町」を宣言し、毎年国際写真フェスティバルを開催して、国内外の優れた写真家に「東川賞」を授与してきました、その20年を記念してコレクション展を無料で開催しています。しかも、アンケートに答えると無料でカタログがもらえます。私は、ヤン・ソウデックの作品を見たくて出かけましたが、他の作家の作品にも面白いものが多く、たいへん良い展覧会でした。

                (ときの忘れものスタッフ 三浦次郎)