＜＜ギャラリーときの忘れものだより＞＞
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今日から今年最後の企画展「再発見！プリントの美」が始まります。版画と写真、日本語では、「刷る」と「焼き付ける」ですが、英語では同じ"PRINT"です。今回、その両方の「プリント」の美しさや奥深い表現力を再発見していただこうと思います。例年ですと、この時期には入札会をいたしますが、今年はございません。そのかわり、この展覧会では会期中のみの特別価格をつけてございます。価格表をご覧になりたい方は、メールでときの忘れものまでご請求ください。27日までですが、早い者勝ちです。どうぞ、お早めに。
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＜＜今週の話題～三つの写真展＞＞
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東京都写真美術館で「ヴィジョンズ・オブ・アメリカ　第3部」を見ました。1部も2部も見逃したので、最後くらいはと、最終日に駆け込んだのですが、思ったより観客の多いのに驚きました。圧倒的に若い人が多く、これだけ写真に興味を持ってくれているなら、我々の未来もそう悲嘆することはないかもしれないなどとつい思ってしまいました。作品は、ロバート・フランク、リー・フリードランダーはじめ、ナン・ゴールディン、シンディ・シャーマンなど、アメリカを撮った写真、結果的にアメリカのその時代を映すことになった写真など多くの作品が展示されていて、たいへん見ごたえがありました。
階を降りて、日本の若い作家の作品を展示した「オン・ユア・ボディ」を見ましたが、作品の力の希薄さに早々に出ました。上の階の写真作家たちは、写真を自分の表現手段として唯一無二のものとしていますが、これらの若い作家たちは、いろんなメディアのなかで、今のところ写真を使ってます、のように見えてしまい、1点の作品から受ける印象と言うか、力が全然違うように感じました。偏見でしょうか。
また、14日まで千葉市美術館で「20世紀の写真」と題して、国立美術館と千葉市美術館の収蔵作品による展覧会が開催中です。スティーグリッツ、ケルテス、マン・レイ、ラルティーグ、ブレッソンなどのマスター級の作品で写真の歴史を振り返るという試みで、見ごたえ充分です。ただ、こちらは平日だったせいか、ほとんど貸切状態でした。もったいない！
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＜＜今週のオークションから＞＞
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今週は、名実共に日本を代表する現役作家Ay-o靉嘔と元永定正を特集します。