ジョック・スタージスさんから近況を伝えるメールが来ましたのでご紹介します。
「今年、私たちは、それはもう忙しくしています。5月に二人目の子供が生まれますし、私は、ファッションフォトの撮影のためにしょっちゅう旅をしています。4月には、美術館で講義をするためにスイスに行きます。そして、その数日後にはワークショップで教えたりや講義をするためにノルウェーに出かけます。一年中こんな調子です。」

写真集については、あまり進展はないようですが、Apertureから出版予定のミスティ・ドーンの写真集は、春にはシンガポールで印刷されるそうです。また、ドイツのSteidlから4月に出版されるはずの大判のカラー写真集はまた延期になり、はっきり決まっていませんが、夏ごろまでには出るのではないかというスタージスさんの読みです。
そして、ドイツの別の出版社といくつかの限定出版の写真集に取り掛かっていて、最初に出るものは、作品は10点のみですが、サイズが40x50cmの高精細印刷のものになるようです。
どれも、まだすぐというわけには行かないようですが、楽しみに待ちたいと思います。

ときの忘れものでは、8月にスタージスさんの2回目の個展を開催いたします。スタージスさんが2007年に撮影した新作を中心に展示する予定です。

ジョック・スタージス(Jock STURGES 1947~)
マールボロ大学およびサンフランシスコ・アート・インスティテュートで写真を専攻。北カリフォルニアやフランスのビーチで暮らすヌーディストの家族のポートレートをその美しい自然の中で30年間撮り続けている。8×10の大型カメラで撮影されたモノクロームおよびカラーのプリントは、少女の清冽な美しさ、家族の愛情、自然の詩情を湛えた作品としてメトロポリタン美術館やMOMAなどに所蔵され、高い評価を得ている。

◆ときの忘れものでは「ジャン・ベルト・ヴァンニ『loveーラブー』出版記念展」を開催中です。
本日(25日)は作家が在廊の予定です。