夕方、銀座の資生堂へ打合せに行く。
HOUSE OF SHISEIDO で開催中の「椿会の春 60年の輝き」(~3月11日)の展示換えが来週早々にあり、2階会場に新たに展示される構図分析Ver.2「絵を止めてみよう」(任意に停止できるCGアニメーション)の制作をお手伝いしたからだ。

 無事、打合せを終え、帰りに資生堂ギャラリーを見に行く。猛烈に忙しい日が続き、綿貫さんも私もオープニングに出席できなかった平野薫展。
大展示室に入ると一瞬、作品を見つけられず、床に垂れている糸を辿れば高い天井から吊り下がった可愛いワンピースを発見。ワンピースが解体された細い糸が網目状に垂れている。そして小展示室に入るとまたもやすぐには作品をみつけられず。見渡して作品を探すと、白壁に白いタイムカードが何枚も展示されている。これは、作品制作にかかわった時間を刻字したものらしい。制作こそが彼らの仕事。これらの作品は、平野薫さんという若手の作家さんによるインスタレーション作品。“解体”という発想も私は好きだし、柔らかく繊細なものの解体に面白さを覚えた。アートとしてだけではなく、ファッションという視点から見てみるのもいいと思います。
                             (おだちれいこ)

第一回シセイドウ アートエッグ (資生堂ギャラリーにて)
平野薫展 2月4日(日)まで (急いで!)
次は、水越香重子展 2月9日(金)~3月4日(日)まで。