285c2e2e.jpg“ときの忘れもの”今週のオークション 2007.10.26
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<<ギャラリーときの忘れものだより>>
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写真展「Body and Soul」Part2もいよいよ明日までとなりました。ロベール・ドアノー、マン・レイ、アンドレ・ケルテス、ウィージー、イリナ・イオネスコ、ユージン・スミス、マニュエル・アルヴァレス・ブラーヴォ、井村一巴らの作品17点を展示しております。ご覧いただいた方からは、ご好評をいただき、嬉しい思いでおります。どうぞこの機会をお見逃しなく!
倉庫の引越しも佳境に入り、約半数の移動が終わりました。作品の所在を確認してから順次オークションに出品いたしますので、今しばらくお待ちください。よろしくお願いいたします。
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<<今週の話題~展覧会ふたつ >>
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国立新美術館で二つの展覧会を見て参りました。ひとつは、「フェルメール『牛乳を注ぐ女』とオランダ風俗画展」。この展覧会はフェルメールの1点だけ見れば良いと思っていたので、その分、当時流行した風俗画を気楽に楽しむことが出来ました。フェルメールは、今まで見た他の作品とちょっと印象が違うように思いましたが、さすがに本物の持つオーラはありました。他には、クリストッフェル・ビスホップという画家の「日の当たる一隅」という作品が気に入りました。 (12月17日まで)
二つめは、「安齊重男の“私(パーソナル)・写(フォト)・録(アーカイブス)”1970-2006」。最終日に駆け込みました。作家本人も会場にいらして、お知り合いと話したり、いまだにキャプションの訂正などなさっていました。それにしても、約3000点という大量の写真が年代順に展示されており、圧巻でした。それらは現代美術の個展やグループ展、展覧会などに展示された作品や作家、評論家、画商らを撮ったもので、「安齊重男の写真展」というより、1970年からの「日本の現代美術史展」の様相を呈していました。この頃から、作品は壁に掛けるものだけでなく、インスタレーションが多くなってきましたから、それを残すには写真で撮るしかなかったわけで、今回展示されたものも、多分、安齊さんの撮りためたなかのほんの一部だと思いますが、これはもうたいへん重要な記録となっていますし、なっていくでしょう。見ておいて良かったと思います。
(スタッフ 三浦次郎)
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<<今週のオークションから>>
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◆Z氏コレクション特集
今週も、コレクターであったZ氏が遺したコレクションを出品しております。今後も美術作品から郷土玩具、焼物、ただのお土産品まで、かなり幅広く出品いたしますので、どうぞお楽しみください。
◎Z氏コレクション特集/小島信明/コラージュ作品シート