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<<ギャラリーときの忘れものだより>>
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建築家・石山修武さんの展覧会が始まりました。展示のメインであるドローイング作品がなかなか届かず、ずいぶんやきもきさせられましたが、待たされた分、その出来の素晴らしさに驚かされています。今回は、水墨画を思わせるような作品もあれば、鮮やかな色遣いの作品もあり、より一層絵画的世界が広がったように思います。展示にも工夫をしましたので、ぜひ石山さんの世界を楽しみにいらしてください。
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<<今週の話題~芸術の秋のつづき>>
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先週ご紹介した展覧会のうち、二つに行ってまいりました。
ひとつは、東京国立近代美術館の「モダン・パラダイス」。近美の所蔵作品と倉敷の大原美術館の所蔵作品を、あるテーマの下に組み合わせて展示するという試みで、面白い効果を上げていました。菱田春草のとなりにモネの睡蓮があったり、村上華岳の横にスティーグリッツの写真があったりとなかなか変化に富んでいて楽しめます。なかでも最後にあった萬鉄五郎とゴーギャンの組み合わせが圧巻でした。15日まで。
近美に来たら常設を見ないで帰るわけには行きません。での時間がなかったので急ぎ足で回りました。版画のコーナーでは、駒井哲郎と清宮質文が、写真のコーナーでは北井一夫が特集されていました。
ふたつめは、上野の森美術館の「ダリ展」。月曜に行きましたので、さすがに入場待ちということもなくすんなり入れましたが、それでも、中はそこそこの人でした。ダリの絵は、大きさもそれほど大きくなく、描き込みが細かいので近くで見たいのですが、足元にはラインがあるため、みんな前屈みになって絵を見ることになります。何か配慮があってしかるべきだと思いました。
展示されている絵は、10代から死の直前までを網羅しているため、全てが良いとは言えませんが、アベレージは高かったように思います。もう20代半ばの頃には、ほとんどあのスタイルが完成していたというところなど、やはり天才を感じさせ、一見に値する展覧会でした。(スタッフ 三浦次郎)
<<ギャラリーときの忘れものだより>>
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建築家・石山修武さんの展覧会が始まりました。展示のメインであるドローイング作品がなかなか届かず、ずいぶんやきもきさせられましたが、待たされた分、その出来の素晴らしさに驚かされています。今回は、水墨画を思わせるような作品もあれば、鮮やかな色遣いの作品もあり、より一層絵画的世界が広がったように思います。展示にも工夫をしましたので、ぜひ石山さんの世界を楽しみにいらしてください。
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<<今週の話題~芸術の秋のつづき>>
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先週ご紹介した展覧会のうち、二つに行ってまいりました。
ひとつは、東京国立近代美術館の「モダン・パラダイス」。近美の所蔵作品と倉敷の大原美術館の所蔵作品を、あるテーマの下に組み合わせて展示するという試みで、面白い効果を上げていました。菱田春草のとなりにモネの睡蓮があったり、村上華岳の横にスティーグリッツの写真があったりとなかなか変化に富んでいて楽しめます。なかでも最後にあった萬鉄五郎とゴーギャンの組み合わせが圧巻でした。15日まで。
近美に来たら常設を見ないで帰るわけには行きません。での時間がなかったので急ぎ足で回りました。版画のコーナーでは、駒井哲郎と清宮質文が、写真のコーナーでは北井一夫が特集されていました。
ふたつめは、上野の森美術館の「ダリ展」。月曜に行きましたので、さすがに入場待ちということもなくすんなり入れましたが、それでも、中はそこそこの人でした。ダリの絵は、大きさもそれほど大きくなく、描き込みが細かいので近くで見たいのですが、足元にはラインがあるため、みんな前屈みになって絵を見ることになります。何か配慮があってしかるべきだと思いました。
展示されている絵は、10代から死の直前までを網羅しているため、全てが良いとは言えませんが、アベレージは高かったように思います。もう20代半ばの頃には、ほとんどあのスタイルが完成していたというところなど、やはり天才を感じさせ、一見に値する展覧会でした。(スタッフ 三浦次郎)
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