裏原宿の裏のまた裏に入ると、明治通りとは一転していつの間にか静けさの中を歩いている。そんな所に、光と緑が溢れる豪邸が現れる。
6時半からナイト・スタディ・ハウス主催の“自分が欲しいものをつくる・売る インテリアショップ「ワイス・ワイス」ゼロからの8年間 -山田長幸 in WISE・WISE Cafe-”に参加した。
13回目となるナイト・スタディ・ハウスの会場は、ここ「WISE・WISE」というインテリアショップで、オリジナルブランド「WISE・WISE」の家具を提供している。元々は個人の邸宅だった店内は、地下1階、地上2階の白くて大きい一軒家。住宅だった内装は少しいじったもののnLDKは生かされ、今でも住まいを感じさせるゾーニングプランで家具や雑貨が配置されている。バリ風のインテリアに興味がある私にとって、あれも欲しい、これも欲しいと目移りしてしまう家具ばかり。店内を見学した後、この店の経営者のひとりであり、プロダクトデザインも手掛けるこんがり日焼けした山田長幸氏のトークが始まった。
デザイナーとして会社勤めをしていた山田氏は、クライアントの要望に応えるということは容易だったが、誰の要望でもなく自分がいいと思うものをデザインしていくには、自分がお金を出して作る側になればいいと考えた。そして、10年前に友人と株式会社ワイス・ワイスを設立し、家具を製作してもらえる工場を回るも、バブル崩壊後のシビアな日本経済の中ではそう簡単に受けてもらえなかった。そこで、単に好きだったという素材“ラタン”に着目し、インドネシアに飛び立ち、受け入れてくれる工場に出会った。8年前に広尾に店を構え、3年前に神宮前のこの場所に越してきたという。何もかも手弁当のように作り上げて来て、今でも手弁当でやっているという。「何でも自分たちでやるのは楽しいですよ。」と、共感できる素敵なセリフだ。
「夜8時頃に就寝、夜中2時起床」という山田氏は、大切なのはめちゃくちゃ楽しみながらデザインをすること。そんな明るい気持ちで生まれてきた家具たちは、部屋の中をいつまでも明るく照らしてくれるに違いない。また、デザインと一塊で言っても、山田氏の思うデザインは“衣装”という意味を示しているという。コンセプトは特にもたないが、あえていうなら、“Balance & Comfort”。
どんなモノもがっつりデザインし過ぎない、そして偏らない、これが大切らしい。バランスって、自分では気付きにくいもので人ってつい力を入れ過ぎてしまう部分がある。生活でも栄養でも何でも、レーダーチャートでバランスの取れた放射状になるには困難なことだが、一度バランスが崩れると後の祭。過剰にならずに、力まずに、私自身バランスを心がけていこうと思った。
ナイト・スタディ・ハウスの帰り道は、散歩がてらポジティブに自分のことを考えながら帰りたくなる。学校の授業より真剣に聞いている私がそこいた。
(おだちれいこ)







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6時半からナイト・スタディ・ハウス主催の“自分が欲しいものをつくる・売る インテリアショップ「ワイス・ワイス」ゼロからの8年間 -山田長幸 in WISE・WISE Cafe-”に参加した。
13回目となるナイト・スタディ・ハウスの会場は、ここ「WISE・WISE」というインテリアショップで、オリジナルブランド「WISE・WISE」の家具を提供している。元々は個人の邸宅だった店内は、地下1階、地上2階の白くて大きい一軒家。住宅だった内装は少しいじったもののnLDKは生かされ、今でも住まいを感じさせるゾーニングプランで家具や雑貨が配置されている。バリ風のインテリアに興味がある私にとって、あれも欲しい、これも欲しいと目移りしてしまう家具ばかり。店内を見学した後、この店の経営者のひとりであり、プロダクトデザインも手掛けるこんがり日焼けした山田長幸氏のトークが始まった。
デザイナーとして会社勤めをしていた山田氏は、クライアントの要望に応えるということは容易だったが、誰の要望でもなく自分がいいと思うものをデザインしていくには、自分がお金を出して作る側になればいいと考えた。そして、10年前に友人と株式会社ワイス・ワイスを設立し、家具を製作してもらえる工場を回るも、バブル崩壊後のシビアな日本経済の中ではそう簡単に受けてもらえなかった。そこで、単に好きだったという素材“ラタン”に着目し、インドネシアに飛び立ち、受け入れてくれる工場に出会った。8年前に広尾に店を構え、3年前に神宮前のこの場所に越してきたという。何もかも手弁当のように作り上げて来て、今でも手弁当でやっているという。「何でも自分たちでやるのは楽しいですよ。」と、共感できる素敵なセリフだ。
「夜8時頃に就寝、夜中2時起床」という山田氏は、大切なのはめちゃくちゃ楽しみながらデザインをすること。そんな明るい気持ちで生まれてきた家具たちは、部屋の中をいつまでも明るく照らしてくれるに違いない。また、デザインと一塊で言っても、山田氏の思うデザインは“衣装”という意味を示しているという。コンセプトは特にもたないが、あえていうなら、“Balance & Comfort”。
どんなモノもがっつりデザインし過ぎない、そして偏らない、これが大切らしい。バランスって、自分では気付きにくいもので人ってつい力を入れ過ぎてしまう部分がある。生活でも栄養でも何でも、レーダーチャートでバランスの取れた放射状になるには困難なことだが、一度バランスが崩れると後の祭。過剰にならずに、力まずに、私自身バランスを心がけていこうと思った。
ナイト・スタディ・ハウスの帰り道は、散歩がてらポジティブに自分のことを考えながら帰りたくなる。学校の授業より真剣に聞いている私がそこいた。
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